英国駐妻記録2







英国駐妻記録2


* ☆今度はBTかぁ~☆

12月の始めからずっと故障に悩まされている。

ボイラーに始まって、食器洗い機、今度は突然の電話回線の故障。
夫がスペインに出張中、突然、回線が使えなくなった。
出張中の夫との連絡、寮生活の子供との連絡、日本の友達との連絡・…
電話回線がつかえないと、ネットができない…急に孤独に見まわれる。
夜もすることがない…ビデオは厭きたし、テレビはつまらない…
つまらないけど、ネットをしていないと他にすることもなく
クロスステッチをしながら、変な映画を見ていた。
「son lover」という究極のマザコン男の暗い映画だった・・
が、それは作家ローレンスの自伝映画で有名なものだとあとで分かった。
有名かどうか知らないけど、暗くて、つまらない映画だった…
じゃぁ、見るなよ!って話ですが…
実は昔の映画で英語がすごくわかりやすかった
あははは…それで見るともなく見ていたのでした。
ちょっと情けなかったり…(ーー;)

電話は携帯電話があるから、イギリスの友達との連絡は大丈夫。

日本に本帰国前日に会う約束になっていた友人。
すでにホテル入りしていて、連絡がつかない。
ホテルの名前、聞いていたけれど、支店がいくつもあって、
どこに電話しても いないと言われて、頭をかかえた。
彼女が携帯のほうにもかけくれればいいのだけれど…・
もし、連絡がつかないまま帰国になったら、
わたし、すっぽかし野郎じゃん(ーー;)

が、しかし、さすが、わたしの友達!かかってきましたよ、携帯電話。

「はい、○○です」
「今、どこ!」


o(●^▽^●)oあははっ♪ 挨拶なしにそれかい?
まあ、彼女らしいといえば彼女らしい…
で、事細かに今の状況を説明して、うちにいるよぉ~と泣いて(^o^)
ウィンザーで会うことにして、
お腹いっぱいイタリアンを食べてめでたし、めでたし♪

で、火曜日に故障発覚、BTは次の週の月曜日まで来れないとのたまった。
うちの夫…
わたしが暴れると手におえないので、BTを脅しにかかった(*^m^*) ムフッ

「うちのワイフは在宅で高収入を得ている。
電話回線が故障すると大変な損害だ。  あとで損害賠償を請求するから!」と
…そしたら、金曜日に直しに来た。
金曜日、それは夫がスペインから帰ってきてBTに連絡した次の日だったのだ。

ったく、この国は…言ったもん勝ちだなぁ~(ーー;)

あっ…高収入(T_T)欲しい。これは、夫の願望でもあるのかもしれないな…
*
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* ☆英国人に感動☆

娘の卒業式、出席のためにデンマークに行く。
が、なんと、飛行機が飛ばない。
悪天候のために次々とキャンセルになっていく。
ヨーロッパ便が全部。対応もいい加減で、そこかしこで言うことが違う。
チケット予約デスクに並んで、新しく予約しろ。
予約センターに電話して予約しなおしなさい。
旅行会社が仲介をしていたら、予約センターはどうすることもできない。
うちはBAで直接買っていたので、電話ですぐに解決できた。
できたけど、飛ばないものはどうにもならない。
結局予定の11時間後に飛べた。

さて、ここでイギリス人あるいはヨーロッパ人たちのすごいところ!
だれも怒鳴っていない。だれも空港職員に抗議していない。
みんな言われたように、チケットのために列に加わる。
想像を絶する長い列があちこちに…

そう、日本だったら、怒号渦巻く中…ということになるでしょう。
まちがいなく、空港関係者に詰め寄っていることでしょう。

が、原因もはっきりわからず、飛行機が次々とキャンセルされていくなか
パニックで泣き出す女性はいても、
空港関係者の襟首をつかんでいる人は誰もいない。

さすが紳士の国イングランド!えらいわ、イングランド!
ここに来て、始めて尊敬の気持ちでイングランド賛歌を歌いたくなりました。
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* ☆地下鉄Central Line脱線☆

先日…先日と言っても、1月25日までさかのぼりますが…(ーー;)

ロンドンの地下鉄Central lineで脱線事故があった。
原因はボルトが緩んで、落ちたとか落ちないとか…
そういう基本的なものだそうだ。
ここ数年、線路も電車もまったく点検をしていなかったらしい。
で、他のラインも同じことが起こりえるということになり、
主要な地下鉄ラインが閉鎖になった。
落ち着くまでに1ヶ月はかかりそうだという。

翌月曜日のロンドンの朝の大変な様子がテレビにでていた。
通勤の人達が道に溢れている。
変わりのバスもうまく対応できなかったようだ。

イギリスはこういうところがある。不思議だけれど…

5年ほど前に地下鉄ではなくて、鉄道で大事故があった。
ReadingとPaddingtonを結ぶ通勤快速列車が
運転手の信号無視で対向の電車と正面衝突をした。
死傷者もたくさんでて、
今も、顔にビニールの仮面をかぶっていないといけない大やけどを
負った女性がテレビで訴えに出て来られたりもする。
このときの調査で、
他の運転手たちも普通に『信号無視』をしていたことがわかった。

日本のハンバーガーショップやファミレスのように
気持ちが悪いほどのマニュアル化は必要ないと思う。
が、命に関わるお仕事をなさっている人達には、
是非、基本的マニュアルの徹底はお願いしたい。

信号…(ーー;)…普通、赤なら、止まるよねぇ~

あっ、でも、イギリス人、
信号、赤でも車が来なければ、どんどん、歩きますぅ~

そうかぁ~だからかぁ~…って、あきませんよ、それは!

道路の信号はいいよ、ひかれるのは自分だから。
でも、電車はこわいよぉ~信号守ってくださいぃ~

ってなことで、まだ、今日、地下鉄Central lineは復旧しておりませんでした。
なんでも時間がかかるんだね。
うちのボイラー…完治までに1ヶ月以上かかったのは
当たり前と言えば、当たり前だったのね…(;^_^A アセアセ・・・。
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