ひとりじゃないよ!

ひとりじゃないよ!

楽しいはずなのに・・・

2003年12月、クリスマス・・・

街は、クリスマス一色

カップルや家族で、クリスマスプレゼントを選んでいる。

私達、家族もそうである。

周りから見れば、何一つ変わっている事はない。

私が、乳がん患者で多発性骨転移を除いては・・・

主人が、『何が欲しい?』の問いかけに、私は、横に首を振った。

特別欲しい物がないのは確かであったが・・・

心の中では、『もうじき、死んじゃうんだよ!』・・

『みんなで過ごせるだけで、嬉しいから』と届かない、声にならない声。

でも、主人は、娘と私のクリスマス・プレゼントを選んでくれた。

(娘は、バイトなので中身は知らない!)

息子が、不調を訴えた為息子のプレゼントは買えず・・帰宅した。

欲しいものは、何もない!!

確かに、声を大にして言ってもいいくらいに・・

できるなら、家族でいられる時間がたくさんあるようにと・・・

サンタクロースがそりに乗ってやってきて、

みんなに幸せが、届きますようにと・・・心から祈るだけ。

来年も再来年も、こんな幸せがいつまでも、いついつまでも続くように!

私の周りの人が、笑顔で過ごす事が出来るように・・







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