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2007年07月14日
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カテゴリ: Movie(洋画)


本当に3部作と言えるのかどうか怪しいもんですが・・・(笑)
まぁ当初の予定通りウィルとエリザベスの物語にケリがつきました。
前回のレビューでも述べたように、元々2人が主役の物語だったので、流れは元に戻りました。
とうことは「4」があるなら、次回からは別エピソードになるわけで、主役は完全にジャックスパロウになるということでしょうね。
ちなみにもし4作目があるならジョニー・デップは出演したいとインタビューで答えたようです。
このシリーズは1作目で予定外だったジャック・スパロウの人気が 爆発 してしまったので2作目「deadman's chest」3作目「at world's end」と続きましたが・・・
とにかくジャックが見たいという観客の期待に応えるべく・・いやこの場合「需要」でしょうか?
とっちらかって 非常に分かりにくい展開でした。
ですから「deadman's chest」=「2」で、「クラーケン」ことタコの化け物が出てくるようなアトラクション的な内容になってしまうし・・・
結局「at world's end」ではその軌道修正で説明不足の部分が多くて大変でした。
本来最初から3作全ての脚本があったなら、今回の作品のみどころはジャックの救出になるはずでしょ?
でも「2」のラストでクラーケンに喰われてしまったジャックは思いも寄らぬ「復活」を遂げます。
正直「劇的な復活」を期待していた私には肩すかしでした。
肩すかしというか、説明不足でよく分かりませんでした。
そりゃ、ジャックが復活しないと話は進まないのでしょうけど、 はしょりすぎ です(笑)
この部分をはしょったら「2」のクライマックスのジャックの勇姿がなんだか否定されるような感じがします。
いろいろ書きましたが結局商業主義に走りすぎてとにかく早く撮っちゃえ感が見え見えで内容が伴ってないということです。

あまりの完成度の高さにめまいさえ感じます(笑)
脚本の練り方 が半端じゃありません。
このクオリティーのものを作れとは言いませんがもう少し伏線を含めて観客がうなるくらいの物は作って欲しかったです。

それでは本作のレビューです。ここからはネタバレを含むのでお気をつけください。
見事復活を遂げたジャックは他の海賊たちと共にその存亡をかけて戦いを挑みます。

デイビージョーンズは箱に入った心臓を押さえられていたのでそうせざるおえませんでした。
実は彼にも悲しい過去があり、かつて愛したカリプソという女性に想いをはせて海を彷徨っていたのだった。
ここのエピソードは分かりにくい上に中途半端です。
デイビーを完全な悪役にしたくなかっただけのことなのかどうか知りませんけど、正直余計でした。
実はこの辺のくだりはウィルとエリザベスの関係に関わってくるので余計とも言い難いのですが・・・
・・・で、最後の戦闘になだれ込むんですが、このときウィルとエリザベスの心は離れかけていました。
独立心が強く断固たる信念のもと行動するエリザベスはジャックを「2」で犠牲にしたことを気に病んでいましたが、そのことをウィルは知ってしまいます。
ウィル自身も父親を助けるためにいろいろと画策するわけで、そのことをエリザベスに相談するわけでもありませんでした。
互いに信じられなくなった2人の溝は深まるのですがこの辺は本来メインになるべきエピソードなので必要です。
そしてなんだかんだで仲直りするのですが、2人の最終的な愛は意外な形で結末を迎えます。
この結末に関してはおそらくブーイングかもしれません。
内容は書けませんが、とにかくこの物語の世界観は 「死」が軽く扱われていること がヒントです。
だいたい初回からジャックをゾンビにしたところから始まっているので簡単に死者が生き返る世界観なのです。
ジャックは本来脇役だったのですがこの設定があとあとまで響いてしまったのです。
最終的にどうなれば物語が終焉を迎えるのかが主役の交代で曖昧になり、ウィルとエリザベスの物語もやはり中途半端でした。
やっぱりジャックを脇役のままにしておいたほうが物語は締まったのではないでしょうか?
ちなみに前回のレビューでの私の予想はほぼ当たっていました。
最後、ジャックは一人になるというところですね。
私は大団円を期待していました。
その上でジャックが一人立ち去るような・・・・
それとは少し違っていました。
これが、物語を続けるための脚本なら、 ディズニーの商業主義 にも困った物だと言う他無いでしょう。
1作目で見切りをつけて、2作目からジャック主演のスピンオフを作った方がよかったと思います。
本来オーランド主演の物語にしたためにいろいろな「 大人の事情 」でそれが出来なかったのでしょう。
てなわけでもし「4」があるなら、次回こそ、いろんな制約から(「大人の事情」も含めて)解放されたジャックが大暴れする本当にシンプルな「カリブの海賊」が見れるかも知れません。
ここまできたらそれに期待しましょう。

個人的にはやっぱり宝探しがいいです。
本当にシンプルですけど(笑)
でもその方が 血湧き肉躍ります
そう思いませんか?

そう言えばキース・リチャーズは最高でした。
ジャックと親子であることに全く違和感がありません。
しかしこの御大を引っ張り出したことにおいては ディズニー恐るべし と言えるでしょうね(笑)
だってこんなことする人じゃないもん・・・このおっさん(笑)

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
2007/05/25 170分
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ ジェフリー・ラッシュ ジョナサン・プライス チョウ・ユンファ キース・リチャーズ





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最終更新日  2007年07月15日 12時33分15秒
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