ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 6, 2022
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 まずは挙式(屋外)。ユダヤ教の形式で取り行なわれました。ぼくはユダヤ系の挙式で弾く機会はたぶん二年に一回ぐらいの頻度、いまだに興味深く観察してしまいます。今日はラビさんのお話がかなり長くて驚きました。30分近く語りまくっていらっしゃいました。
 契りを交わした新郎新婦、地面に置いたグラスを割ってお開き。ご退場時にぼくらが演奏したのはビーチボーイズ「Wouldn't It Be Nice(邦題:素敵じゃないか)」(1966年)。意外なご選曲でした。

 続いて屋内に移動し、食前酒提供時の背景音楽を一時間演奏。
 新郎新婦さんからのご依頼は「普通に大衆音楽を弾いてほしいけど、あんまり有名じゃない曲がいいです」というもの。なるほど、彼らの心情、ぼくもよくわかります。誰もが知ってる派手な歌謡曲だと会場の雰囲気を左右してしまうので、中立的な背景音楽をなんとなぁーく流しておきたいということでしょう。ぼくも集中して作業してるときとかに家のなかで流す音楽は自分が認識できないもののほうがいい。下手に思い入れのある曲だと気が散ってしまう。
 よって地味めのジャズとかも弾いてみました。
 ぼくが気に入った曲は「It Had To Be You」。編曲が素晴らしかった。
 なかなか弾く機会のない曲を演奏でき、個人的には普段は味わえない充実感、達成感あふれる本番となりました。

バイオリン1:セリーナ

ビオラ:スーズィ
チェロ:アンドレア





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最終更新日  Aug 9, 2022 07:30:12 AM
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