「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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【7】~【10】
untitle【7】永久就職先
「お前、このごろ、バイトもやめて、
大学もほとんど、授業ないのに
つかまらないのはおかしくねぇか?
どこで、何してんだ?
携帯の電源も切ってやがる!」と聞いてくる。
ここ最近は週2日の画廊通いに加えて、
山下さんから出された宿題で
図書館の美術書と格闘が続いていた。
<やばい! まずい! と思いつつ、>
「あたしだっていろいろあんのよ。
あんたとしか、付き合っているわけじゃないんだから・・・
ほら、大学の友達も結構いるし、
みんな、就職したら会えなくなるから、
今のうちに、ね!
女の子は地元に帰る子も多いのよ。」
とか言い訳を並べてみる。
すると、意外にもすぐに納得したようで
「あっ、そうか、そうだよな。
悪かったな。
俺、いつでも、お前に連絡がつかないと
なんかあったんじゃないかと心配になるんだ。
そんなことなら、いいけど。
友達、みんな就職できたのか?
おまえはそんな心配しなくていいよな。
なんせ、俺んとこに永久就職するんだからな!」
とうれしいそうに言って、自分で赤くなってる。
その様子を見てつくしは
<やっぱ、言えない。……完全に気持ちがそっちにいっちゃってる。>
具体的なことは正式には決まってなかったし、
特に結婚について両家で話し合うなんて事もない。
(まぁ、一方的に決められて、話し合いにもならないと思うけど・・・)
それに第一、
司が指輪を差し出しながら、
「結婚してください。」
なんて世間一般にありがちなプロポーズの場面が
帰国してからあったわけでない。
(ちょっと、想像したら笑えるけど・・・)
プロポーズがあったすれば、司がNYに行く前のことだ。
花沢類に会ったこの日は、
午後から久しぶりに休みが取れた司とドライブしていた。
車のハンドルを握りながら、
「おまえ、いつか、『新婚旅行はハワイがいい』って言ってたよな。
俺としちゃ、あんな日本人観光客のうようよした所には
行きたくないんだけど
つくしがそういうんだから…。
仕方ないな。
なんなら、結婚式もハワイでしてもいいかもな。」
なんて、口元をゆるめながら言う。
普通、結婚前の女の子なら、新婚旅行の話しをされて、
その話題に 飛びついてこないなんてありえないけど
呑気に自分の結婚シュミレーションを語る司が歯がゆくなって
「うるさいわね。あたし、今、考え事してるの。
少し、黙っててくれる。」
と、怒った口調言ってしまった。
デート中に、しかも、2人の将来の事を
真剣に話している恋人に言う言葉ではない。
昔の司なら、この言葉だけで、
もう、頭にきてるだろう。
でも、逆に心配そうに聞いてくる。
「どうしたんだ。今日は?
なんか、機嫌が悪いみたいだな。
学校でおもしろくないことでもあったのか?
それとも、腹、減ってんじゃねえか。
お前、腹減るとやたら、機嫌が悪くなるからな。
今日はいい店予約入れてあるんだ。
『デザートの種類が多くてつくし好みだ』って滋が教えてくれたんだ。
おまえ、食べ過ぎるなよ。
胃袋半端じゃあねえから
大丈夫なんだろうけど。」
……あぁ、もう、いやだ。
その優しさがあたしの心を逆なでする。
【8】 ベストオブミスマッチ
サンセット沿いの緩やかやカーブの続く道
あたしはこれからどこに行こうとしているんだろう……
横にいる恋人の前には大きな一本の
進むべき道が用意させている。
華やかな場所 輝く未来
成功を約束された者だけが
通ることを許された道
あたしはその横にいて
じっと下を向いていればいいの?
17才、怒涛の大恋愛の最後の夜のはずだったあの日
滋さんのSPに拉致されて来た無人島で
同じ夕陽を見ていた ただの男と女の子だった
あの頃より2人の距離や気持ちは
限りなく近づいているはずなのに
あまりにも違いすぎる2人
まるでY字の道で右と左に分かれたみたいに
急速に違いすぎていく。
司はそんなこと思ってないんだろうな。
「おまえ、いつまでもそのままでいろよ。
そのまんまのおまえが好きなんだから。」
と言うくらいだから。
ふと、見ると花沢類のコーヒーカップが空っぽになっている。
「なんか、しゃべっていたら、お腹すいてきちゃった。
すみません。コーヒーお代わり2杯とサンドイッチお願いします。」
と近くを通りかかったウエイターに注文する。
「花沢類、夕飯なにか食べたの?
サンドイッチ来たら食べてね。
あのね、あたし、もったいないことしちゃった。
アイツと喧嘩するの食べてからすれば良かった。
バカよね。本当に。」
お店のショーケースに並んだデザートはまるで
小さな宝石のように輝いていたの……
車の中で黙り込んでしまったあたし
レストランに到着するまで結局、
アイツもあたしも一言もしゃべらなかった。
1台の高級車が駐車場にすべるように入っていく。
助手席側に回り、ドアを開けてくれた。
レディファーストの国アメリカに4年間いたせいか、
司はスマートな身のこなしで自然にそれをやってのける。
高校時代の“俺様が一番”だった頃とは大違いだ。
あたしの手をやさしく握ってエスコートしてくれる。
一目で仕立てが良いと分かるスーツを
見事に着こなした長身のハンサムな青年。
横に並ぶにはあまりにも似合わない普通すぎる女の子。
たぶん、このレストランにいるカップルの中でベストオブミスマッチ。
重厚な扉を開けるとそこは異空間が広がっていた。
吹き抜けの広々としたロビーの先に見える螺旋階段
ドレスアップしたお客。
光り溢れるダイニング
自分一人がこの場所から拒絶されたような
眩暈にも似たような感覚を感じる。
案内された席に座り、注文を終えると
司が重くなった口を開いた。
「どうしたんだ。何かあるんだったら言ってみろよ。
おまえ、いつもなんかあると黙り込んでしまうよな。
1人で悩んだって解決しないだろう。」
「・・・・・・・・ 。」
司の心配をよそに素直になれない自分がいる。
「俺じゃ、相談相手になれないのか?」
あたしは目も合わせず、
「あんたに言ったってしかたないことよ。
バカにされるだけだから言わない。
道明時財閥背負っているあんたにはチリにも等しい事よ。」
どう考えても、厭味としか取れないような言葉を言ってしまった。
一瞬、顔色を変えた司が放った一言。
「じゃあ、類なら話せるのか?
おまえ、類のことは信用してるよな。
俺は頼りにならないから、言えないんだろう?」
「なんなのよ!なんで花沢類が出てくるのよ。
関係ないでしょう。
あぁ、もう、頭に来た!
それに言っとくけど、結婚、結婚てあんた言うけど
いつ結婚するってあたし返事した?
勝手に人の気持ちも考えずに物事進めないでよ!」
いっきに出てくる沸々とした思いが言葉になっていく。
「じゃあ、やめるか? 結婚!
おまえ、今まで何のために俺と付き合ってきたんだ?
幸せにしてやるって言ったよな。」
「言ったけど、それと結婚とは別よ!
それにお互いまだ若いんだから
やりたいこといっぱいあるでしょう。
あんただって、あたしなんかよりうんと
お似合いの彼女作るチャンス
捨てるのもったいないでしょう?」
もう、止まらない。
大きな声で叫んだもんだから、みんなが注目して見ている。
「見せ物じゃないわよ。ジロジロ、見ないで!!」
その場にいるのが居た堪れなくなったあたしはついに席を立ち、
「おい!ちょっと待てよ!」
と言う司を無視して店の外に出て行った。
【9】独り相撲
花沢類がサンドイッチの中に挟まれている
トマトを必死に除けているのが見える。
「トマト、嫌いなんだ……初めて知った。」
「トマトジュースは飲めるよ。」
「同じトマトなのに?変なの!」
「全然、別物だよ。」と花沢類がきっぱり、主張する。
こんな話しをするために来たんじゃあないけど…
「牧野、結局 司をレストランに残して帰っちゃたんだ。」
「そういうこと…。」
「それは喧嘩じゃないな……。」
「じゃあ、なんなの?」
「牧野の独り相撲……ってとこかな!」
レストランの席を勢いよく立ち上がってから、
約40分後、つくしはようやく、
海沿いの町から都内へ向かう電車に乗っていた。
あのレストランを出た後、司に追いつかれないよう、
何も考えずにどんどんと前に歩いていった結果、
不慣れな土地の住宅街に迷い込んでしまったのだ。
ふと我に返って、あたりを見まわすと
「えぇ、ここどこ?」状態だったのだ。
結局、今来た道を逆戻り。
軌道修正。
ふと見ると、ゴミ集積場の脇に野良猫が1匹、
こっちを見て、威嚇している。
「いい根性してるじゃない!
あんたまで、あたしに文句があるの?」
「どいつもこいつも、本当にもうーっ!!」と猫に息巻いてみる。
「あぁ、バカみたい。猫に当たってどうする!」
深い、ため息。
引き返す途中であいつに会ったら、
「どこ行ってんだ!」
なんて笑い者にされる。
周囲を窺いながら、ビクビクしながら、来た道を帰る。
確か、この国道を右へ少し行くと駅があったはず…。
しばらく歩くと、駅前らしい場所にさしかかり、
ホット、ひと安心。
「良かった。これで家に帰れる。」
自分がふっかけたケンカの後は
迷子になるというオマケまで貰って
テンションがどんどん下がっていく。
「だめ!このまま、落ち込んじゃ…だめよ!」
沈んで行く気持ちをなんとか引き上げようと
つくしはどこかの誰かさんに怒りをぶつけ、
また、テンションを上げようとする。
「大体、あいつが関係ないのに花沢類の名前を出すから…」
「違う! 」
「その前に結婚、結婚ってうるさくて…」
「いや、違う!」
「そう、あたしの仕事だ。」
就職したいんだ。それを本当は言いたかったんだ。
でも言えなくて、それでイライラして……。
八つ当たりしてしまった。
あぁ、また、テンションが下がる!
そして、自己嫌悪…に陥る。
こうなったら、誰かに聞いてもらわないと…
自分を正当化したくなる。
「つくしの気持ち、分かるよ。」と言って欲しくて。
電話するけど、桜子、優紀、滋さんもつかまらない。
「もーっ!みんな、どこ行ってるのよ!
コンパだったら許さないんだから!
刺激が欲しいんでしょう!
脳の活性化はしなくていいの!」
電車を待つ少しの間、ホームで携帯をかけまくり、
最初に通じたのが、花沢類…だった。
【10】 いやな女。
電車の中で2人のつくしが会話をしている。
「おまえ、俺に『幸せにしてあげる。』って言ったよな。」
確かにその言葉に嘘偽りはない。
本当にそう思っているし、
自分も司との幸せを望んでいる。
司以外なんて考えられない…。
一緒に幸せをつかみたい。
でも、もう1人の自分が言う。
「このまま、幸せにどっぷりつかって、
道明寺司のお嫁さんになっていいの?
ただ、それだけでいいの?」
「当たり前じゃない。
あんなスゴイ人と結婚できるのに
他になにを望んでいるの?
大体、知り合った事だけでも
奇跡に近いことなのに…。」
「でも、それって道明寺家の家に嫁ぐってことでもあるんだよ。
大変だよ。やっていけるの?つくし。」
あぁ、結局、どうどうめぐり巡りの最後には
道明寺家という怪物から逃げる自分がいる。
仕事に就きたいという小さな願望も一つの逃げの手段?
「結婚をズルズル遅らせたいんでしょう?」
「怖いんでしょう?」
つきつめれば、いつでもそこにたどり着く。
「あたしって、いやな女かも……」
車窓からの風景を眺めながら
つくしは呟いた。
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