坂本善三美術館



坂本善三画伯の作品約177点を収蔵、展示しているのが『坂本善三美術館』。

風土と生活に密着した美術館を目指し、「小国の自然から生まれた坂本善三美術

は、小国の生活の中にあるのが最も似合う」というコンセプトのもとに

『坂本善三美術館』は明治5年に町内に建てられた民家を鉾納神社の隣に

移築して建設されました。

本館は格子模様の抽象画と古い民家の造りが溶け合い不思議な空間を体験する

ことが出来ます。

また、小国特有の『置き屋根式』の蔵を模した展示棟には、大作を中心に

常時20数点が展示されています。


本館、展示棟共に日本でも珍しい総畳敷きなので、ゆっくり腰を下ろして

鑑賞できます。

坂本善三以外の芸術家の企画展も年2回開催され、東洋的な美の競演が

楽しめます。



坂本善三画伯は「グレーの画家」「東洋の寡黙」と称される抽象画家として

知られ、ヨーロッパでは日本の伝統的な美しさを表現できる画家として高い

評価を受けました。

坂本画伯は明治44年(1911)に小国町黒渕に生まれました。

昭和4年(1929)旧制大津中学校を卒業後、画家を志して上京し

本郷絵画研究所、帝国美術学校(現、武蔵野美術大学)に学び

独立美術協会に出品しながら川口軌外、林武に師事、研鑽を積んでいきました。

戦後、東京のアトリエが空襲により全焼してしまったことを機に熊本に帰郷し、

故郷の自然と身近な生活用品をモチーフにした作品を描き、自身の美術の方向性を

模索していました。


昭和32年(1957)には、その画業の転機となる2年間にわたる

ヨーロッパへの絵画研究の旅に出ます。

ヨーロッパの石造りの重厚な建築物の構成に魅かれた坂本画伯は

その壁面を描きながら、ヨーロッパの伝統的な美術に触れたことを

きっかけに日本の風土を見直し、日本の美、東洋の美についての思惟を深め、

その絵はしだいに具象絵画から抽象絵画へと変貌していきました。


そして坂本画伯は自己の内部にある日本の風土と生活を源とする

独自の画風を生みだし、現在残される代表的な抽象画の数々を

昭和62年(1987)に亡くなるまで制作しました



□□□ ご 利 用 の ご 案 内 □□□

■開館時間
9:00 ~ 17:00まで(入館は30分前まで)
 ※4月から11までの毎週土曜日は19:00まで

■休館日
◎毎週月曜日(休日にあたるときは翌日休館)
◎年末年始(12月29日~1月3日)
  ※ その他、展示替えの際には休館となりますので、お問い合わせ下さい。
■入館料金表 
一般  大学・高校生 中学生・小学生
500円(400円) 400円(320円) 200円(150円)
※( )は20名以上の団体料金
■年間フリーパス 
◎料金:3,000円  有効期間:発行日から1年間
 ※1年間何回でも利用できます。(コンサートや講演会も利用可)
 ※展覧会など催し物の案内を郵送します。


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