
加納朋子さんの「月曜日の水玉模様」
懐かしいー
久しぶりで手に取りました。
この本が書かれたのは、20世紀末。
もう20年前のことです。
主人公はOLの陶子さんと良き相棒の萩君、陶子さんは町田から代々木上原で乗り換え、丸の内のオフィスに向う、萩君は愛甲石田から登戸で南武線にお乗り換えーそう、小田急線が頻繁にでてくるのだ。
たまたまラッシュアワー時に小田急線に乗った時、へとへとになりましたが、この殺人的混雑は今も昔も変わらないようです、が、小道具は大いに変わっていた。
正直、携帯電話がないのはこれほど不自由なものなのか!代わりに「伝言板」という懐かしアイテムなんて登場していたのでした。
作中で、陶子さんと因縁あさからぬ肉親がでてきて、この人が携帯電話を手にしているのを見て、陶子さんが、豊かな生活をしていてよかったと思うくだりがある、携帯電話が富の象徴!
20年前のわが国はこんな感じだったようです。
加納朋子さんの作品は血しぶきが出てこない、いわば「日常の謎」的な作品ですが、女性には珍しく。構成力というのがハンパない、従って骨組みがしっかりしているおしゃれな建築物といった感じを受けます。
数年前、加納さんの著作を本屋さんで見て、衝撃を受けた。
重篤な病だったそうです、ただ現在は骨髄移植に成功して、少しずつお仕事をなさっているようです。
今ドラマができにくい時代と言われますが、分かるような気がします。「すれ違い」というのが、携帯もしくはスマホの影響で撲滅したようなものですから。
この先、、今の時代の小説を20年後に読んだとしたら、どんな感想を抱くでしょうね?
「そっかあ、まだパソコンなんてあったんだあ」「スマホってどんなもの?」
もう皆目見当がつきませぬ。
そして加納朋子さん、ご自分のペースでお書きになられるのを期待しております。
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