ちいさなお月様

ちいさなお月様

LDRにて


 切迫早産で入院してたから看護婦さんとも顔なじみになっていて、この日の当直の看護婦さんはぺころんの母と同い年くらいの人だった。
 病院に着いてロビーのところで陣痛の波が来たので一旦ソファーに座って痛みが引くのを待つ。痛みが引くのと同時に2階のナースステーションに急いで上がった。

 看護婦さんは「今から準備をしますからね~。」とにこにこ顔だった。多分ぺころんは初産だし、ぺころんの様子があんまり陣痛が来てるー!って感じじゃなかったから、まだまだお産までは時間がかかるだろうと思ったんだと思う。

 LDRのベットに寝ると「子宮口が何センチ開いてるか確認しますね~。」と看護婦さんが指を入れて確認すると「ん?んんっ?!」と顔色が変わり出した。そして「もうこれはお産だ!。7~8センチ開いてる!」と言った。これを聞いたぺころんは内心「ラッキー!!」と思った。妊婦雑誌では5~6センチの時点でもかなり痛い!と書いてあったから「これからどれくらいの痛みが来るんだろう…。あと何時間かかるんだろう…。」と心配してた分なんだか得したようで嬉しかった。

 看護婦さんは助産婦さん達に連絡をしたり、器具を用意し始めたりしていた。助産婦さんが来る間、また看護婦さんが子宮口を確認すると「8~9センチ開いてる」とのことだった。全開大まであと1センチというところから少し時間がかかった。とにかく9センチまでは初産の割に早かったように思う。けど残り1センチも2時間弱で開いた。

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