プラス君の日記

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【除籍住民票-公に死を証明している書類】



娘が亡くなりました


娘の生命保険の請求のために、必要書類を揃えることになりました。

死亡保険金受取人の印鑑証明書と死亡診断書が必要だということは分かっていたので、役所に印鑑証明書を取ってきてもらうように、妻に頼みました。

その後、会社の従業員向けの保険には、これらの書類の他に、除籍の住民票(若しくは除籍謄本)が必要だとういことが分かりました。

また、妻に役所に行ってもらい、除籍の住民票を取ってきてもらいました。


妻が役所へ行き、除籍の住民票の交付を申し込みしばらく待っていると、役所の職員さんが妻の名前を呼びました。

職員さんは、その住民票を見て、なんとなく寂しいそうな、悲しいそうな、申し訳なさそうな表情を浮かべ、静かに住民票を妻に渡してくれたそうです。



妻も、娘の名前が取消線で消され、死亡日平成18年5月9日 と書かれた除籍の住民票を受け取ったときはとても辛かったと・・・・・。



死亡保険金の請求の手続きには必要な書類ですが、娘が亡くなったことを公に証明している書類を目にすることは、確かに辛いことです。




保険会社に勤務する人間として、こういった死亡保険金請求時の遺族が感じている微妙な感情をしっかりと理解し受け止めていく必要があると痛感した次第です。

娘の死が仕事に役立ってしまうというのは、皮肉なものですね。

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