PEACH’S ROOM

2008/12/10
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カテゴリ: 独り言
今日10日は亡き母の誕生日。

生きていたら73歳、

おばあちゃんになった母なんて、

全く想像出来ないね。

60歳で逝ってしまった母は、

入院していても常に、

薄化粧をして女としての身嗜みに気を付けていた。

とても若々しくて、

おばあちゃんという感じがしなかった母、



ずっと傍にいる事が出来て、本当に良かったと思う。

母は私に何か話したい事があったようだけど、

とうとう何も話さずに逝ってしまった・・・


そんな母の葬式に出席したのは、

主人側では5人兄弟のうちの姉さんひとりと主人だけ、

娘たちは母を看取る事無く、

通夜や葬式にも出席させて貰えなかった。

可愛い孫に会えなかった母は、

後年あの子を連れて行ってしまったのかも知れない。

何故なら、あの子が逝ってしまう数ヶ月前に、

綺麗な女の人が私の前に現れたと話していたから・・・



きっと母である事をおぼろげに覚えていたのかも知れない。

孫といえば、私の弟が、

自分の子供達を意識を失くした母の病室に連れて来たが、

人の死に際の異常な雰囲気に対して敏感に反応したのか、

姪達は「怖い」と怯えて中へと入るのを拒んでいた。




昏睡している母の顔はとても穏やかで、

ひょっとしたら、また元気に起き上がるのではないかと思われる位に、

綺麗な顔をしていた。

心肺が停止した時、

隣りのナースセンターから看護婦さんが飛んで来て、


「Kさん、Kさん、しっかりして下さい!」


と、母の身体を揺さぶり、呼びかけたが、

その時の母の顔は、もうたくさん・・という感じで、

少し顔が不満げになったように見えたのだが、

あれは気のせいだっただろうか・・・?


母が死んだ・・・

目の前にその事実があっても、信じられなかった。

信じられなくて、思考能力が停止し、

頭の中が真っ白になったような気がした。

信じられないから、泣く事もなく、

目の前に繰り広げられている全てを、

「なんで?」という思いで見ているだけ、

母を弔う行為をやっても、棺の中に眠る母を見ても、

母の死を実感する事が出来なかった。



穏やかな表情で目を瞑っている母を見ていたら、

ただ眠っているだけのように思えて仕方がなかった。

親に縁がなく、子にも孫にも疎遠に暮らして、

淋しい晩年を過ごした母。

孝行出来なくてごめんね・・・







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Last updated  2008/12/10 01:46:09 AM
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