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Bar UKマスターからのお知らせです。*****************************皆さま、すみません! バーUKの11月の店休日(予定)の修正版です。 11月は、毎日曜日のほかに、4日(土)、18日(土)、23日(木=祝日)が店休日となります。なお、11日(土)は終日、貸切営業となります。※また、3日(金)は祝日ですが、午後2時~9時半で営業いたします(空くじなし!「お楽しみくじ付き」のサービス営業となります! 皆さまのお越しをお待ちいたしております)。 以上、何卒よろしくお願いいたします。【Bar UK】大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、平日に月1回不定休。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/30
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73.レッド・アイ(Red Eye)【現代の標準的なレシピ】ビール(180)、トマト・ジュース(120)、セロリ・ソルト&スパイス類(お好みで)、レモン・スライス、飾り=セロリ・スティック 【スタイル】ビルド 「レッド・アイ」は、ご存知トム・クルーズ主演の映画「カクテル」(1988年公開、日本では89年公開)でブレイクしたカクテルです(※映画自体の出来は酷評されましたが…)。しかし、映画でのレッド・アイは今日の日本で飲まれている標準的なレッド・アイ(ビール&トマト・ジュース)とは違い、生卵も加えるという驚くべきカクテルとして描かれていました(出典:Wikipediaほか多数)。 映画や原作(ヘイウッド・グールド、Heywood Gouldの同名の小説)では、トム演じる主人公フラナガンの友人で、バー・マスターのダグが、フラナガンのために生卵入りのレッド・アイをつくる有名なシーンがあります。 そのシーンのセリフは、(原著によれば)「卵を入れずにこれ(レッド・アイ)をつくるアホが世間にはごまんといる。アホどもは、このドリンクの名前の由来は、赤い眼をしている時に飲むことが多いからだという。が、真相はつねに単純で、名は体を表すのだ。こいつ、赤い眼に見えるだろ」です(出典:文春文庫「カクテル」53頁=芝山幹郎訳)。 ところが、実は日本では、映画公開以前から街場のバーで「レッド・アイ(生卵はなし)」というカクテルが飲まれていたという事実はあまり知られていません。この映画が発信源だと思っているバー業界の方も意外と多いです。原作の小説が発表されたのは1984年。しかし日本では、1982年に出版されたカクテルブック(福西英三著「カクテル入門」)にすでに「レッド・アイ」は登場しています。 私自身の記憶でも、日本のバーでは、70年代後半にはレッド・アイの名は結構知られ始めていたと思います。少なくとも、本土返還前の沖縄では「トマト・ビール」という名前でこのカクテルは飲まれてたという証言もあります(出典: http://webcache.googleusercontent.com/ )。 上記の理由からしても、映画&小説のために考案された「生卵入りのレッド・アイ」はヘイウッドのオリジナルであって、今日私たちが味わっているレッド・アイとは基本的に別物であると考えるべきでしょう(ちなみに、ヘイウッドは作家になる前、バーテンダーの職歴もありました)。 Web情報では、「原作者のヘイウッドが東京のバーで飲んだレッド・アイが忘れられなくて、小説のなかの小道具として使った」という情報もありましたが、真偽のほどはよく分かりません。映画は残念ながら、専門家から酷評されたこともあって、この生卵入りレッド・アイも、その後米国内でもほとんど忘れ去られてしまいました。 実際、欧米のバーやパブで「レッド・アイをください」と言っても、まず99%通じないといいます。あるブロガーの方が「(観光で訪れた)ロンドンのパブでレッド・アイを頼んだら、『何ソレ?聞いたことないよ』と言われ、『ビールとトマト・ジュースのカクテルだ』と説明したら、ラガー・ビールとトマト・ジュースと空グラスを出され、自分でつくりました。店員さんは不思議そうな顔をしていました」というエピソードを掲示板で紹介していました(出典:http://www.misichan.com/cocktail/d/cocktail134.html )。 米国でも「レッド・アイ」にさほど知名度がないことの裏付けとしては、Yahoo!米国版のQ&Aのページ「Is there a name for tomato juice with beer? 」と題したやりとりがとても面白いです。書きこんだ人のほぼ全員が「レッド・アイ」という名前を知りません( http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20080905163600AA3Wwim )。 日本のカクテルブック等では、「レッド・アイ」を欧米発のカクテルと紹介しているケースが目立ちますが、これは映画「カクテル」が発信源だと誤解しているからでしょう。これまでリサーチした結論としては、「レッド・アイ」はほぼ間違いなく日本生まれのカクテルで、「トマト・ジュースのビアカクテルの底に沈んだ生卵」という見た目でなく、やはり、「二日酔いのような血走った目」から名付けられたのが正解でしょう。個人的には、日本のレッド・アイが、何らかのルートで映画「カクテル」の原作者に伝わり、生卵入りにアレンジされて映画にも登場させたのではないかと想像しています。 こうした推論のもう一つの「裏付け」としては、70年代以降の欧米のカクテルブックで、この「レッド・アイ」というカクテルを紹介している文献は、調べた限りでは皆無だということがあります。Webでも事情は同じで、「Red Eye Cocktail」と打ってグーグルで検索しても、欧米のサイトではほとんどヒットしません。 イギリスの専門サイトが唯一、日本とほぼ同じレシピのレッド・アイを紹介していますが、面白かったのはそのページの掲示板に、「生卵を入れないとレッド・アイにはならない!」というユーザーのコメントが2件もあったことです(出典:http://www.cocktail.uk.com/Cocktail-Recipe/Red-eye.htm )。このコメントを入れた人は当然、映画「カクテル」以前に日本でレッド・アイが飲まれたいたことを知らないことは明らかです。 この他、グーグルで「Red Eye Cocktail」で検索した結果、レッドアイについての記事(反応)は以下のようなものでした。・生卵入りレッド・アイを「レッド・アイ・ア・ラ・カクテル(Red Eye a la Cocktail)」という別名で紹介した例・日本版レッド・アイのレシピに、さらにウオッカを加えたレシピにしていた(これは日本では「レッド・バード」という名のカクテルになりますが…)・日本でレッド・アイを飲んだ外国人が母国でその驚きを紹介した例・日本のアサヒビールが2012年6月に売り出した缶入りのレッド・アイを話題にした例 ちなみに欧米では、ビールとトマト・ジュースだけのカクテルは「レッド・ビア(Red Beer)」「トマト・ビア(Tomato Beer)」「レッド・ルースター(Red Rooster)」「ブラッディ・ビア(Bloody Beer)」などいろんな名前で呼ばれています(「レッド・ビア」が一番多数派か)(出典:Yahoo! Answers英語版)が、いずれにしてもさほど有名ではありません。また、カナダでは「カルガリー・レッド・アイ(Calgary Red Eye)」と言うそうです(出典:Wikipedia英語版)。【余談その1】米国の旅行用語の俗語では、西海岸と東海岸の間を運行している夜行フライト便のことを「Red Eye」と言うそうです。フライト時間は約6時間あり、時差が3時間あるので、夜10時にLAを発つと、ニューヨークには朝7時に着き、睡眠が不十分なまま早朝を迎えることからこう呼ばれるようになったとか(出典:http://kotobank.jp/word/ )。【余談その2】レッド・アイのビールをギネスに変えたものは「レッド・ハット(Red Hat)」と呼ばれます(レッド・ヘッド=Red Head=という名で紹介している専門サイトも)。標準的なレシピは、「ギネス(180)、トマト・ジュース(120)、セロリ・ソルト&スパイス類(お好みで)」。このカクテルも誕生の詳しい経緯・由来は不明です。ギネスの代わりに、バスなどのエール系ビールを使っても旨いです。【確認できる日本初出資料】「カクテル入門」(福西英三著、1982年刊)。レシピは「トマト・ジュース2分の1、ビール2分の1」と記されているだけです。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/30
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皆さま、お蔭様で、楽天Blog「酒とピアノとエトセトラ(Bar UK公式HP&Blog)」は本日(2017.10.29.)、トータル・アクセス数が200万件を突破いたしました。皆さまの長年に渡るご愛顧に、心より感謝を申し上げます。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/29
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Bar UKからのお知らせです。Bar UKはきょう28日(土)、明日29日(日)は連休を頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、平日に月1回不定休。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/28
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Bar UKからのお知らせです。 来たる11月3日(金)の祝日営業(営業時間=午後2時~9時半)ですが、普通の営業では面白くないかなと思い、ご来店してくださった皆さまに、以下のような特別なサービスを実施いたします。 ご来店された方全員に、「空くじなし」でくじを引いて頂き、以下のようなサービスを実施いたします。 例えば、「お好きなドリンク1杯無料!」「同70%OFF」「同半額!」「同30%OFF」等の太っ腹なサービスのほか、「ご飲食代金から10~20%OFF」「おつまみ1品無料追加」「お酒関係のノベルティ・グッズ・プレゼント」等々。 皆さまのお越しを心よりお待ちしております。【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、平日に月1回不定休。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/27
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Bar UKからのお知らせです。 皆さま、遅くなりましたが、バーUKの11月の店休日(予定)のお知らせです。 現時点では、毎日曜日のほかに、11日(土)、18日(土)、23日(木=祝日)が店休日となります。※なお3日(金)は祝日ですが、午後2時~9時半で営業いたします。 以上、何卒よろしくお願いいたします。【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、平日に月1回不定休。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/27
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72.プレジデンテ(Presidente<President>/ El Presidente)【レシピ1】(容量単位はml)ラム(40)、ドライ(またはスイート)・ベルモット(10)、オレンジ(またはホワイト)・キュラソー(10)、グレナディン・シロップ1tsp(お好みで)オレンジ・ビターズ2dash(お好みで)【レシピ2】ラム(45)、オレンジ・ジュース(15)、レモン・ジュース1tsp、グレナディン・シロップ1tsp 【レシピ3】ジン(30)、オレンジ・ジュース(30)、アプリコット・ブランデー(15)、パイナップル・ジュース(15)、グレープフルーツ・ジュース(15)、グレナディン・シロップ1dash、氷(シェイク)【スタイル】ステアまたはシェイク 「プレジデンテ」はさほど有名なカクテルではありませんが、1920年代から飲まれている古典的カクテルの一つです。誕生の経緯については、以下のように様々な説がありますが、どの説も裏付け資料は明示されておらず、決定的なものはありません(カクテル名は冠詞付きの「エル・プレジデンテ(El Presidente)」としている文献も少なくありません)。 具体的には、【レシピ1】については以下の3説が伝わっています。(1)1920年代に、ハバナのバーテンダー、が、キューバ第3代大統領マリオ・メノカル(1913~21在任)のために考案した(考案者名は不明)(出典:複数のWeb専門サイト)。(2)1920年代に、ハバナの乗馬クラブでエディー・ウォーカーという名の米国人バーテンダーが、第5代ヘラルド・マチャド大統領(1925~33)のために考案した(出典:Bar-Place.seesaa.net)。(3)ニューヨーク・グリニッジ・ビレッジのクラブ「エル・チーコ(El Chico)」に勤めるキューバ人バーテンダーによって考案された(時期は不明)(出典:Esquire. com)。【レシピ2】については以下の説が伝わっています。(4)メキシコ(・アカプルコ)の「エル・プレジデンテ・ホテル」のバーで誕生した(考案者名は不明)(出典:Suntory HP、Bar-Place.seesaa.netほか)。 ※なお、「プレジデンテ・ホテルで誕生したというエル・プレジデンテについては、ある専門サイトは、1960年代に誕生したジン・ベースのもの(【レシピ3】)が正しいレシピであり、ラム・ベースの同名カクテルは、プレジデンテ・ホテル由来のものではない」と記しています(出典:http://www.gourmet.com)。この見解がもし正しければ、SuntoryのHPも含め多くの専門サイトの説明は間違いということになります。 欧米のカクテルブックで「プレジデンテ(エル・プレジデンテ)」が初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、1930年に英国で出版された「The Savoy Cocktail Book」(Harry Craddock著)です。そのレシピは、「ラム1Glass、オレンジ・ジュース4分の1個分、グレナディン・シロップ2dash(シェイク)」で、【レシピ2】の初出例です(※なお同書では「プレジデント(President)」と英語綴りで掲載されています)。 ご参考までに、1930~50年代の欧米のカクテルブックで「プレジデンテ(エル・プレジデンテ)」がどのように紹介されているかざっと見ておきましょう。・「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著、1934年刊)米 ラム1ジガー、オレンジ・ジュース4分の1個分、グレナディン・シロップ2dash(シェイク)・「World Drinks and How To Mix Them」(Williams Boothby著、1934年刊)米 ラム3分の2ジガー、オレンジ・ジュース1tsp、レモン・ジュース1tsp、グレナディン・シロップ1tsp(シェイク)・「The Artstry of Mixing Drinks」(Frank Meier著、1934年刊)仏 ラム2分の1、ドライ・ベルモット2分の1、グレナディン・シロップ1tsp、キュラソー1tsp(シェイク)・「Bar Florida Cocktails」(1935年刊)キューバ ゴールド・ラム2分の1、ドライ・ベルモット2分の1、キュラソー2分の1tsp、氷(シェイク)・「Mr Boston Official Baretender's Guide」(1935年刊)米 ※以下のような2種類のレシピが収録されています。 エル・プレジデンテNo.1=ラム1.5オンス、ライム・ジュース1個分、グレナディン・シロップ1tsp、パイナップル・ジュース1tsp(シェイク) エル・プレジデンテNo.2=ラム1.5オンス、ドライ・ベルモット4分の3オンス、ビターズ1dash(シェイク)・「Trader Vic's Bartender's Guide」(Victor Bergeron著、1947年刊)米 ※「El Presidente」のほか、3種類の「President」を収録しています。 El Presidente=ライト・ラム1オンス、ドライ・ベルモット2分の1オンス、グレナディン・シロップ1tsp、キュラソー1tsp(シェイク) President No.1=ライト・ラム1オンス、ドライ・ベルモット2分の1オンス、キュラソー2分の1オンス、グレナディン・シロップ1tsp、オレンジ・ピール(シェイク) President No.2=ライト・ラム1.5オンス、オレンジ・ジュース4分の1個分、グレナディン・シロップ2dash(シェイク) President No.3=ライト・ラム1.5オンス、オレンジ・ジュース2分の1tsp、レモン・ジュース1dash、グレナディン・シロップ1dash(シェイク)・「Esquire Drink Book」(Frederic Birmingham編、1956年刊)米 El Presidente=キューバン・ラム1オンス、ドライ・ベルモット2分の1オンス、オレンジ・ジュース2分の1オンス、グレナディン・シロップ1tsp、オレンジ・ピール(シェイク) 「プレジデンテ」は日本には戦前に伝わっていたと想像されますが、文献で紹介されるのは戦後の50年代になってからです。現代の日本のバーではほとんど忘れられたようなカクテルですが、バリエーションの多さから、21世紀に新たな「プレジデンテ」が登場する可能性がない訳ではありません。欧米での再評価の流れもあって、近い将来日本でも再び注目される機会が出てくるのではないかと想像しています。 【確認できる日本初出資料】「世界コクテール飲物事典」(佐藤紅霞著、1954年刊)※レシピはサヴォイ・カクテルブックと同じです。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/25
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71.ピスコ・サワー(Pisco Sour)【現代の標準的なレシピ】(容量単位はml)ピスコ・ブランデー(40)、レモン・ジュース(20〜30)、シュガー・シロップ(10)、ペルヴィアン(Peruvian)・ビターズ2dash、卵白(1個分)(※卵白を入れないレシピもあります=本文参照)【スタイル】シェイク(最後にもう一度ビターズを振る) ※ペルヴィアン・ビターはペルー産の”地ビターズ”です。アンゴスチュラ・ビタースで代用してもまったく構いません。 「ピスコ・サワー」は近年のクラシック・カクテル再評価の潮流で、再び脚光を浴びてきたカクテルです。爽やかな酸味と、卵白の柔らかな舌触りが絶妙に調和した味わいが特徴で、欧米では大都市を中心に、提供するバーが増えてきています。 20世紀初頭にペルーの首都リマで誕生したカクテルと伝わっていますが、現代レシピの原型をつくり、普及に貢献したのは、1916年にリマでアメリカンスタイルのバーをオープンした米国人バーテンダー、ヴィクター・ボーン・モリス(Victor Vaughn Morris)だったと言われています(出典:Wikipedia英語版など)。当初あまり知名度はないカクテルでしたが、30年代に米国西海岸へ伝わり、50年代に入ってハリウッド・スターらに愛飲されるようになって、さらに人気が高まってきたと言われています。 ベースに使われている「ピスコ・ブランデー」とは、ペルー原産のマスカット系ブドウを原料にしたホワイト・ブランデーで、最近では日本でも数種類の銘柄が輸入販売されています(現在ではチリでも生産されています)。「Pisco」とは古代インカの言葉で「鳥」を意味するとのことです(出典:同)。 カクテル史に詳しい米国のバーテンダー、ジム・ミーハン氏によれば、印刷物に残る最も古いピスコ・サワーの記録は、1903年、「Nueva Manual de Cocina a la Criolla」(S.E.Redezma著)とのこと。欧米のカクテルブックで「ピスコ・サワー」が初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、1947年に米国で出版された「Trader Vic's Bartender's Guide」(Victor Bergeron著)です。そのレシピは「ピスコ・ブランデー1オンス、シュガー・シロップ1dash、ライム・ジュース半個分、アンゴスチュラ・ビターズ2dash、卵白1個分(シェイク)」となっています。 また著者のBergeronは、当時リマにあった「ホテル・モーリー」のバーで提供されていたピスコ・サワーのレシピも、併せて紹介しています。そのレシピは「ピスコ・ブランデー1オンス、シュガー・シロップ4分の1オンス、バー・シュガー少々、レモン・ジュース4分の1オンス、卵白4分の1個分、アンゴスチュラ・ビターズ(シェイクした後に、振る)」となっています。 なお、Bergeronはこの本の中で、ピスコ・サワーの思い出についてわざわざ以下のように記しています。 「1934年頃だったと思う。オークランドのBarで働いていた午後遅い時間、店はヒマだった。その時、身なりの良い紳士が一人、店にやって来た。彼は私のすぐ前に座って、『ピスコ・サワーっていうやつをつくってくれ』と言った。すると、彼は私はつくった1杯をすぐに飲み干した後、すぐに『もう1杯お代わりを』と頼んだ。私は『ピスコ・サワーのことをどこで知ったのですか?』と尋ねた。彼は『数カ月前、インドへ旅行した時、飛行機の中で読んだ『Life Magazine』に出ていた(私の)ピスコ・サワーの記事を読んで、いつか飲んでみたいと思っていたんだ』と答えた。そして彼は実際、私のピスコ・サワーを飲むためだけに、サンフランシスコにやって来たんだよ」。 Bergeronの記述からも分かるように、ピスコ・サワーは30年代には、雑誌『LIFE』に取り上げられるほど注目されており、米国西海岸の都市では、最新のトレンディなカクテルだったようです。 ご参考までに、他の欧米のカクテルブックで「ピスコ・サワー」がどのように取り上げられているのかご紹介しようと思ったのですが、なぜか、「Trader Vic's…」以後、50~80年代のカクテルブックではあまり取り上げられることがなくなります(「ピスコ・パンチ」というカクテルはよく登場するのですが…。この理由はまた稿を改めて探究したいと思っています)。 という訳で、90年代以降のカクテルブックから少しレシピを見ておきましょう(なお、欧米では「サワーグラスでロック・スタイル」というのが一般的のようですが、ショート・スタイルで提供するケースも少なくありません)。・「American Bar」(Charles Schumann著、1994年刊)独 ピスコ・ブランデー40ml、シュガー・シロップ10ml、レモン・ジュース20ml、マラスキーノ・チェリー=飾り(シェイク)※なぜか卵白を入れないレシピです・「Cocktails In New York」(Anthony Giglio著、2004年刊)米 ピスコ・ブランデー1.5オンス、シュガー1tsp、ライム・ジュース1個分、卵白1個分、ソーダ(適量)、ビターズ(シェイクした後に、振る)・「The Book of Cocktails」(Salamander Books編、2006年刊)英 ピスコ・ブランデー1.5オンス、シュガー1tsp、レモン・ジュース4分の3オンス、レモン・スライス&マラスキーノ・チェリー=飾り、グラスは砂糖でスノー・スタイルに(シェイク)※このレシピも卵白なしです・「Complete World Bartender Guide」(Bob Sennett編、2009年刊)米 ピスコ・ブランデー2オンス、シュガー・シロップ1.5tsp、ライム・ジュース1tsp、卵白1個分アンゴスチュラ・ビターズ1~2dash(シェイクした後に、振る) ちなみに、チリでは「ピスコ・サワーは1872年、チリ北部の港町イキケ(Iquique)のBarで、エリオット・スタブ(Elliot Stubb)という英国人によって考案された」と、ペルー発祥説に異論を唱える関係者もいます(出典:Wikipedia英語版)が、一般的には「ペルー説」が定着しています。【確認できる日本初出資料】近年、日本でも知名度は出てきたカクテルですが、きちんとした形で「ピスコ・サワー」を紹介しているカクテルブックは、現時点で確認できた限りでは「スタアバーのカクテルブック」(岸久著、2015年刊)くらいです。そのレシピは、「ピスコ・ブランデー45ml、シュガー・シロップ7ml、レモン・ジュース15ml、卵白1個分、アンゴスチュラ・ビターズ3dash=最後に振る(ビターズ以外をブレンダーにかけた後、さらにシェイク)」です。 ※これ以前にピスコ・サワーが掲載された日本のカクテルブックをご存知の方はご教示くださいませ( → ご連絡は、arkwez@gmail.com までお願いします)。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/22
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Bar UKマスターからのお知らせです。皆さま、申し訳ございませんが、明日21日(土)のBar UKは、通常より1時間遅い午後3時頃のオープンとなります。何卒ご了承くださいませ。
2017/10/20
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Bar UKからのお知らせです。本日18日(水)のバーUKは、”月イチ水曜店休日”のため、お休みを頂きます。何卒ご了承くださいませ。
2017/10/18
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大手のS社が先般、「山崎ミズナラ18年(2017 )」=販売価格税込み10万8千円=を発売し、即完売しました。ただし、Bar UKには残念ですが、おそらく入荷はいたしません。 それにつけても、ある程度は予想はしていましたが、10月3日の発売直後からの高値転売が酷いです。S社での購入申し込みでは当然、本人確認もありましたし、購入条件として「転売禁止」がわざわざ赤字で書かれていました。 しかし、ヤフー・オークションをみると、きょう現在でも20点ほど出品されています。開始価格は約35万円から50万円くらいまで。当初の販売価格(10万円)もかなりの高値なのに、それがさらに法外な値段につり上がっています。しかも、詳しい人の話では、出品者の半数以上は酒販業者だというのです。 まったく呆れた、酷い話です。このような現状に有効な対策も取らないまま、限定販売するS社の姿勢は不愉快というしかありません。結果として、普通のオーセンティック・バーにはほとんど出回らず、転売目的の悪徳業者や、特定の富裕コレクターのみの手に渡るというおかしな現状を作り出しているのです。 S社は、ヤフオクで高値転売をしている酒販業者を特定し、今後そのような業者とは取引関係を打ち切るくらいの厳正な態度を示すべきです。 さらに言えば、つい先日、大阪の某有名百貨店で同じ山崎ミズナラ18年の抽選販売(5本)があった際には、約600人が整理券に並んだそうです。そして驚くのは、その並んだ半数以上が動員された中国人だったとのこと。転売目的の悪徳組織が背後にいることは明らかです。 これはS社だけの責任ではなく、百貨店側の売り方にも問題がありますが、いずれにしても、このような高値転売を助長するような販売手法を続けるなら、善良なウイスキーファンがバーで適正価格で味わえず、若い世代のウイスキー離れ、バー離れに拍車をかけることは間違いありません。 Bar UKは、お客様には適正かつリーズナブルな価格で楽しんで頂きたいため、そのような法外な価格で仕入れるつもりは毛頭ありません。S社やこの有名百貨店には猛省を求めたいと思います。
2017/10/17
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成田一徹切り絵原画・販売用小作品の紹介(10)です(販売主体は「オフィス一徹(Office Ittetsu)」です。Bar UKは、販売場所提供と販売・発送実務でお手伝いしております。販売されるのは原則、原画のみです。額やマットは恐れ入りますが、購入者側でご用意ください)。 ※絵のタイトルは、原則「仮のもの」です。絵のサイズの単位はミリ。 「鬼 平」 サイズ=225×150 価格=¥40,000 「勝鬨(かちどき)橋」 サイズ=204×204 価格=¥35,000 「福寿草」 サイズ=195×145 価格=¥28,000 「お茶屋遊び」 サイズ=174×116 価格=¥20,000 「朝 顔」 サイズ=176×130 価格=¥28,000 「サクランボ」 サイズ=67×112 価格=¥10,000 「サクラ」 サイズ=87×95 価格=¥18,000 「コスモス」 サイズ=100×100 価格=¥9,000 「相 談」 サイズ=119×121 価格=¥12,000 「扇に富士」 サイズ=180×270 価格=¥30,000※掲載された原画の現物はBar UK店内にあり、営業時間中であればいつでもご覧頂けます。遠方の方で、宅配便での発送をご希望の方は御支払い方法等のご相談に応じます(お問合せは、Bar UK <06-6342-0035><arkwez@gmail.com> または、「オフィス一徹」(代表・成田素子さん)<yumekanau@wakuwaku.zaq.jp> まで)。
2017/10/17
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70.ピンク・レディ(Pink Lady)【現代の標準的なレシピ】 (容量単位はml)ジン(45)、グレナディン・シロップ(10〜20)、レモン・ジュース1tsp(入れないレシピも)、卵白1個分 【スタイル】シェイク 古いカクテルブックにはよく登場する、代表的な古典的なカクテルの一つです。一説では1912年(1911年説も)ごろ誕生したと伝わり、誕生地については、英国ロンドンか米国ニューヨークかのどちらかと考えられています。考案者についてはまったく不明です。 Wikipedia日本語版は、「1912年、大当たりとなったブロードウェイ・ミュージカル『ピンク・レディ』の主演女優、ヘイズル・ドーン(Hazel Dawn)に対して、打ち上げパーティーで捧げられた」と紹介していますが、Wikipedia英語版の方は、「カクテル名はこのミュージカルの名前にちなむという説がある」と紹介しているだけで、断定的な説明はしていません。 欧米のカクテルブックで「ピンク・レディ」が初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、米国で1914年に出版された「World Drinks and How To Mix Them」(William Boothby著)です。そのレシピは、「ジン3分の2ジガー、ラズベリー・シロップ1tsp、ドライ・ベルモット1tsp、ライム・ジュース1tsp、ビターズ2drops(シェイク)」となっています。 ※同著では、他に以下のような3種類の「ピンク・レディ」のバリエーションも収録されています。 「ピンク・レディNo.2」ジン2分の1ジガー、グレナディン・シロップ4分の1ジガー、オレンジ・ジュース1tsp、レモン・ジュース1tsp、卵白1個分、シュガー・シロップ2drops(シェイク) 「ピンク・レディNo.3」ジン3分の1ジガー、アップルジャック(ブランデー)3分の1ジガー、グレナディン・シロップ1tsp、ライム・ジュース1tsp(シェイク) 「ピンク・レディNo.4」ジン2分の1ジガー、グレナディン・シロップ4分の1ジガー、生クリーム1tsp、オレンジ・ジュース1tsp、ナツメグパウダー=最後に振りかける(シェイク) ご参考までに、「World Drinks…」以降のカクテルブックで「ピンク・レディ」がどのように紹介されているのか、ざっと見ておきましょう(ご覧頂ければわかるように、初期の頃は、レシピはかなり揺らいでいます)。・「ABC of Mixing Cocktails」(Harry MacElhone著、1919年刊)英 & 「Barflies and Cocktails 300 recipes」(同、1927年刊)仏 ジン3分の1、ブランデー6分の1、グレナディン・シロップ1tsp、卵白1個分(シェイク) ※ブランデーも使うレシピになっています。・「The Savoy Cocktail Book 」(Harry Craddock著、1930年刊)英 プリマス・ジン1Glass(約60ml)、グレナディン・シロップ1tsp、卵白1個分(シェイク)※ジンは甘口系のプリマス・ジンを指定しています。・「Cocktails」(Jimmy of the Ciro's著、1930年刊)英 ジン3分の2、ブランデー3分の1、グレナディン・シロップ少々、卵白1個分(シェイク)・「The Artistry of Mixing Drinks」(Frank Meier著、1934年刊)仏 ジン2分の1Glass、ブランデー1tsp、グレナディン・シロップ1tsp、レモン・ジュース1tsp、卵白半個分(シェイク)・「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著、1934年刊)米 ※以下の2種類の「ピンク・レディ」を収録しています。 「ピンク・レディNo.1」ドライ・ジン1ジガー、アップルジャック(ブランデー)1ジガー、グレナディン・シロップ1tsp、レモン・ジュース1tsp、卵白1個分(シェイク) 「ピンク・レディNo.2」ジン1ジガー、レモン・ジュース2分の1ジガー、グレナディン・シロップ1tsp、卵白1個分(シェイク)・「Café Royal Cocktail Book」(W.J. Tarling著、1937年刊)英 「The Savoy…」と同じレシピ・「The Stork Club Bar Book」(Lucius Beebe著、1946年刊)米 ジン1&4分の3オンス、アップルジャック(ブランデー)2分の1オンス、グレナディン・シロップ4dash、卵白1個分(シェイク)・「Trader Vic's Bartender's Guide」(Victor Bergeron著、1947年刊)米 ※以下の2種類の「ピンク・レディ」を収録しています。 「ピンク・レディNo.1」ジン1オンス、グレナディン・シロップ1dash、生クリーム1オンス(シェイク) 「ピンク・レディNo.2」ジン1オンス、レモン・ジュース2分の1オンス、グレナディン・シロップ1dash、シュガー・シロップ1dash、卵白1個分、ナツメグ・パウダー=最後に振りかける(シェイク)・「Esquire Drink Book」(Frederic Birmingham編、1956年刊)米 ジン4分の3、グレナディン・シロップ4分の1、卵白1個分(シェイク) 初期のレシピにはレモン・ジュースを加えるレシピも散見されますが、専門家のなかには、「これでは『クローバー・クラブ(Clover Club)』というカクテルのレシピと同じになり、もはや『ピンク・レディ』とは言えなくなる」という意見もあります(出典:Wikipedia英語版)。 「ピンク・レディ」は日本にも比較的早く、1920年代には伝わり、20年代末のカクテルブックには登場しています。【確認できる日本初出資料】「カックテール」(安土禮夫著、1929年刊)。レシピは原文通り記せば、「オールドトム・ジン=シェリーグラス2分の1、フレンチ(ドライ)・ベルモット同1杯半、グレナディン・シロップ同4分の3、スロージン同・2分の1、レモン・ジュース同・4分の3、ビターズ4振り、アブサン5滴、鶏卵1個。之を徹底的に振り混ぜた後すすめる」となっています。 レシピから想像するに、欧米初出であるBoothby著「World Drinks…」が”ネタ本”になっていると思われますが、それにさらにアレンジを加えており、かなり特異なレシピです。著者の安土氏のオリジナルなのかどうかは不明です。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/16
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約1カ月ぶりのBar UK写真日記です(By うらんかんろ)。バーUKも協賛している恒例の「水曜日はウヰスキーを飲む日」活動。この1か月間のボトルはこんなところでした。グレンドロナック・ピーティド、サントリー・オールド復刻版、アードベグ「アンオー」。どれもとても好評だったそうです。マスターがお遊びで試みている、使用済みウイスキー樽の木片を入れて熟成させたウオッカ、半年ほど経ったので、お客様のリスクエストもあって”解禁”となりました。結果は、「めちゃ旨い」ととても好評だったそうです。皆さまもぜひお試しを!ジンの品揃えも「売り」にしているバーUKですが、お客様から「それやったら、このジンは置いとかなあかんやろー」と言われて、マスターはついに仕入れました。「モンキー47」。47種類のボタニカルが生み出す複雑な味わいです。これは飲まなあかんですよー。マスターは最近、ヒマな時は世界史のお勉強です。それも英語で。「外国人のお客様と歴史に関係することを話すことも多いので。固有名詞くらい知っとかなあかんかなぁと思って」とマスター。一番付き合いの深い酒屋さんから「決算月なんで、お安くしときますから買ってください」と泣きつかれて、マスターは泣く泣く仕入れました。「響」の21年。ぜひ味わってくださいませ!(新地の他のバーよりは、きっと断然安いですよー!)お客様がリクエストしたこともあって、バーUKに久々にスコッチのシングルモルトが新しく仲間入りしました。「モートラック(Mortlach)」。深くなめらかで、上品な甘さのモルトです。ぜひ一度お試しを!マスターはこの日営業前に映画のお勉強です。東野圭吾原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。マスター曰く「原作の良さが映画にもよく反映されていた。見る価値ありです」とのこと。バーUKのアイリッシュ・ウイスキーに新顔です。ジェムソンの限定品(?)「カスクメイツ」。スタウト・ビールの樽で後熟成させたという面白い味わいです。これは飲んでみるしかありませんね。マスターが毎年秋に楽しみにしている阪急百貨店の「英国フェア」。ことし、マスターは久々に仕事用のベスト1着を購入しました。おしゃれな茶系のグレンチェックです。「70歳までは頑張るつもりなんで、まぁ消耗品です」とマスター。バーUKとしては初めてとなるトーク・イベントが、12月22日に開催されます。講師は映画エッセイストの武部好伸さんで、題して「銀幕に映えるウイスキー」。残念ながら、HPでの告知から2日で満席となったそうです。有難いことですねー。バーUKにニッカ・ウイスキーさんの新しいボトルが入りました。「余市」&「宮城峡」の限定品「モスカテル・ウッドフィニッシュ」です。とここで紹介しながらも、残念ながら人気がありすぎて、もう残り僅かだそうです。こんなに人気があるなら、ニッカさん、ぜひ定番品にしてくださいよー。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/16
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Bar UKマスターからのお知らせです。先般告知しました映画エッセイストの武部好伸さんのトークイベントは、お蔭様で定員に達し、満席となりました!現在は、立見でのご参加(2~3人)のみ受け付けております。お問合せは、Bar UKまでお電話(06-6342-0035)またはメール(arkwez@gmail.com)でお願いいたします。****************************** 武部好伸さんの著書「ウイスキー&シネマ2」の出版(淡交社から11月初旬発刊予定)を記念したトークショー「銀幕に映えるウイスキー」を下記の日程で開催いたします。 武部さんは読売新聞文化部で長く映画担当記者もされ、退社後は、新聞や雑誌での映画評だけでなく、ケルトの歴史・文化研究、ウイスキー評論など幅広い分野で活躍され、数多くの著書もあります。 トークショーでは、古今東西、様々な映画に登場する名優とお酒(主にウイスキー)にスポットを当てながら、映画そのものの魅力、見どころも存分に語りつくしてくださる予定です。お話の後には、参加者の皆さんとのQ&Aコーナーもございます(映画にまつわる質問何でもOK)。日程など詳細は以下の通りです。 日時:12月22日(金)午後7時~8時半 会場:Bar UK店内 参加費:3千円(著者サイン入りの「ウイスキー&シネマ2」1冊と1ドリンクを含みます)。 参加定員:12名(先着順で締め切り)【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、水曜に月1回不定休(月によっては変更されることも有り)。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円
2017/10/15
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皆さま、きょう10月14日は、切り絵作家であり、私の30年来の親友でもあった成田一徹さんの命日です。2012年のこの日急逝してから、早いもので5年となりました。 5年の歳月が経っても、奥様から「都内の駅構内で倒れて救急車で運ばれた」という一報を聞いたのが、まだ昨日のことのように思い出されます。今だに、一徹さんが突然バーUKのドアを開け、「遅くなってごめん、ごめん」と言って入ってくるような錯覚に時々襲われます。 「バーUK」の名付け親は、皆さまご承知の通り一徹さんです。「定年後にバーを開きたい」という私の夢を知っていた彼が、いまから約10年ほど前、ウイスキーの故郷、大英帝国(UK)と当時私が飼っていた「うらん」と「かんろ」という猫の名にちなんで名付けてくれました。 コースターや門燈のデザインも、その際一緒にしてくれて、原画をプレゼントしてくれました。バーUKは文字通り、一徹さんの後押してで出来た店です。一徹さんの「原画ギャラリー」を店内につくるという構想は生前の彼には伝えていましたが、現場を見ることなく天上の人となったことが、今も残念でなりません。 一徹さんは亡くなりましたが、彼が創り出した芸術は永遠に不滅です。バーUKはこれからも、一徹さんのバー業界への貢献とその唯一無比の画業(アート)を次世代へ伝えるため、微力ながら精一杯貢献していきたいと強く思っています。 今後とも、重版が待たれる『NARITA ITTETSU to the BAR』ならびに、バーUK「一徹ギャラリー」へのご支援を何卒よろしくお願いいたします(オフィス一徹による「期間限定の原画小作品の販売」は、バーUK店内およびWEBで継続中です)。 写真は、成田一徹さんと私(一徹さんが公務員を退職し、上京する直前の1987年頃、神戸のバーで)。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/14
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Bar UKマスターからのお知らせです。************************** テイスティングの集い(10.25)、シェリー・セミナー(12.2)とイベント予定が相次ぐバーUKですが、12月後半に新たに、興味深いイベントが決定しました。 個人的な友人でもある映画エッセイストの武部好伸さんが、著書「ウイスキー&シネマ2」の出版(淡交社から11月初旬発刊予定)を記念したトークショー、題して「銀幕に映えるウイスキー」を、バーUKで開催してくださることになりました。 武部さんは読売新聞文化部で長く映画担当記者もされ、退社後は、新聞や雑誌での映画評だけでなく、ケルトの歴史・文化研究、ウイスキー評論など幅広い分野で活躍され、数多くの著書もあります。 トークショーでは、古今東西、様々な映画に登場する名優とお酒(主にウイスキー)にスポットを当てながら、映画そのものの魅力、見どころも存分に語りつくしてくださる予定です。お話の後には、参加者の皆さんとのQ&Aコーナーもございます(映画にまつわる質問何でもOK)。 皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。日程など詳細は以下の通りです。 日時:12月22日(金)午後7時~8時半 参加費:3千円(著者サイン入りの「ウイスキー&シネマ2」1冊と1ドリンクを含みます)。 参加定員:12名(先着順で締め切り) 参加申し込み&お問合せは、Bar UKまでお電話(06-6342-0035)またはメール(arkwez@gmail.com)でお願いいたします。【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、水曜に月1回不定休(月によっては変更されることも有り)。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/14
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69.ピーニャ・コラーダ(Piña Colada)【現代の標準的なレシピ】 (容量単位はml)ホワイト・ラム(45)、パイナップル・ジュース(20)、ココナツミルク(20)、クラッシュド・アイス、飾り=カット・パイナップル&チェリー 【スタイル】シェイクまたはブレンダー 「ピーニャ・コラーダ」は米国の自治州、プエルトリコの国民的ドリンクです。その「ルーツ」は1800年代にロベルト・コフレッシ(Roberto Cofresi)というプエルトリコの海賊が、部下たちの士気を鼓舞するために作ったラムとパイナップル、ココナツを使ったドリンクに遡るとも言われていますが、コフレッシのオリジナル・レシピは伝わっておらず、真偽の程は定かではありません(出典:海外の複数の専門サイト)。 一方で、Wikipedia英語版によれば、「1922年に発行された『Travel Magazine』という雑誌(12月号)に『ピニャ・コラーダという名のドリンク』が紹介されている」とのことですが、ラムとパイナップル・ジュースだけのドリンクで、肝心のココナツミルクを使っていないため、現代のピーニャ・コラーダの原型と言うには、少し無理がありそうです(出典:Wikipedia英語版)。 カクテル名は、スペイン語で「裏ごししたパイナップル」という意味です。潰したパイナップルを裏ごししてジュースを採ったことがその名の由来と伝えられています。ただし、当初は「ピーニャ・コラーダ」とは呼ばれておらず、現在の名で定着するのは60年代半ば以降とのことです(出典:Wikipedia英語版&日本語版)(「パイナップルの茂る峠」との意味だという説もありますが、真偽の程は分かりません → 出典:Kotobank.jpほか)。 さて現代版のピーニャ・コラーダの起源については、現在までのところ、3人のバーテンダーが「自らが考案した」と主張していて、決着はついていません。 1人は、プエルトリコの首都サンファン(San Juan)にあるカリブ・ヒルトンホテル(The Caribe Hilton Hotel)のバーテンダー、モンチート(Monchitoはあだ名で、本名はラモン・マレーロ・ペレス <Ramón Marrero Pérez>)。モンチートは、同ホテルの「ビーチコマー・バー」で働いていましたが、1954年、「Don Q」というゴールド・ラムをベースに、この年初めて商品化されたココナツ・クリームを使って考案したというのです。 モンチートはその後、1989年までの35年間、このピーニャ・コラーダをつくり続けました。同ホテルは、プエリトリコ州の知事から二度に渡って「ピーニャ・コラーダ誕生の地」というお墨付き(認証)をもらっていると言います(出典:Wikipedia英語版)。 もう1人は、同じカリブ・ヒルトンホテルのバーの支配人、リカルド・ガルシア(Ricardo Garcia)。彼も1954年に、当時入手できるようになったココナツ・クリームの缶詰をつかって、新しい「ウェルカム・ドリンク」として考案したとのこと(出典:Portions of the Caribbean<Jeff Berry著>、Meehan's Bartender Manual<Jim Meehan著>からの引用)。前述のモンチートと時期がまったく同じなので、ひょっとして、ガルシアはモンチートの上司で、両者が「自分が考案した」と主張している可能性も?)。 さらにもう1人は、サンファンの「バラチーナ(Barrachina)」というレストランのバーテンダー、ラモン・ポルタス・ミニョ(Ramón Portas Mingot) 。ブエノスアイレスの有名なバーからやって来て働いていたミニョは、「1963年に自らが考案した」と主張し、同レストランも外壁に「ピーニャ・コラーダ誕生の地」というプレートを飾り、ミニョの主張を支持しています。つまり現状では、3人が「自分たちこそが考案者」と主張しているようです(出典:同)。 なお、「ピーニャ・コラーダ」は1978年、プエルトリコ政府から「ナショナル・ドリンク」に認定され、毎年7月10日は「ピーニャ・コラーダの日」に制定されているとのことです(出典:同)。 「ピーニャ・コラーダ」が欧米のカクテルブックで初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、米国で出版された1976年版の「Mr. Boston Official Bartender's Guide」です。そのレシピは「ホワイト・ラム3オンス、ココナツ・ミルク3tsp、パイナップルを潰したもの3tsp、クラッシュド・アイス2カップを一緒にブレンダーにかける」で、現代レシピに比べるとラムが多めです。 ご参考までに、80年代のカクテルブックから、ピーニャ・コラーダのレシピを少し見ておきましょう。・「The Pocket Bar Book」(Micheal Jackson著、1980年刊)米 ゴールド・ラム2~3オンス、ココナツミルク1.5~2オンス、潰したパイナップル(またはパイナップル・ジュース)3~4オンス、クラッシュド・アイス1杯分を一緒にシェイクするかブレンダーにかける。コリンズグラスにクラッシュド・アイスを入れ、注いだ後、カット・パイナップルを飾る」とあります。 ※著者は後にウイスキー評論家として有名になったあの方です。「1970年代に現れて地歩を固めたミックス・ドリンクの中で、ピーニャ・コラーダほど広範な人気を勝ち得たカクテルは他にない」とコメントしており、70年代に米国内で人気が急上昇したことが伺えます。・「The Vogue Cocktail Book」(Henry McNulty著、1982年刊)米 ホワイト・ラム(またはテキーラ)2オンス、ココナツ・クリーム(またはココナツ・リキュール)2.5オンス、パイナップル・ジュース3オンス、氷(ブレンダーまたはシェイク)・「Cocktails」(Hilary Walden著、1985年刊)英 ホワイト・ラム5分の1、ココナツ・ミルク5分の2、パイナップル・ジュース5分の2、氷(シェイクまたはブレンダー) 1970年代、全米で普及したピーニャ・コラーダは80年代に入ると、トロピカル・カクテルのスタンダードとしてその地位・知名度を不動のものにし、90年代以降のカクテルブックでは、欠かせないドリンクとなりました。なお、現代のバーでは、フローズン・スタイルでつくられることも珍しくありません。 ピーニャ・コラーダは、日本には70年代末までは伝わったと思われますが、当時はココナツ・クリーム(またはココナツ・ミルク)の入手が難しかったため、あまり普及はしませんでした。街場のバーのメニューとしてよく知られるようになるのは1980年代後半以降です。【確認できる日本初出資料】「カクテル入門」(福西英三著、1982年刊)。レシピは「ホワイト・ラム30ml、ココナツ・ミルク45ml、パイナップル・ジュース80ml、材料をすべてシェイクし、クラッシュド・アイスを入れたグラスに注ぐ。飾り=パイナップル・スライス&マラスキーノ・チェリー」となっています。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/09
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<font="4">Bar UKマスターからのお知らせです。明日7日(土)は、恐れ入りますが、亡き母の四十九日忌法要を一足早く執り行うため、バーUKはお休みを頂きます。8日(日)& 9日(月=祝日)も申し訳ございませんが、連休を頂きます。何卒ご了承ください。10日(火)からはまた通常営業いたします。皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。PS. 念のため、きょう6日(金)は午後4時から営業いたしております。宜しくお願いいたしまーす!
2017/10/06
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68.ペグー・クラブ(Pegu Club)【現代の標準的なレシピ】(容量単位はml)ジン(30)、オレンジ・キュラソー(15)、ライム・ジュース(15)、アンゴスチュラ・ビタース、オレンジ・ビターズ各2dash 【スタイル】シェイク 20世紀初頭に、英国植民地時代のビルマ(現ミャンマー)で生まれたと伝わるカクテルです。現代のバーではそう知名度があるカクテルとは言えませんが、近年のクラシック・カクテル再評価の流れの中で、欧米の若いバーテンダーを中心に再び注目を集めているところです。 カクテル名は、現在の首都・ヤンゴン(当時はラングーン)の北東約80kmにあったペグーという町(現在の地名はバゴ<Bago>)にあった外国人専用の社交クラブの名にちなむと伝わっています(出典:Wikipedia英語版ほか)。 残念ながら、考案者名は伝わっていませんが、おそらくはその社交クラブで働くバーテンダーだったのではないかと想像されています。「ペグー・クラブ」はその後、英本国にも伝わりました。ハリー・マッケルホーン(Harry MacElhone)の名著「ABC of Mixing Cocktails」(1919年刊)にも収録されていることからも、少なくとも1910年代には欧州のバーで普通に飲まれていたと考えられています。 欧米のカクテルブックで「ペグー・クラブ」が初めて活字になったのは、現時点で確認できた限りでは、上記の「ABC of…」です。そのレシピは「ジン3分の2、オレンジ・キュラソー6分の1、ライム・ジュース1tsp、オレンジ・ビターズ1dash、アンゴスチュラ・ビターズ1dash」となっています(※なお、オレンジ・キュラソー「6分の1」というのは誤記で、正しくは「3分の1」ではないかという見解もあります)。 ご参考までに、1920年代以降の主なカクテルブックで「ペグー・クラブ」をどのように扱っているかをざっと見ておきましょう。・「Barflies and Cocktails」(Harry MacElhone著、1927年刊)仏 → 「ABC of Mixing Cocktails」と同じ・「The Savoy Cocktail Book」(Harry Craddock著、1930年刊)英 ジン3分の2、オレンジ・キュラソー3分の1、ライム・ジュース1tsp、オレンジ・ビターズ1dash、アンゴスチュラ・ビターズ1dash(シェイク) ※「ビルマで生まれ、今では世界中で普及している」とのクラドックはコメントしている。・「Café Royal Cocktail Book」(W.J. Tarling著、1937年刊)英 → 「The Savoy…」のレシピと同じ・「World Drinks and How To Mix Them」(William Boothby著、1934年刊)米 ジン2分の1ジガー、キュラソー4分の1ジガー、レモン・ジュース1tsp、オレンジ・ビターズ1dash、アンゴスチュラ・ビターズ2drops(シェイク)・「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著、1948年刊)米 ジン3分の2、オレンジ・キュラソー3分の1、ライム・ジュース1tsp、オレンジ・ビターズ1dash、アンゴスチュラ・ビターズ1dash(シェイク) ちなみに、ニューヨーク・マンハッタンのソーホー(Soho)には、その名も「Pegu Club」という比較的新しいバーがありますが、ニューヨークで活躍する著名な女性バーテンダー、オードリー・ソーンダース(Audrey Saunders)=あのデイル・デグロフのお弟子さんとのこと=が2005年、このクラブにトリビュートしてオープンさせた店です。全米のベスト100バーの一つにも選ばれたことがあるそうです。 なお、本家ミャンマーの「ペグー・クラブ」のその後ですが、ビルマ独立(1948年)後もしばらくは営業していたようですが現在は閉店。建物は廃墟のような状態でその歴史を伝えているとのことです(出典:http://gg.yangon.jp )。そして、この「ペグー・クラブ」カクテルは、現在のヤンゴンのいくつかのホテルで、「Jane’s Pegu Cocktail」とその名を変えて復活しているという話です(出典:Wikipedia英語版 ※「Jane's」の名の由来は不詳)。 「ペグー・クラブ」は日本には戦前に伝わっていたと思われますが、カクテルブックに登場するのは戦後の50年代に入ってからです。しかし残念ながら、近年のカクテルブックではほとんど取り上げられません。シンプルなレシピのカクテルですが、とても飲みやすい味わいで、個人的にはもっと評価されていいカクテルだと思います。今後も、注目していきたいです。 【確認できる日本初出資料】「世界コクテール飲物辞典」(佐藤紅霞著、1954年刊)。レシピは「The Savoy…」と同じです。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2017/10/01
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