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塔太郎カップコース。丹沢の西から東へ縦走。まさに端から端。山と高原の地図ではきりきり舞い。 高低差は丹沢ならではのかなりの勾配。 特に菰釣山あたりの小刻みなアップダウンの繰り返しはきつかった。 名もなき山の連続 距離は富士見山荘でGPSのログが3Kmほどぶれていたから、トータルで78Kmくらいか。ポラールで累積標高は5,370m。思ったより距離はある感じ。 ダブル塔太郎だったら100マイル 山中湖湖畔での台風の爪あと 山中湖近くのコンビニも浸水した形跡があった。 今回の台風の被害の大きさを感じさせる。 籠坂峠は通行止め 籠坂峠からスタート ノスタルジアさえ感じてしまう籠坂峠 三国山でほっとひと息、先はまだまだ。 今年もブナの木々の歓迎を受けて ワンダーな世界への誘い 明神山から山中湖とススキのコラボ 広くて平らで穏やかで優しい、明神山山頂 山頂神社でこれからの道のりの安全祈願 笹が道を覆う それでもかきわけて、進むのみ ロープウェイ? 山の中も台風の影響でいたるところに倒木 さらに大きな倒木を何十回もまたいだり、迂回したりの連続 耳を澄ませば、物音ひとつしない静寂な山頂 疲れた体には最高の癒し 竜ヶ馬場からのネオン 富士見山荘と言えば、これでしょ! カラリと晴れたにぎやかな大山山頂、ゴールまであと少し 恒例のお祭りが終わってしまった。 充実感と安堵感、そしてもの寂しさを残して、秋の季節を迎える。 ご一緒に参加された皆様に、 SPCIAL THANKS!
2011.09.24
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いよいよ来週のボッカ駅伝までカウントダウンとなりましたね。1週前の練習会もみんな気持ち入っていい練習ができました。この練習会の雰囲気、気に入っています。あの異様な雰囲気の駅伝レースを事前にささやかに体感できますしね。ボッカで駅伝、この発想もすごいです^^ でもはまってしまったひとりなのかもしれません。ほかの仲間たちもきっとそうなんだろうなと思いながら、来週のレースまで想像力が掻き立てられる毎日をおくりそうです。花立山荘に到着後は塔ノ岳を通って、木ノ又小屋で小休止。その後、政次郎尾根で戸川へ下山してきました。しっとりと涼しい丹沢の山々は、きらきら輝き美しさをましていたような感じもします。来週は、花立山荘でみんなと合流するのが楽しみにしています。
2011.05.28
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久しぶりに大池公園へ足を運ぶ耳を澄ませば、うぐいすの鳴き声が聞こえるとりでの森へ続く階段は、聞いていた通り整備されていた手摺とコンクリートの丸太が整然と並んで、階段が続くまだまだ続く階段以前のような、雑然とした木々の階段のほうが落ちつく雰囲気があったかな登ったあとに、桜山の鮮やかに新緑が迎えてくれる桜山からリズムよく軽快に自然が豊富な大池公園は、穏やかでいろいろな姿を見せてくれる起伏がある公園で、ここも結構な勾配があるけど、何より空気が澄み渡っているのが心地いい久しぶりにきたけど、変わらず穏やかで自然豊かな公園
2011.05.05
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「塔太郎カップに参加した方ですか」 2006年の暑い9月だったから、もう5年近くも前のことになる。 鶴巻温泉駅近くの弘法の里湯で、いかにもトレラン仕様のザックを持っている方がお風呂に浸かった後に着替えを済ましてまさにでようとしているところを勇気だして声を掛けたときのことだ。 塔太郎のゴールは弘法の里湯だった。 走ろう丹沢RUNのトピの「塔太郎カップ」が行われた日だった。 このとき僕は途中でリタイアして、檜洞丸から下山して、バスと電車で弘法の里湯に向かった。先行していたメンバー、途中合流していたメンバーがゴールの弘法の里湯に集まるからだ。といっても掲示板のみを見ていただけでメンバーとは誰ひとり話したこともなく、会ったこともなかった。 だから、お風呂から出てしまう最後の最後でいささかの勇気をだして声を掛けたことが思い出される。 「よくわかったね」「トレランのザックを見て、そうかなって思ったんで...」「ヤマジャンです。仲間が上にいるから一緒にいきましょう」 という暖かみのある笑顔で言葉が返ってきた。 思えば、これがヤマジャンさんとの初めての会話だった。 それ以来、ハセツネのことや、丹沢のことをいろいろ教えてもらったり、一緒に何度も丹沢へいったり、箱根駅伝コースを走ったりする仲になっていた。 住んでいるところが、僕の実家と近いこともあり、年末年始休みなどは近くの大池公園へ朝6時くらいに約束して一緒に走りにでかけたっけ。 そういえば、ヤマジャンさんとの行動は朝が早かった。丹沢も朝4時すぎとか、5時とか。大池公園のときもそうだった。 家族思いのヤマジャンさんは、おそらく山で朝早く遊んで、午後は家族との時間を大切にしていたのだろう。山を登りながら2人の息子さんのことのお話しに聞き入ってしまったことが思い出される。 地元の駅伝チームにも誘われ、何度か一緒のチームでタスキをつなげたこともあった。 いつの間にかヤマジャンさんが目標にもなっていた。いつしかの北丹沢でも最後の山頂でかわされて惜しくも白星をあげられなかったことが思い出される。昨年の野辺山では折り返しで、サブ10行ける!と声を掛けてもらい、ゴールで待っていてもらい、一緒にサブ10を喜んでくれた。あのときはうれしかった.....そしてヤマジャンさんの9:30を次の目標とした。 家族思いで、負けず嫌い、そして暖かみがあって、趣味、仕事もきっちりこなして時間の使い方がすごくバランスがとれいている。おまけに年を重ねる毎に自己記録を更新続けて、いつまでも追いかける存在。 5年前のあのときを境に、よき人生の先輩でもあり、憧れでもあった。こういうふうに、年を重ねていきたいなって心から思えた。 ヤマジャンさんが会社の上司だったら、一緒にいい仕事ができそうだなとか考えたこともあった。 先日、仲間からメールをもらった。 ヤマジャンさんが丹沢でお亡くなりになられたと。 一瞬すべてを否定した。 すべての言葉が似つかわしくもなく、文章としてなりえないからだ。 何かの間違い、変換間違い、そうに決まっている。平静さを保っていた。 でも時間がたつにつれて、心の穴が大きくなっていく感じがしてきた。その後、別の仲間からのメールで詳細を知った。 信じられないし、信じたくない。でも時間とともに現実を受け入れなくてはならなくなっていた。 ヤマジャンさんと最後に会ったのは、今年の2月の三浦アルプスのコースを仲間で3人で走ったとき。ゴールして3人でお風呂に浸かって、駅近くのおいしいモツ煮込みを食べて飲んで、みんな笑顔で話していたことが思い浮かぶ。 実は5年前、弘法の里湯でトレラン仕様のザックをもっていたから、ヤマジャンさんに声を掛けたのではないのです。 あの時、会うずっと前から掲示板でヤマジャンさんのことは知っていて、掲示板にかかれていたヤマジャンさんの丹沢周回にずっと憧れていました。 だからヤマジャンさんのでたどこかのレースの結果をランネットで調べて、オールスポーツの写真で見ていたので、ヤマジャンさんのことはわかっていました。だから、ヤマジャンさんとずっと話したかったのです。 あの時のお風呂場でも、ヤマジャンさんの姿はわかっていて声を掛けたかったけど、最後の最後で声を掛けられたのです。 もっともっと、これからもよき先輩、仲間としていろいろなことを話したかったです。 あのときから、知り合えて仲間になれたことに感謝しています。 ありがとう。 さようなら。
2011.05.03
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自然の大地はやっぱり足に優しいなということが実感できるひとときだった。 この日も、蛭ヶ岳へ向かう。先週の爽快感のイメージが残っていて、またどうしても行きたいという思いが募っていた。 溢れるマイナスイオンで心身ともに癒される感じがする。紅葉は先週より麓の方まできている。赤、黄色、緑の木の葉のコラボレーションをなすトンネルを通り過ぎる。目に優しい色合いで吸い込まれていくような雰囲気。 塔ノ岳手前で下山してきたまさみさんに遭遇。塔ノ岳では、富士山がよく見えたという。楽しみが一層ふくらむ。 塔ノ岳からは、久しぶりのくっきりとした霊峰富士が見える。今日の雲は幻想的で、富士山を一層際立たせている。曇りだったので、期待していなかっただけにこのサプライズに自然と笑みもこぼれてしまう。 丹沢山を通過して、鬼ヶ岩手前のトレイルでおーさんに遭遇。また後で合流することを約束し、蛭ヶ岳へ向かう。 ここの稜線はこのコースのハイライト。やっぱりある程度ここまでスタミナを温存して、このハイライトを爽快に走るのが爽快感を味わえるコツでもあると思う。富士山を眺めながら気分は盛り上がっていく。 蛭ヶ岳を折り返して塔ノ岳で待っていてくれたおーさんと合流。おしゃべりモードで紅葉をめでながら、秋の景観を楽しむ。 下山しながら、蛭ヶ岳はちょうど程よいボリュームでまた行きたいなという余韻を残しているのは、前回と一緒だった。
2010.11.15
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山耐で痛めた膝裏はまだ思わしくないので、リハビリトレイルとして、蛭ヶ岳へ向かうことにする。 遅めのスタートで大倉を出発する。思ったとおり、上りはさほど膝裏に負担はかからない。下りはちょっと厳しいけど、十分登れる。 燃えるような赤い葉を重ねている木々に気分も上々。塔ノ岳山頂では、富士山こそ見れなかったけど、四方八方にところどころ赤くなっている山々が見渡せて、にぎやかな人だかりができている。 丹沢山を経て、蛭ヶ岳へ向かう。登山道もだいぶ整備されていて、気持ちいい。やっぱりこの稜線トレイルは爽快な気持ちになれる。 これから向かう鬼ヶ岩、蛭ヶ岳への美しい稜線を前に見ながらも、左右には遮るものがないから、緑、赤の木々の山々が視界に飛び込んでくる。 上を見上げると青空が見渡せる。空気は冷たくて新鮮。どれも贅沢に感じてしまう。この日はトレイルランのいいところどりの一日だった。
2010.11.06
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山耐のレースは、もう7回目の参加。雨でぬかるんでいるなかだったり、寒かったり、暑い夜中だったりといろいろなコンディションのなかでやってきた。いろいろな思いが巡る。悔しい思いもあったけど、闇のなかを抜け、五日市の街灯の街中を駆け抜けてのゴールは、何にも変えがたいものであることは確かだ。 今年の山耐は、最低でも10時間切りを掲げてチャレンジした。やけに暑い。涼しいはずの森林のなかは、強い陽射しが木々にあたり、蒸れた空気が漂う。第一関門の浅間峠すぎたあたりで、左膝の裏あたりに違和感を感じる。鈍い痛みが次第に重く感じる。足枷をされているような感じがする。快調に飛ばすつもりの笹尾根では、膝裏の痛みに加えて、横っ腹が痛み出す。呼吸が苦しい。横っ腹が痛むなんて、いつ以来だろう。まぁ、走っていれば治まるだろうと高をくくっていたけど、一向に治まらない。今年の山耐は苦しいレースになりそうだ。第二関門の月夜見駐車場では、早くも10時間切りは困難になっていることがわかった。それどころか、劇的復活がない限り、自己ベスト更新も難しい。モチベーションを保つために、目標を切り替えた。10時間台でゴールに飛び込め!これを心の合言葉に、重い膝裏を前へ進めた。横っ腹の痛みで呼吸も相変わらず苦しい。思うように酸素を吸い込めないもどかしさ。 途中まで暑いコンディションだったけど、大雨が降り、地面はぬかるんでいる。派手に何度も転んで、余計な体力を使ってしまう。ペースは落ちているけど、足は止めない。こうなると真っ暗闇のなか、自分との対話がほとんどだ。足だけは動かせ、時間が解決してくれるさ、そんな言葉だけが何度も何度も心の中で話しかけ、話しかけられる。オオダワの夜空は、澄み渡った夜空にきれいな無数な星が輝いていた。少しだけほっとする瞬間だ。束の間の安堵感で、再び暗闇の森林へ入る。だけどもうあと少し。 日の出山から、街々のネオンがきらりと輝く。心が躍る。あとは、金比羅尾根を駆け下るだけ。左膝裏のにぶい痛みが気持ち悪いけど、足をとめず、ひたすら前へ進む。 闇を切り裂いて、武蔵五日市の街へ戻ってきた。今年は長かったけど、やっぱり明るいゴールゲートは特別だった。
2010.10.10
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あたりは暗闇に溶け込み、静けさが増す。時折、獣の鳴き声くらいで、それ以外は静寂だった。目が暗闇に慣れてきて、弧釣避難小屋の窓から、影絵を見ているかのように木々がうっすらと浮かびあがってくるのが手にとるようにわかる。ポラールの腕時計に目をやるとまだ午後6時半をまわったところあたりだ。ヘッドランプの電気を消せば、すぐに真っ暗で静かな空間へと様変わりする。小屋の中に上の方にある戸棚には、毛布が3枚たたまれていた。硬い木の床の上に毛布1枚を敷き、布団代わりにする。そして2枚の毛布にうずまる。冷えてきた山では、ちょうど心地いいくらいの暖かさとなっている。山の夜は早い。真っ暗だとできることも限られてくる。寝ることくらいか。そういえば、ここ1週間は寝不足気味でもあった。誰一人いない避難小屋で、静寂でちょっとした怖さもあるけど、こんな静かな夜はいつ以来だろう。何かに吸い込まれるようにうとうとと寝入ってしまっていた。 あるひと時を除いては..... 今年もやってきた塔太郎カップ2010。夏のフィナーレをむかえるプライベートイベント。コースは、籠坂峠から鶴巻温泉駅まで、丹沢の西から東へ縦走するというもの。 御殿場駅からいつもの通りの大渋滞のため、籠坂峠へjogで向かう。でも今年は昨年より流れている感じもする。1年ぶりの籠坂峠に再会明神山からススキと山中湖を臨む。この景観、秋の風情も感じられて、毎年毎年たのしみのひとつでもある。山中湖とススキと背景を囲む山々が壮大に感じる。 前を行く2人には、追いつきそうもない。メールで位置のやりとりをするけど、だいぶ離れている。追いつくとしても、明朝くらいか。 塔太郎カップの前半コースは、走れるトレイルもあるけど、小刻みのアップダウンも半端ない。3年連続完走していた慢心か、このアップダウンがこたえる。 弧釣山山頂では、もうすでに真っ暗。ヘッドランプをつけて下る。下ったところの避難小屋で、休憩をとることにした。 地図を眺めながらしばし仮眠してから出発すれば、十分取り戻せる。午後7時前には、毛布にうずまり寝入っていた。 シャン、シャン、シャン...........遠くから鈴の音が聞こえてきた。暗闇の静寂な小屋とはどうしても似つかわない音だ。その音が次第に大きくなってきて近づいてくる。そして揺れ動く光。獣のごとく勢いよく駆け抜けていき、音も闇に消えていった。 時計に目をやると午後10時40分。この時間帯に、鈴とランプの光、そしてあの駆け抜ける勢い、普通じゃありえない。こんなコースをこの時間帯に走るとしたら、あの男くらいか。そんなことを眠い目をこすりながら、うとうとと考え込んでいたら、再び寝入ってしまった。この日の夜で唯一、目覚めたときでもあった。 目を開くと、うっすらとした青みがかったひかりが木々に降り注いでいた。時計をみるともう朝6時すぎだった。ずいぶん寝てしまったものだ。それもそのはず、23時間ほど!?こういう場所でないととてもじゃないけどできないような贅沢な時間。 準備支度をして、小屋をでる。朝の木々に囲まれた山道は新鮮で気持ちいい。城ヶ尾峠を経て、モロクボの頭へと到着。モロクボの頭の標識に、畦ヶ丸という文字を見つける。あっけなく、畦ヶ丸の標識を選択してしまった。塔太郎カップコースを外れ西丹沢自然教室へ向かう。畦ヶ丸山頂へ到着畦ヶ丸からの一気に下る。 畦ヶ丸から西丹沢自然教室の登山道は、荒れていた。局地的な大雨により沢が氾濫したのだろうか、木でつくられた橋のいくつもが、流されて崩れていた。 西丹沢自然教室から丹沢湖を経て谷峨駅まで、ゆっくりとjogで向かった。谷峨駅から電車で鶴巻温泉駅へ向かい、善波峠過ぎたあたりまでいったところで、応援している2人と合流して、再び弘法の里湯へ戻り完走者を待った。唯一の完走者が弘法の里湯に着いた。救われた感じだ。完走者を絶やしてはならない思いだった。 塔太郎カップ2010は、籠坂峠スタート4名、西丹沢自然教室スタート3名、大倉尾根から2名、三ノ塔尾根から2名、宴会から2名。今年もにぎやかな塔太郎カップだった。 モロクボの頭でリタイア。この塔太郎カップコース、心技体が伴わないと完走は難しい。改めてそう感じた。 忘れ物をモロクボの頭に置いてきてしまった感じだ。来年は、忘れ物をしっかりと手に取り、弘法の里湯のお風呂で完走を味わいながら浸かっていたいな。 こちらの忘れ物は持ち主にお届けでき、しっかりと持ち主の胃のなかにおさまりました^^;
2010.09.18
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京都市街を囲むようにぐるりと66Kmのトレイルコースで辿る京都一周トレイルというファンランドが主催するレースに参加した。レースといっても手作りの雰囲気で案内標識は、京都市が整備した標識と主催者から配布された25000分の1の地図を頼りに進むことになる。地理感もあまりないところということもあって、絶えず地図を握り締めながら、レースをすすめていくことになった。 参加者は200人弱のアットホームの雰囲気で8割くらいが関西の方々で順位表彰もなく極めて自由度の高いレース。そういえば、こういった幾分静かでアットホーム感があり、レース中はある程度は参加者に委ねられて、勝手にゴールまで進んでくれというスタンスのレースを求めてもいた。第1回のTTRみたいな自己責任でというのも悪くはない。むしろ自由な気持ちでトレイルを走り、景観を見て発見し、それでいてレースをしているという連帯感やスリリング感が案外よかったりもする。スタート地点の伏見稲荷大社で準備をしていた。朝4時20分くらいに受付を済まして、荷物を預ける。200人弱の参加者で暗闇の神社前は異様な雰囲気もする。朝5時にスタート。半端ない蒸し暑さ。この時間でこの暑さを考えると、これからが思いやられる。伏見稲荷大社の数多くの鳥居のトンネルを駆け上がる。最初から階段の連続で少々きつい。神社を抜け、住宅街を走って登山道へ入る。京都市が整備している標識は確かにあるのだけど、これでは次の標識へたどり着くのはおぼつかない。スタートして間もないこともあってある程度の集団ができているから、とりあえずはその集団につけて、コースを辿ることにした。なんだか不安な感じだ。自分がグループの先頭になってしまうと、分かれ道があるとどちらへ行っていいかまったくわからない。地理感がないというのは、やっぱりつらい。序盤は地に足がついていない状態が続いた。まわりも結構速いペースの雰囲気。あまりの蒸し暑さでこれでは、ゴールまで持ちそうもない。心拍も落として順位を下げて走ることにした。まずは66Kの完走が目標。木々に囲まれたトレイルから大文字山のピークへたどり着くと、視界が一気に広がる。京都市街を一望。大文字山の登山道から抜けて、銀閣寺の裏通りのロードを走る。いまだ全くコースがわからず、前を行く人についていく感じ。多分ひとりになってしまったら、迷ってミスコースしてしまいそう。唯一の補給地点のコンビニ前でおにぎり1個と水のペットをもらう。京都トレイルのいいところは、水切れをあまり気にしなくてもいいところにある。トレイル上では、低山ということもあって結構沢があって飲める。そしてぐるりとトレイルがゴールまで続いているのではなく、一旦市街地へ抜けて再び登山道へ入っていくので、必ず自販機があるわけだ。こういったコース取りもなかなか新鮮。給水でもらったペットも迷わず贅沢に500mlを一気飲み。生き返る!ここの18Km地点で20~25番目くらいみたいだった。再び、比叡山へ続く長いトレイルに入った。途中で昨年完走されている方の後ろへつく。コースに詳しい。いまだコースに迷いそうで不安をかかえて進んでいた。その人に聞くと、今年は昨年より暑く、ペースも落ちているとのこと。昨年は10時間台でゴールしたけど、今年はそれより遅くなっているらしい。どうやら今このペースは10時間台のペースで進んでいるみたいだ。次第に人もばらけはじめ、いよいよ単独行動が多くなってきた。地図を持ちながら標識を見つけていく。だんだんとそのコツがわかるようになり、ようやくコース取りにも自信も持てるようになってきた。ようやくレースができるようになった感じがする。ロープウエイ比叡を通過する。日は強いけど、比叡のトレイルは、心地よい風の通り道になっていて涼しく、快適に走れるようになってくる。延暦寺を通過した際に入り口から少しだけ立ち寄り低山のアップダウンをいくつも繰り返してトレイルからロードへ抜ける。途中のコンビニでポカリスエットの2リットルとアイスを購入。アスファルトのロードは日陰がなく暑い。その分、アイスの冷たさがありがたい。中間点で5時間20分くらいの8番手とのこと。調子は上向きで、コース取りにも自信がもてるようになり、快適に走れるようになったけど、そこまで順位を上げている感じはしなかった。おそらく、あまりの暑さとそのなかでのハイペースでリタイア者もいることだろう。中間点でこの時間だとやっぱり10時間台か。でもこの手のレースは単純に掛ける2ということには、ならない。とりあえずいけるところまで行ってみるか。中間点以降もペースを上げているわけではないが、次第に前をいく選手を捕らえだしてきた。こうなってくろとおもしろみもでてくる。1人抜いて、また1人抜いて、今何番だといったことを考えだす。京都一周トレイルは、トレイルとトレイルの間に市街地だったり、田舎道だったりがそれぞれをつないでいる。山へ入ってまた出てとレースとしてはおもしろいかもしれない。トレイルを抜けて再びロードで快調に下るも、痛恨のミスコース。かなり余計に下ってしまった。再び登り返すのは、きついけどあきらめず進むことに。どうやら順位も大幅ダウンの様相。木々に囲まれた土の道から視界の目の前に沢ノ池という大きな池が現れたりと、景観も楽しませてくれる。長いレースで目標を保つのは難しい。登山者に前を走っている人はどれくらい前に通過したかを聞きながら、それを目標に進んでいった。どうやら5分くらい前に2人ほどいるらしい。沢ノ池を平行している緩やかな登りで2人目を捕らえた。もう後半戦、ゴールを感じられる。沢沿いの東海自然歩道を進む。地図読みももう慣れたもんだ。こうなると、自分のペースでレースができるので、気楽にもなる。いよいよ北山トレイル最後の標識標識の上には、簡単な地図と番号が記されているゴール地点のJR保津峡駅が見えた。両手を挙げてゴール。9時間35分の3番手でゴールしたようだ。まずは、この暑いなかで66K完走できたことに安堵感が。それにしても暑い1日だった。
2010.09.12
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丹沢で久しぶりのガスに覆われた山稜に出会う。視界が利かなくてもいい。夏では、神秘的な白い霧としっとりとした涼しさがうれしい。そういえば、今年の夏でしっとりとガスに覆われた涼しい山稜は、初めての感じもする。もう山稜では秋が近づいている?大気と大地と木々と体のフィット感が、心地いい。遠くを見渡せなくても、近くをズームインすれば、それはそれで発見はある!さりげなく、白のゲンノショウコ(?)がほのかに咲いている。そうそう、この時期に忘れてはならないのが、丹沢の貴婦人。ちょっと早かったみたいだけど、しっかりと上品に咲いていた。
2010.09.05
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この日の大倉はどんよりと雲が漂っている。この時期らしくしっとりとした蒸し暑さも感じる。まさに梅雨本番といったところ。 先日のあのボッカ駅伝で花立山荘まで担いだ砂利を使って、登山道を補修する。補修作業に携わったのは15人くらいいたのかな。ほとんど仲間内だった感じも^^; 作業分担も明確。1.ビニールに包まれた砂利を出して麻袋にいれる。そして、2.砂利の入った麻袋を背負子やでかザックなどに入れて花立山荘から補修箇所へ下って再び登っての繰り返し作業。3.補修箇所にてピンポイントにセッティング。大まかには、こんな感じ。バランスよく作業分担されて効率的だった感じがする。 今回は2の運びを担当した。比較的近い区間の補修作業だったこともあり効率的に作業できた。トレーニングにもなるし、登山道も補修されるし、一挙両得^^ 土が雨水で削られてしまったところに、土嚢袋に砂利を入れて堰き止めるように置く。雨降ったときは、そこに土が堰き止められ、ふっかふっかの土の上に草木が生えてくる。草木の根が生えれば土は流されにくくなる。砂利を詰めた麻袋で雨水を堰きとめるちょっと離れて雨水で流された土が堰きとめられて、やがてふっかふっかの土となり、草木が成長すれば、いずれこんな感じで緑も溢れてくるだろうね。 これで、土と草木の成長を見に大倉尾根を通う楽しみがまたひとつ増えた。早く緑溢れる草木が生えてほしいな。やっぱり大倉尾根は特別だしね。
2010.06.26
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多摩川源流ぐるりというプライベートイベントに参加。文字通り多摩川源流の外輪山をぐるりとまわるもの。山地図を見たときは、久しぶりにわくわく感がこみあげてきた。 コースは、丹波・村営グランド前-前飛龍-唐松尾山-笠取山-倉掛山-柳沢峠-六本木峠-大菩薩稜-丹波・村営グランド前。 多摩川というのは馴染みある川だけど、まさかこの源流まで辿ってそこをぐるりとまわるとは考えもしなかった。そしてこんな発想はなかなか思いつかない。辿ることを想像しただけでも、わくわく感と想像力が掻き立てられてくる。 でもアクセスはちょっと不便。早朝に高速道路の相模湖インターでおりて、一般道の山道コースで丹波へ向かった。ガソリンが少なめになっていたのは気がかりだったけど、途中でスタンドがあるだろうという楽観的気持ちで丹波へ向かった。しかし行けども行けどもスタンドは閉鎖していた。確か会場近くにスタンドがあったはず。 頼みの丹波のスタンドも閉鎖されていた。エンプティのランプが点灯していたのは、ちょっとした気がかりだった。 ともあれ、会場につき準備をして、USさん、ISOさんと一緒に出発。このイベント、過去のハセツネのタイムを配慮して時差スタートという形をとっている。追いかけたり、逃げたりと道中でのちょっとした楽しみもある。これも主催者inoxさん、kojikenさんらの粋な計らいかな。 飛龍山への登りは急傾斜だった。一度ここは登ったことがあるけど、蒸し暑さで実際の気温より体感的に熱く感じる。同時スタートのUSさん、ISOさんからみるみる離れてしまう。でもこのコースは柳沢峠からの後半勝負と考えていたので、気にせず進む。 多摩川源流の外輪山は、ちょっと違った雰囲気の景観にも感じる。これが新鮮でもあり、不思議な心地でもあった。多摩川源流の山道を進む でも体は重い。登りで思うように足が上がらない。そういえば、早めにゴールしてスタンドに立ち寄らなくてはならない。近くにスタンドはあるのだろうか、また店が閉まる前にゴールできるのかなど、余計なことを考えだしてしまっている。 そんなこともあってか気持ちが上がってこない。またここ最近野辺山、ボッカ駅伝で充実した分、なんだか気持ちが盛り上がってこない自分がいた。そんな自分を冷静に手に取るように感じていた。 唐松尾山からは、木々に囲まれて見晴らしはきかなかった。 登山道の途中で木識を発見した。どうやら笠取山手前でコースアウトしてしまったらしい。なんだかほっとしたのが本音。笠取山から下山を始めようと思っていたけど、ショートカットで早く下山できる。安堵感が漂ってきた。ゆっくりと下山を始めた。 多摩川源流ぐるりは終わってしまった。結果としてコースのほんのわずかしか辿っていないけど、想像した通り、いやそれ以上に木々の深い緑が飛び込んできて、時折ささやかで上品な花が視界に飛び込んでくる静かな山道で趣き深いところだった。ほっと一息してしまいそうなシャクナゲ葉が輝いているイワカガミ 下山してまず気になったのは、車のガス。途中で青梅街道でスタート地点の丹波方面に向かうけど、全くスタンドの面影もない。スタート地点に戻り、スタンドが5時で閉まってしまったら面倒なので、鴨沢、奥多摩湖方面へ車を走らせるも閉店のガススタばかり。結局、ギリギリの状態で奥多摩駅近くのスタンドでガソリンを入れることができた。ここまできてしまったこともあり、いい時間でもあったのでハリマネさんへ連絡して、帰路についてしまった。なんだかこの日はいろいろな意味でしっくりこない。 多摩川源流の外輪山は素晴らしいコースなのだけど、ぐるりと一周したい気持ちはまだ盛り上がってきていないのがちょっと寂しい。 まぁ、そんなに焦ることもないか。またぐぐぐっと気持ちが盛り上がってくるだろうし。 そのときを待って、またここを駆け上がれたらいいな..... 八王子インターからの中央高速は思ったよりスムーズだった。ガソリンを満タンにした車でゆったりと東京方面へ車をはしらせた。
2010.06.20
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肩にズシリッと体に染み込むような重みを感じる。痛いとか重いというよりもむしろ、肩に担いでいる重みのものと自然と同化しているような感覚がする。 それが不自然に感じるのではなく、あたかも自然といつもと同じようにフィットしているのが、不思議だった。いつもと同じだ。 そんなふうに感じられるのは2度目のゆとりからくるのか、怖いものみたさからくる冒険心なのかはわからなかった。 ボッカ駅伝。20Kgの砂利を担いで、丹沢の大倉尾根にある4区間の茶屋を基点に4人でリレーして、花立山荘まで運び上げる競技だ。この大倉尾根がまたすごい傾斜のきつい尾根で立ちはだかっている。そしてこの担ぎ上げた砂利で後日、補修作業を行う。ただただ激しく厳しいというものだけではなく、自然と同調していくコンセプトがすばらしいけど、補修作業は人手が少ないらしい。 当日の朝、会場となる大倉バス停近辺はにぎやかな人並みだった。登山客、ボッカ駅伝関係者などなど多数の人がいる。眩しい陽射しが次第に強くなってくる。どうやら今日も熱くなりそうだ。 そんなにぎやかでのどかな会場近辺で、強く通った声が響き渡った。その通った声が会場全体に響き渡り、一瞬、緊張感が漂い、そしてざわめきが。そしてその後に.....その声の主は総監督のものだった。 今回も昨年に続いて1区を担当することになっていた。この区間はチームに勢いをつけることが、最重要な役割でもある。どういう形でこの砂利の背負子を続く区間へつなげられるか。要は気持ち。 スタートまではだいぶ時間がある。他の区間の人たちは、その区間まで山へ登らなくてはならない。にぎやかだった会場もあっという間に少なくなり、静かになっていた。 この緊張感、案外嫌いじゃない。 スタート前に列になって並ぶ。背負子にザックに色とりどり。カラフルさこそはないが、明らかに重みと熱気がある。 スタートした。アスファルトの坂は抑えるつもり。とはいえ、一斉スタートで次々と選手が前を行くのを見てしまえば、自然とアドレナリンがでてくる。いつものことか。登山道入口へは予定より、速いタイムで通過していた。ライバルチームの麦酒倶楽部のアキレスさんがスルスルッと前へ行った。 あわてない、あわてないと自分に言い聞かせる。登山道入口に入ってから、野辺山とボッカのライバルでもあり、仲間のまさみさんの応援を受ける。今年は残念ながら欠場だけど、昨年のボッカでは背中とザックをひたすら追いかけたっけ。早期の回復を願いつつも、険しい傾斜の道を進む。 滴る汗の量が半端ない。やっぱり暑くなってきた。いや熱くなっている自分がいた。これも予想どおり。登山道に入ってぐぐぐっと重心を低くして、登っていく。まだまだ始まってばかりと、気を引き締める。とにかく力強く大地を踏む。 徐々に前をいく選手を捕らえ始めてきた。前を進んでいたアキレスさんをパス。まだまだ先は長い。 走れるところは走る。効果的な走り。そうそう、サッカーのワールドカップがもう時期、開催されるけど、なんかの記事で効果的な走りのこと書かれていたっけな。種目が違えど効果的な走りって案外難しいもんだなと感じていた。 とにかくまだこの20Kの砂利と付き合いながら、まだ一山越えなくてはならない。まだまだ効果的な走りをいれなくてはならない。 登山道分岐から、ゆるやかな上りが始まる。さすがに疲れてきたけど、気持ちだけは切らさず、前へ進む。とにかくこの分岐からが一番の重要区間として捉えていた。気持ちを切らさず、見晴茶屋を目指す。 そして見晴台までの長い上りが続く。何人かと抜きつ抜かれつの感じ。息はさすがにあがってくる。 ゼェー、ゼェー、ゼェー 激しく呼吸が乱れる。旗からみたら異様だろうけど、そんなの関係ない。むしろこの激しい呼吸が誇らしくさえ感じる。 前を行く2人を捕らえ抜いた。このまま2区へ繋ぎたい。ここまできたら絶対に負けられない。が、見晴台手前で再び2人に抜かされてしまった。登りで抜くときに知らず知らず力をつかってしまったらしい。 最後の直線にかけるか。大腿四頭筋、ハムストリングをフル活用したスパートで前を追う。が、追いつけない。結局そのまま、2区のおーさんへ襷渡し。前に追いつけない悔しさは残った。 が、なんとか襷という名の砂利と背負子はつなげることができた。2区の見晴茶屋で給水して、再び2区のおーさん、3区のドーモさん、4区のナイトさんを追いかけるが結局追いつかず。それもそのはず、想定していたタイムより速いタイムで最終区のナイトさんは花立山荘へゴールしていた。 花立山荘でみんなとがっちり握手。 みんながそれぞれの力を集結して、6位入賞。昨年のタイムよりも、1週間前の練習会よりそれぞれがいいタイムでのゴールだった。 朝の大きく通った声を思い出していた。どうやら、これで総監督の笑顔もみれそうだ。
2010.06.06
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日曜日にボッカ駅伝練習会に参加。レース1週間前ということもあり、各チームが大倉尾根で練習をしている。我がチームも本番さながらに、20Kの砂利を背負子にくくりつけて担ぐ。ズシッ。ゴキゴキ。 久しぶり肩に感じたこの重み。砂利を担いで大倉尾根を登るということは1年ぶりの感覚なのだけど、だた懐かしいというよりノスタルジアに駆り立てられる感じがしないでもない。この日は、曇りで涼しくもありコンディションはいい。みんななかなか調子もよさそう。この1週間は各自調整して本番を臨むけど、楽しみ。 花立山荘へ砂利を担ぎ上げた後は、塔ノ岳近くでシロヤシオをみんなで観賞。新緑のくっきりとした緑の中にくっきりと白を主張しているシロヤシオは、心も純白になっていく感じがしないでもない。 塔ノ岳より鍋割山稜で鍋割山へ向かう。鍋割山稜は適度なアップダウンがあり、バラエティに富んだコースでお気に入り尾根のひとつ。この日は白い霧に覆われていて、進めば、新緑の木々が次々と飛び出すように現れ、消え去ってと神秘的にすら感じてしまう。こういう山の霧もなかなかの風情。 鍋割山山荘でお初の鍋焼きうどん。山菜の具だくさんでボリュームたっぷりの贅沢な一品。一度は食べたいと思っていたけど、ようやく念願かなう^^; 西山林道を下って大倉へ。そして湯花楽へ。そのままドボンッ。やっぱり山の後のお風呂も欠かせませんな^^
2010.05.30
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3度目の野辺山100Kに参加。参加を始めてから、野辺山でサブテンという目標がつねについてまわっていた。初めて参加したときは、あまりの難コースにただただゴールするので精一杯で12時間33分くらい。でもあのダイナミックな八ヶ岳を臨みながらの完走は、感慨深くもあった。2度目の昨年は、10時間46分台。冷たい雨の悪コンディションのなかゴールをひたすら目指した。そして3度目の今回。もう3度目となるとあの難コースもほぼ頭にインプットされている。この経験値は大きい。はず^^;。そして気負うことなく自然体で走りきれば、自然と結果もついてくるはず。ただただ自然体であの雄大な野辺山へ挑む。まずは完走。早朝は、霧がかかっていて山々の景観は見渡せない。朝5時にスタートする。これから100Kもあるわけだし、ほのぼのとしたスタートの雰囲気が結構気に入っている。緊張とか、気負いなんかしていたら、あと100Kも持たないし。(スタート~10Km 0:51:31)最初の5Kくらいは連続サブテン中のヤマジャンさんと。息づかいもちょっとあらい。常に標高1200mくらいのところを走るので、心拍数も高い。ちょっとペースが速く感じたので自重してペースダウンする。ヤマジャンさんから離れるけどマイペースで。(10Km~20Km lap 1:00:21 split 1:51:52)途中でUSさん、マコトさんらに会う。悪くはないペース。このメンバーに前半のここで会うのは、気持ち的にゆとりがもてる。2人とも後半がめっぽう強く、いつも最後に振り切られている思いが巡る。でもこの位置だったら、抜かされることもないので、ゆとりを持っていられそう。いい位置につけている。それに自分はどちらかといえばスロースターター。徐々に調子を上げていきたいところ。途中からは晴れわたり、雪をかぶった圧巻の八ヶ岳にただただ息を呑む。(20Km~30Km lap 0:51:31 sprit 2:43:23)野辺山の最高地点1908mもきついながらも、無難に通過。下りはダメージを考慮して、膝をぬくイメージで温存を心掛ける。50m~100mくらいに前をいくマコトさん、USさんを見ながら自然体で進む。(30Km~40Km lap 0:55:13 split 3:38:36)35K地点くらいにある稲子湯でshigeさんが後ろから追いつく。ここからはshigeさんと併走して話しながら気分的にちょっと楽になる。途中で離されるけど、前後しながら励みに進む。40K手前でマカニ・トモさんが後方から追いついてくる。さすがに昨年サブ10、TJAR完走と力強い走り。(40Km~50Km lap 0:47:18 split 4:25:54)下り基調をまずまず順調に走れている。50mくらい前を行くshigeさん、マコトさんを目標にして進む。43K地点くらいでまさみさんが追いついてきた。かなりいいペース。仲間らのがんばりに刺激を受けて、エネルギーをもらっている感じがする。50Kのエイドでマコトさんに追いつき、先へ出発することにする。雄大な山々の景色がやすらぎを感じてしまう。(50Km~60Km lap 0:59:22 split 5:25:16)58K地点の北相北村役場を目指す。ここは折り返し区間で、仲間らと会えるので楽しみな区間。そして前を行く選手がどれくらい前にいるか確認もできる。まずはのまさん。相変わらずタフな走りで前を進んでいる。しばらくして、ヤマジャンさん、ハリ天狗さん。2人とも調子がよさそう。ヤマジャンさんからは、サブテン行けると声を掛けてもらう。北相北村で給水のみですぐに出発。休憩中のshigeさんより先に出発したところで、まさみさんがやってくる。みんな疲れているけど、粘っている。(60Km~70Km lap 1:06:07 split 6:31:23)この区間あたりからいつもじわじわと疲れがでてきて、ペースダウンしている苦手区間。とにかく歩かず走ることを心掛ける。前にshigeさんとUSさんと見ながら辛抱の区間。(70Km~80Km lap 1:14:44 split 7:46:07)いよいよ馬越峠区間。すでにじわじわとした登りを経て、馬越峠へ。71Kmの滝見の湯地点ではshigeさん、USさん、まさみさんとほぼ同着。果てしない林道の上りの始まりだけど、歩かず走ることを心がける。止まってしまったら気持ちが切れそう。ここまできたら気持ちだけ。絶対に走って峠越をするという気持ちをもってあれこれ考えず淡々と進む。さすがに亀足だけど、歩いているひとには抜かされない。なんとか馬越峠へ。くだりは、足のダメージを考慮して、あまりとばさず慎重に。(80Km~90Km lap 0:55:14 split 8:41:21) 険しい急傾斜の馬越峠下りで、後ろからマコトさん、トモさん、USさん、まさみさんらの集団が追いついてきた。トモさんからは昨年より速いペースでここまできているからサブ10行けると声をかけてもらう。気は抜けないけど、再び目標に向かって気持ちが引き締まる。トモさんはそのまま前へ走り抜けていった。87Km地点の川上村では、給水のみですぐにでる。10時間切りまで、ゆとりはない。出発するとすぐにUSさん、まさみさんらも到着していた。あとは絶対ゴールするという気持ちだけ。(90Km~100Km lap 1:08台 split 9:50 )最後の最後でゴールまでゆるやかな登りが続くいやらしい区間。田園風景を眺めながら風も吹き付けてくるけど、もうそんなの関係ない。絶対にゴールする。とにかく前へ前へ。雄大な山々が90K以上走っていきたランナーを見守っているかのよう。コースは3度目でわかっているので、坂のポイントがわかっているのが大きい。なにより馬越峠区間を走りきったのは気持ち的にゆとりをもてていた。97Kmからはゴール地点から離れてぐるっとまわらせられるけど、あとは平坦。これも把握済み。後ろを見るとUSさん。あと2K地点の標識。いよいよカウントダウン。9:50切りを意識して若干ペースを上げる。つもりだけど、足が重くて上がらない^^;でも気持ちはしっかりと前へ行っている。ラスト1K。もうあと少し。野辺山駅前のゆるやかな坂を駆け上がる。声援がうれしい。そして名前を呼ばれて待望のゴール。ゴール後は、ヤマジャンさん、のまさん、shigeさん、USさん、まさみさん、ハリ天狗さん、トモさん、むらさんらと健闘を称えあう握手に、さらに喜びがこみ上げてきた。レース前にサブ10へあれこれラップタイムを考えていたのは70K地点で30分の貯金をつくることとしていた。70Kからは馬越峠があるし、ラスト10Kのいやらしい登りでこの30分は食いつぶしてしまうだろうと。結果として6:31で28分半くらいの貯金ができていた。でも実は、そこまで考えながら走る余裕はなかったのが本音。とにかく常に走ることを心掛けた。あくまで完走が目標。そうそう100Kを全部走りきること。前日読み返したハリ天狗さんの昨年の野辺山のブログにそんなようなことが書かれていたのが心に残っていた。そういう意味では、完走という目標を達成できたのは大きかった。
2010.05.16
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今週は、東京でぱらぱらと雪がわずかながらも積雪があったので、丹沢ではきらきら輝いている真っ白い雪が想像された。そういえば一昨年も丹沢でほっくほっくの雪を踏んだことや四方八方の雪の大パノラマを思い出したら、再びあの雪景色を眺めたくなってしまった。どれくらい積もっているのだろうと想像力を掻き立てられながら、小田急線に乗り込み向かった。本日の行程は、鶴巻温泉駅(10:30)-念仏山(11:00)-高取山(11:21)-大山(12:35)-ヤビツ峠(13:35)-三ノ塔(14:45)-塔ノ岳(16:09)-大倉バス停(17:26)鶴巻温泉駅から、大山までは先週と同様なルートで辿る。この日も青空が臨める。でも時折風の通りみちでは、北風が吹き付ける。だけど木々が尾根道を囲んでいるので風はあまり受けない。大山途中の浅間山近くで、真っ白な雪が現れる。サクッ、サクッとシューズが少しばかり沈むクッションが新鮮で心地いい。先週の風景とは、どこも様変わりして真っ白な雪が反射して明るみを帯びている。大山山頂へ到着。積雪があるけど、コーヒーや即席ラーメンを食べているひとたちでにぎわっていた。大山山頂からは三浦半島、房総半島、大島なども見渡せた。ほっくほっくの大山の雪イタツミ尾根も雪模様雪のみちは、やさしいみちにも様変わりする。いつもは急傾斜な石階段も柔らかでほくほくの雪が積もることで、やさしいスロープにもなってくる。ヤビツ峠からの道路は、除雪車で雪は除雪されていた。ちょっとだけ樹氷の雰囲気も^^;二ノ塔、三ノ塔をへて表尾根で塔ノ岳を目指す。表尾根の雪もほっくほっくでいい感じの雪で覆われていた。でも、雪で思ったより行程に時間がかかってしまう。三ノ塔で午後3時ちょっと前。本来なら塔ノ岳に午後3時くらいには辿りつきたかった。同じく雪山ツアーをしているあのパーティに、塔ノ岳からの大倉尾根で会えればなと思っていたけど、どうやら間に合いそうもない。笹のトンネル表尾根途中で、大スクリーンを見ているかのような丹沢の雪の山々と、太陽に反射して青が増している相模湾の大パノラマにちょっと興奮してしまう。塔ノ岳から、雪景色や辿ってきた大山、三ノ塔、表尾根を眺める。静かな尊仏山荘山頂で再び、シャキーンッとアイゼンを装着する。この日3度目の装着。1度目は大山の下りのイタツミ尾根、2度目は三ノ塔からの急な下り、そして3度目は大倉尾根の下り。はじめは、久しぶりのアイゼン装着にてこずっていたけど、さすがに慣れて手際よく装着する。大倉尾根のアイスバーンも、ガチッとしっかり噛んでくれるので安心感をもって下れる。時折、ブリザードでダイヤモンドダストが舞う大倉尾根で大倉へ戻った。
2010.02.06
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ちょっと遅めに起きてしまった朝、山の行程を考える。時間もさほどゆとりはないので、サクッといけるところを思案。くわえて2月末に東京マラソンも控えているので、しっかりと足をつくっておきたいということもあり、ある程度長い時間走れて、ある程度の負荷をかけられるところを選ぶ。となれば鶴巻温泉駅から大山の南尾根が妥当か。高尾陣場よりも勾配がきつく、走れるところも多い。しかも駅から程なくして登山道にたどり着くのでアクセスも申し分ない。なにより終わった後すぐに弘法の里湯に浸かれるのがいい。やっぱり険しいコースだけと所々にやさしい道があるのがうれしい。さすがに表参道、イタツミ尾根につながると、多くと登山客と出会う。山頂にて実はこれやってみたかったんですよね~。ポカポカ陽気のなかで、おいしいですねー。乾いた体が一気に潤う。というより浸み込む感じ^^;ポカポカ陽気で暖かく、シャツ1枚でも十分という感じ。見晴台からではのどかな景観が浮かぶ。鶴巻温泉駅へ戻り、どっぷりと弘法の里湯で癒せるのもこのコースの魅力のひとつ。また行ってみようかなと早速帰りの電車で考えていた。
2010.01.31
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ザッ、ザッ、ザッ山の大地をしっかりと踏みしめながら登っていく。耳を澄まして、聞こえてくるのは大地を踏みしめる足音と時折、木々にあたるそよそよとした風の音くらい。空を見上げれば、雲ひとつない澄み渡った青空。なんて静かなのだろう。札掛からヨモギ尾根で、まずは三ノ塔を目指していた。このヨモギ尾根は平坦な道もあったり、時には険しい上りがあったり、ちょっとだけ下ったりで飽きさせないものがある。そして比較的広い尾根からは丹沢三峰も見渡せるポイントもある。何より静かさがいい。山なのに草原を思わせるようなところも通りすぎる。比較的平らなところのヨモギ平に着き、ほっと一息、気持ちも落ち着く。再び三ノ塔を目指す。ようやく三ノ塔の小屋が視野に入る。あと少しと気持ちも入る。三ノ塔近くになると、視界が一気に開ける。太陽に反射して鮮やかなマリンブルーの相模湾や山々が穏やかに向かい入れてくれる。三ノ塔から三ノ塔尾根で大倉へ駆け下る。この日の行程は、札掛森の家-三ノ塔-大倉-塔ノ岳-新大日-札掛森の家という周回コース。ヨモギ尾根、三ノ塔尾根、大倉尾根、表尾根、長尾尾根とそれぞれが個性的で、雰囲気もある尾根でつないだ周回コース。このコースもあたためていたコースのひとつで、しかも贅沢な尾根コースでの周回。辿りながらそんな贅沢さをじっくりと味わっていた。大倉でおにぎりを食す。そういえば、いつものスタート地点で昼食。今日はここが中間点で折り返しポイント。大倉尾根に入ると、にぎやかさが際立ってきた。こんな青空に囲まれれば、山好きにとっては、きっとたまらない1日になるのだろう。堀山の家を越えたあたりで、山好きの一人、久しぶりにおもておねさんに再会。そういえば、塔太郎以来かもしれない。しばしの談笑をして、再び塔ノ岳を目指す。塔ノ岳からも、スカイブルーの青空に、マリンブルーの相模湾、緑の山々とコントラストを楽しませてくれる。辿ってきた三ノ塔、なだからな曲線美の三ノ塔尾根も眺められる。なにを思うか。大倉尾根、表尾根ではさすがににぎやかになってくる。いくにんもの山好きとお互いの行程を話しながら、お互いの安全と幸運を願って別れる。こんなたわいもない会話が、なんだか心地よく感じてしまう。それぞれの目的へ向けて、それを目指して進む。こんな同じ志しを持っている者との会話で自然と穏やかになっているのに気づく。新大日からは長尾尾根に入る。シャキッ、シャキッ、シャキッ。足音が変わる。尾根にある枯れ葉を踏む音が耳に入ってくる。麓に近づくと、存在感たっぷりのどっしりと大きな樹木が現われる。無事、札掛森の家へ戻ってきた。札掛森の家(11:00)-三ノ塔(12:03)-大倉(12:50)-塔ノ岳(14:44)-新大日(15:02)-札掛森の家(15:53)
2009.12.19
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つくばマラソンに出走するため、早朝に受付会場がある筑波大学構内の競技場にて、受付の手続きを済ます。どんよりとした曇り空。この天候が午前中までもってほしいと願いながら準備をする。まずはこのスタートラインに立てたことにほっとする。ハセツネ後は、このつくばをターゲットにしていた。調整も順調にすすんでいたけど、3週間くらい前に練習として25Kの距離走をした際に、右足の足底腱膜炎を患ってしまった。アイシング、鍼、キネシオテープでの保護など治療を試み、1週間前に痛みが引き、つくばのスタートラインに立つことを決めた。昨年の4月にかすみがうらで初のサブスリーをしてから1年半。それからのロードレースは、さっぱりだった。ロードレースにおいては、念願のサブスリー達成が苦難の始まりだった。昨年のつくばで3:18、春の荒川で3:52。フルマラソンは難しいと感じずにはいられなかった。スタートラインに立つ。今回の目標は2:58で自己ベストを更新すること。30K以上のスタミナに不安があったので、前半はなるべく抑えて、後半勝負したいところ。スタート時はパラパラと雨が降り出す。隣になべさん。同じくサブスリーを目指すとのこと。午前9時半にスタート。無理せずマイペース。5Km毎で20’30”くらいでいけたらなというイメージでラップを刻む。雨も止み、コンディション的にはいい。足も悪くはない感じ。10K、20Kと楽に走れている。折り返し後は、若干風が吹きつける。そうか、前半は追い風だったのかとこのとき気づく。でも折り返しコースならではの仲間らのエール交換で風が気にならないくらい力もでてくる。折り返しコースなので、25K地点がどのあたりかも風景で把握していたので、目標がたてやすい。そして次第に前をいくランナーを捕らえ始める。30Kで2:03’21”。まだまだ力は残っている。いつもはここからが、苦しいのだけど前半抑えたおかげで、後半のプランが立てることができるのはうれしい。後半はいつも抜かされ放題だったけど、おもしろいように次々と追いつき追い越す。ラスト10Kでゴールまで足がもつことに確信した。そして、若干のペースアップ。なんだか、本当にレースをしているようなプランニングに、気分も一層盛り上がってくる。35Kを通過。次なる目標は40K、この区間も足が動いてくれる。自己ベストと目標達成をほぼ確信。40K過ぎてもゴールまで走りとおす。そして競技場に戻り、無事ゴールすることができた。目標達成と自己ベストの更新。やっぱりこの瞬間を味わうためにやってきたのだなとどんよりとした曇り空を眺めて実感した。この日は、かすみがうらのあのダークの曇り空と同じような空だったけど、あの時とは、明らかに違った感情があった。5Km 0:20’46” (20’45”)10Km 0:40’55” (20’10”)15Km 1:01’30” (20’35”)20Km 1:22’02” (20’32”)25Km 1:42’26” (20’24”)30Km 2:03’21” (20’55”)35Km 2:23’43” (20’22”)40Km 2:43’52” (20’09”)Goal 2:52’台
2009.11.23
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今年も10月の秋晴れのもと、奥多摩にてハセツネが開催された。午後1時に一斉スタート。浅間峠までは比較的ゆるやかに進む。醍醐丸近くでは、かつて雁坂でリタイア寸前で救ってもらい、一緒にゴールした恩人もサプライズ応援にきてくれていた。驚きとうれしさで俄然、力が入る。ルッチさんと前後しながら浅間峠を3:08で通過。本調子ではないルッチさんがここでリタイアするということに驚きと残念さがあったけど、うれしいハリマネさんの応援をいただき、浅間峠を駆け上がる。でもサブ10を目標にしていたので、ギリギリのラインか。笹尾根は、走れる区間が結構あるので挽回したいところ。が、ゆるやかな登りに苦戦。前半は、ゆるやかな登りもまわりの集団は走っていたけど、浅間峠を越えるとみんなも歩き出している。まわりが歩いている姿をみると、甘さもでて自分も歩いてしまう。本当ならこのあたりで稼がないと、目標には届かない。三頭山山頂で、持参していた2リットルの飲み物が切れる。山頂までたどり着いたし、500mlのペットボトルも予備にあったので、焦燥感はない。辺りは暗闇で、ハンドライトで足元を照らしながら駆け下る。月夜見駐車場で6:12。昨年と同じくらい。思ったよりタイムは伸びていない。抑えているつもりだけど、疲労が思いのほかたまってきている。こずさんが寒い中ここまで応援にきてくれていることに感謝して、御前山へ向かう。御前山、大岳山区間は、平坦な箇所も結構あり走れる区間。走ってから登るということに体が順応していなかったからか、御前山ではペースダウンして苦しい登り。御前山を通過し、下り基調のアップダウンで大ダワを通過。休むと気が緩むし、長居してしまいそうなのでそのまま暗闇へ。おかしい、なんだかゆとりがない。昨年は大ダワ手前でシューズが裂けてしまうハプニングもあったけど、スタミナにはゆとりもあった。だけど、今回はなんだかきつく感じる。大岳山、第3関門までは前をいく選手に流れるようについていく。苦しい登りと走りの連続。でも余計なことを考えない分、なんとか引っ張ってもらっている感じもする。第3関門で8:52。昨年同様、女将さんの応援はうれしい。サブ10まで1:08。残っている体力から目標実現は厳しい。目標を切り替え、昨年の自己ベスト更新に切り替える。日の出山までの登りも苦しい。ここまでくると気持ちは楽になっているけど、足が鉛のように重たい。日の出山山頂では、暗闇からあの輝く光景が見渡せる。一瞬、レースをしていることを忘れさせてくれる光景だ。息を呑むような街々の光が宝石のように散らばっていてきれい。夜の澄んだ空気が一層際立たせる。夜通し走って登って駆け下っているレースだからこそ、感じる光景なのかもしれない。夜空と山々のご褒美に感謝と感激しながら、最後の金比羅尾根を駆け下る。暗闇を走る。時折、ライトのランナーを捉えて、再び暗闇へ。足裏に痛みがでてくる。山を走るときは、ほとんど足裏に痛みは伴わないのだけど、地面が乾燥したコンディションで土が固くなっているからかもしれない。痛む足裏を我慢しながら、駆け下る。なかなかスピードが上がらないけど、辛抱の走り。いよいよ山岳区間も終え、ロードにでて、市街地へでる。街路灯や家々を見てほっとする。ここまでくると安堵感がいっぱいに漂う。無事に戻ってくることができた。71.5Kのレースで唯一、気が許せるときで、達成感や喜び、安堵感が混ざり合ったものがぐぐぐっと込み上げてくる。実はこの時が一番心地よかったりする。そして、たくさんの応援してくれているひとがいる光溢れるフィニッシュゲートへ。サブ10は達成できなかったけど、昨年の記録は更新。でもゴールして仲間らに迎えられたら記録よりも戻ってこれたことに込み上げてくるものがあった。ゴールでは、kippさん、るっちさん、こずさん、ハリマネさんらが迎えてくれて、うれしさも一層こみ上げてくる。やっぱり、知り合いがゴールにいるというのは、本当にうれしいし感謝の気持ちでいっぱいになった。
2009.10.10
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奥多摩を舞台にするあの日が近づいている。昨年のフィニッシュゲートのあの眩しい光が、再び自然と思い出されてしまう。コースも終盤。フィニッシュを意識して前へ進む。USさんと前後しながら長尾平、日の出山へ。日の出山から見渡すことができる輝く光の宝石のネオンに息を呑む。最後の尾根、金比羅尾根を駆け下る。コース終盤の金毘羅尾根まで行けば、ひともばらけほとんどが暗闇を単独で走る。山と暗闇と大地に体が溶けこんでいくようなあの一体感。雄大で荘厳な自然の山々にその一部として受け入れてもらえたようなそんなひととき。そんなひとときに感謝しながら駆け下る。70K近くの山々の道を辿ってきたのだけど、もう少しだけこんな気持ちでいたいなと感じてしまう。大地からロードへ。懐かしく感じてしまう歓声や明るい光が見えてくる。そしてフィニッシュゲートあの眩しい光とともに、安堵感と達成感が込上げてきたのをしっかりと覚えている。再び、その時がくる。今年はあの眩しい光を浴びて、何を思い、何を感じているのか。眩しい光、歓声、温かい拍手に包まれたフィニッシュゲートへ。71.5Kmを走破した者にしか味わえない瞬間だ(2009年アドベンチャースポーツマガジンより)
2009.10.08
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年に1度催される極私的レース、塔太郎カップ。その季節がやってきた。9月21日(月)に参加者それぞれがスタートして、ゴールの鶴巻温泉の弘法の里湯に翌日の午後4時に集まろうというもの。コースは山梨の篭坂峠をスタートして、尾根伝いに菰釣山、大室山、檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、大山、鶴巻温泉まで一気に縦走する。前日に準備等を済ませ、電車に乗る準備をしていたところに、参加者のひとり、おーさんから7時45分篭坂峠出発するとの旨のメールをもらう。アーリースタートすることは事前に知っていたけど、いよいよ塔太郎カップの始まりを実感する。おーさんとキムさんが同時にスタートした。電車を乗り継いで、ゴール地点の鶴巻温泉駅のロッカーに荷物を預けて、御殿場駅へ向かう。予定通りに御殿場駅に10時半くらいに到着。駅にコンビニでおにぎり、パンなどの翌日の午後までの食料をたっぷりと買い込む。予定通り10時45分発のバスに乗り込む。これなら渋滞を加味しても篭坂峠12時スタートに間に合うはず。と思っていたけど、出発するけど大渋滞で全くといっていいほどバスは進まない。シルバーウィーク(?)、高速料金の値下げなどもあって、車で外出するひとも多くなってこの道路も影響を受けているのかもしれない。1時間ほどバスに乗っても御殿場駅からほとんど進まない。歩いたほうが距離をかせげるくらい^^;同じく塔太郎に参加するむらちゃんからのメールでは、9時15分発のバスに乗っているけどやっぱり渋滞で篭坂峠はまだまだとのこと。11時15分時点でもほとんど進んでいないことを勘案すると、今乗車しているバスは午後1時半をまわって到着することが予想されたので、下車して小走りして篭坂峠を目指すことにした。ここから塔太郎カップのスタートとなった^^;地図でみたところ下車したところから篭坂峠まで14Kmくらいある。走って1時間半くらいとして午後1時半くらいには、篭坂峠をスタートできるか。小走りして10分くらいで1時間前に出発したバスにキャッチアップ成功^^;すぐに追い抜く道路は渋滞で車が溢れていてほとんど進んでいない。そんななか、小走りですり抜けていくのも悪くはない感じ。篭坂峠で準備支度などをして、結局午後1時50分にスタート。上空は雲に覆われている。雨も降りそうな気配がしていた。前を行くのは、おーさん、キムさん、むらちゃん、ルッチさん、ドーモさん。お迎え応援ランは、kippさん、miseさん、大会本部(^^;)のおもておねさん。約80Kはあるだろう難コースで単独スタートになってしまったけど、これから遭遇するだろう仲間のことを思うとずいぶんと心強いし楽しみ感の方が大きい。篭坂峠から三国山、明神山、高指山までの道は、比較的なだらかで小さい火山灰とやわらか土がミックスされて、ふかふか感が気持ちいい。カラフルな花も盛り沢山で目も楽しませてくれる。そして、ところどころでブナの大木を見ながら進めて塔太郎の序章には、ふさわしいコース。やわらかなブナ林トレイルをすり抜けるやさしいイメージあるカワラナデシコ青々とヤマトリカブトふてぶてしいくらいトゲトゲしく堂々とフジアザミさりげなくほのかにマツムシソウ素直にうなずいているみたいに下を向いて咲く淡紫色のツリガネニンジン明神山からは、山中湖に浮かぶように大きな富士山が眺めれるけど、この日は曇り空で見ることはできなかった。でも山中湖を眺めながら遥々とゴールの鶴巻温泉を想う。スタートして4時間弱、菰釣山山頂でむらちゃん、ルッチさんに追いつく。ほっとするとともに談笑。ちょっと前にドーモさんもいるとの情報を得て進む。次第に暗くなってきた菰釣山山頂菰釣山避難小屋手前で分岐して沢へ続く水飲み場があり、水を汲んで上がってきたところのドーモさんに遭遇。このまま一緒に行きたいところだけど、次の水飲み場まで水を気にするのもやっかいなので、下山して沢へ行くことにした。ドーモさんとは後ほど会うことを約束して先行してもらう。辺りは真っ暗。頼りはヘッドランプとハンドライトの光のみ。次第に雨が強くなって寒くなってくる。濡れた手袋が冷たく脱いで素手で進む。暗闇の木々に囲まれ静けさに包まれていた。聞こえるのは雨の音。仲間からの途中経過のメールも次々と入ってくる。夜8時くらいに先へ行くおーさんからメール。犬越路で同行していたキムさんが休み、おーさんが檜洞丸に到着したとのこと。青ヶ岳山荘でカレーライスの大盛りを食したとか。真っ暗闇で冷雨の中、うらやましい。白石峠でようやくドーモさんに追いつき、このまま一緒に進む。単独走が多かっただけになんとも心強い。奥多摩で一緒にナイトランしたことを思い出しながら進むとこの難コースでも気が楽になってきた。大室山あたりでは、風の通り道になっていて冷たい風が吹き付ける。犬越路に辿りつくと、避難小屋からキムさんに会う。小屋で5時間ほど休んでいたとのことで、かなり寒かったらしい。これから一緒に檜洞丸へ行こうとのこと。キムさんには悪いけど犬越路でリタイアと思っていただけに正直、びっくりした。初参加で寒いコンディションの中、犬越路までの険しい道のりを経ているだけでも驚いていたのにさらに歩を進めることになった。檜洞丸への長い上りをゆっくりと3人で進む。さすがにお昼から動きつづけ夜中12時を過ぎると時折、眠くもなってくる。檜洞丸に午前1時45分くらいに到着。ここから神ノ川乗越の水場で水を補給して、蛭ヶ岳へ辿りつく。蛭ヶ岳で夜が明けてくる。箒杉沢から吹き付ける風が冷たい。途中でキムさんが膝の調子が悪くゆっくり行くとのことで別れる。再びドーモさんと丹沢山を目指す。丹沢山に朝6時すぎに到着。みやま山荘では、登山者たちが準備支度をしている。山小屋の朝は早い。ここで温かいカップラーメンを食す。丹沢山からは、もう知った道。気分的に大分楽になってきていた。霧に包まれた早朝の塔ノ岳塔ノ岳を越えたところで、お出迎えランのおもておねさん、miseさんらに会う。しばしの談笑。仲間らと会うことで次第に目的地の鶴巻温泉が現実味を帯びてきているのを感じる。午後4時くらいに弘法の里湯で会うことを約束して再び歩を進める。木ノ又小屋では、温かいコーヒーを飲みながらマスターとドーモさんで談笑。三ノ塔、二ノ塔を通り過ぎたところでナイトさんに遭遇。おーさんが10分くらい前に位置していることを教えてもらう。富士見山荘では、待望のカレーライス大盛りを食す。おいしすぎる^^。白いお米に感謝して一気にたいらげる。ここでも店主さんによれば、おーさんと入れ替わりだったらしい。応援してくれる仲間との遭遇や富士見山荘でカレーライスを食べる楽しみがあるから塔太郎はやめられないし、素晴らしいイベントと改めて感じた。ヤビツ峠からは最後の難所大山を一気上りで攻略。山頂手前でおーさんが折り返してきた。ようやく会うことができたといった感じ。予定通りに進んでいるおーさんからのメールがうらやましく、いつか追いつきたいと思っていただけにほっとする。下りのおーさんと一旦別れ、大山山頂に到着。この日はすごい人出。高取山手前で、おーさん、ドーモさんそして応援ランのkippさんに会う。もうここまでくれば、あと少し。Kippさんがゴールまで誘導してくれる。最後の最後でKippさんのハイスピードの上りに刺激を受けながら登る^^;久しぶりの念仏山からの秦野市街。雨も上がっていてこの時間帯になると暖かくなっていた。そして目的地の鶴巻温泉へ到着。長かったけど、安堵感いっぱいになった。弘法の里湯では、政次郎尾根で下山したキムさん、応援ランのおもておねさん、ナイトさん、miseさんにも再会し、そして塔太郎完走のドーモさん、おーさんとみんなで喜びを分かち合った。むらちゃん、ルッチさんは塔ノ岳から下山しているとのことだった。お風呂をでてからの談笑、そして場所を変えて伊勢原駅傍のジンギスカン、どれもが非日常のひと時でした。そして塔太郎カップ、素晴らしすぎる仲間たちと丹沢の山々に感謝です。雨のイワシャジン紫の斑点が特徴のヤマホトトギス丹沢の貴婦人ことサガミジョウロウホトトギス篭坂峠(13:50)-三国山(14:51)-菰釣山(17:41)-白石峠(21:32)-大室山(22:54)-犬越路(23:45)-檜洞丸(1:47)-蛭ヶ岳(4:53)-丹沢山(6:13)-塔ノ岳(7:13)-三ノ塔(8:56)-ヤビツ峠(10:17)-大山(11:03)-鶴巻温泉(14:02)
2009.09.22
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篭坂峠、スタート地点に辿りつきました。。 今回はここまで来るのが大変でした。 塔太郎カップのコースは、 篭坂峠~三国山~明神山~高指山~菰釣山~モロクボ沢の頭~加入道山~大室山~犬越路~檜洞丸~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳~三ノ塔~ヤビツ峠~大山~鶴巻温泉 長い夏の終りの一日になりそうです。前をいく5人を追い掛けます。 今年も完走目指します。
2009.09.21
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2週間ぶりに再び丹沢周回コースを辿る。9/13(日)大倉(7:50)→塔ノ岳(9:24)→丹沢山(10:04)→蛭ヶ岳(11:03)→檜洞丸(12:40)→ユーシン(14:24)→雨山峠(15:05)→鍋割山(15:45)→大倉分岐(16:39)→湯花楽(17:22)この日は、ヤマジャンさん、のまさん、なべさんと一緒に周回することに。みんな登山力、足腰がずばぬけている方ばかり。そしてこの日を楽しみにしていた。やっぱりこの周回コースはバラエティに富んでいてなかなかおもしろい。ポピュラーな大倉尾根を登っていき、四方八方の大パノラマの塔ノ岳たどり着く。この日は西に霊峰富士、南に相模湾、三浦半島、房総半島の広くて青い海、そして東には都心部まで見渡せれる。塔ノ岳から久しぶりに富士山を眺める丹沢山、そして神奈川最高峰の蛭ヶ岳へ続く。蛭ヶ岳から先は厳かで静寂な丹沢の中枢部へ入る。登山道から今まで辿ってきた道ほど見晴らしは期待できないけど、深い緑のブナ林に囲まれていて美しい。臼ヶ岳、檜洞丸をがっつりと登る。檜洞丸近くで青々とひときわ存在感あるトリカブト檜洞丸からは同角山稜でユーシンへ下り、最後の上り返し鍋割山を登る。ここは鎖場もあってアスレッチク要素がいっぱい。この周回コースの最後の最後の難所。鍋割山から下り、西山林道では自然とペースも上がっていてみんなで激走^^;でも、このメンバーで最後のスピード感は爽快だった。
2009.09.13
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9/6(日)渋沢(7:00)-大倉(7:24)-鍋割山(8:56)-塔ノ岳(9:48)-書策小屋-戸沢-大倉(11:30)この日は大倉から西山林道を経て鍋割山へ向かった。晴れ間が差し、まだまだ山の麓は暑い。残暑を感じる。林道へ入ると木陰になり幾分涼しく感じる。沢の音、蝉の鳴き声を聞きながら、残り少ない夏を感じる。鍋割山山頂は天候もよく、木陰に入り柔らかな草の上で腰を置きたたずむ。山頂の夏の緑が心地いい。汗を拭いながら、木陰から山々の景観を見ているとなんだか贅沢な庭園にいるようにも思えてしまう。鍋割山稜を辿り、塔ノ岳へ向かう。鍋割山稜からは、南を見れば太陽に反射してキラキラ輝く秦野市街を眺め、北を見ると先週辿った檜洞丸、臼ヶ岳、蛭ヶ岳などのくっきりとした緑の山々を眺めて進む。鍋割山稜で塔ノ岳を目指す大倉尾根に入ったところで蛭ヶ岳から折り返してきたヤマジャンさんに遭遇。お互いの近況等を話しながら、一緒に塔ノ岳へ向かい、表尾根、書策新道で戸沢へ戻ることにした。塔ノ岳からはうっすらと夏の青い富士山が仰げる。表尾根を辿って書策小屋へいき、ここから書策新道で下山する。この道は一部崩落していて、おそらく危険防止の意味をこめて登山道入口にテープで塞いである。でも、この日は結構登山者とすれ違う。沢を遡行している集団にも遭遇した。目当ては、書策新道ならではの珍しい花や涼しく感じる沢、そしてちょっと心を和ませてくれる滝だろうか。沢の傍で目立たずひっそりと咲いているツルニンジン
2009.09.06
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久しぶりに丹沢周回コースを辿る。1年ぶりくらいかもしれない。コースは大倉(7:30)→塔ノ岳(8:58)→丹沢山(9:27)→蛭ヶ岳(10:08)→檜洞丸(11:27)→ユーシン(12:52)→雨山峠(13:28)→鍋割山(14:04)→大倉(15:00)臼ヶ岳から檜洞丸間のブナ林、そして同角の頭の大きなブナの木、これが今回の楽しみのひとつ。早朝の大倉は天候がよく花立山荘までは暑い。花立を越えると霧に包まれ、夏の丹沢らしいうっすらと白くぼやけた風景が神秘的に感じる。なんといっても涼しいのがいい。暑い夏にはこの霧に包まれた道が心地よく感じる。霧に包まれながら丹沢山へ向かう。蛭ヶ岳を過ぎるころには、雨が降り始めてきた。でもブナ林などの木々に囲まれている山では、大きな木々が傘の役割を果たしてくれて、さほど強くは打たれない。天然シャワーが程よく気持ちいい。丹沢奥深くに位置している臼ヶ岳から檜洞丸あたりが丹沢の中枢部ではないかと思う。実はこのあたりの風景はお気に入りのひとつ。静寂のなかに、どっしりと大きなブナ林に囲まれている。いつきても心が穏やかになる場所でもある。ぼやけた白い霧と調和しているブナ林檜洞丸ではさすがに雨が強くなってきていた。人の気配はない。天候は午後から崩れる予報だったので、塔ノ岳からは人とは全く会わず。静かな丹沢の中枢部が、さらに静けさを増している感じがする。檜洞丸から同角山稜を辿る。同角の頭では、1年ぶりの立派なブナの木に再会。どっしりと存在感をしめしている。同角山稜に位置する大石山近辺では雨も上がり、時折晴れ間が射すようになってくる。大石山から西方面を眺めると、ようやく白いガスも晴れてきて西丹沢の山々が視界に入ってくる。大きな石が目印の大石山山頂。静かな同角山稜を下山していった。
2009.08.30
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8/8(土)大倉駐車場-戸沢-政次郎の頭-新大日-木ノ又小屋木ノ又小屋で仲間らと花火鑑賞するため、夕方5時半過ぎに大倉から戸沢林道を経て、政次郎尾根の登山口より登り始める。午後7時半くらいに到着。花火鑑賞というより、飲みがメインになっていたような^^;。ガスで覆われているけど、小屋の2階から茅ヶ崎で打ちあがっている花火を見ることができた。山からの花火は一風違った雰囲気で素敵。耳を澄ませば、静寂な山のなかから遠くでドンッと音が響き、小さく丸い花火が夜空に浮かぶ。木ノ又小屋はさすがに標高1400mくらいあるから涼しく快適。普段寝苦しくしていたのが嘘のように快眠できた。8/9(日)木ノ又小屋-塔ノ岳-ユーシン近く-鍋割山-二俣-観音茶屋-大倉木ノ又小屋で朝を迎える。山小屋の朝は非日常で心地いい。涼しいし、空気もおいしいし、朝の山々の景観も神秘的に感じてしまう。木ノ又小屋の朝ご飯は、夜ご飯同様においしい。早朝に仲間の何人かは、都合で下山。残った仲間らでユーシン-鍋割山に立ち寄り、大倉へ戻ることにする。この日も丹沢らしくガスで覆われていて涼しい。夏は遠くを見渡せる景観よりも、ガスに覆われているのに限る。いたるところで、天然エアコンがきいていて快適に進める。白い霧に覆われている景観が神秘的に感じてしまう。表尾根で塔ノ岳へ向かう鮮やかなピンクのシモツケ塔ノ岳でなかなか愛嬌ある鹿に出会う塔ノ岳から熊木沢出合へ向かう。途中にあるブナ林には落ち着いた静寂さを感じる。山の奥地に位置していて、透明感あふれるきれいなブルーで神秘的に感じてしまう熊木ダム辺りは白い霧に囲まれ、近くしか見えないけど、鍋割峠へ向かう途中のブナ林をしっかりと眺めて進むガスで覆われた鍋割山山頂は、急傾斜を登ってきただけに涼しく快適に感じてしまうキノコもこの日は大収穫。じめじめした日が続き、キノコに適した気候だったのか。それにしても、今日はいろいろなキノコの種類を見た。こんなことははじめて。この日の丹沢でのタマゴダケはナイトさんと山分け状態だった。
2009.08.09
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7/5(日)に北丹沢山岳耐久レースへ参加。去年は灼熱で熱中症気味になり、つらい思いをしたが今年はいくぶん涼しい。スタートラインにヤマジャンさん、なべさんと一緒にスタートラインに並ぶ。スタートすると最初の坂道をとばす。結構走れる。最初の登山道もなかなかいいリズム。下ってアスファルトへ進む。ここで麦酒倶楽部の大応援を受ける。やっぱりうれしいし力になる。快調にロードを進む。今年からこのロード区間が延長されて、少し長くなっている。鐘撞山登山口の登りで蒸した暑さを感じる。ひたすら急傾斜を登るも登る力のなさを感じる。大室山へ続く途中にある分岐でゴンゾーさんにかわされる。大きなスライドで急勾配をスイスイ登っていくのは力強い。下って、CP1で水とバナナを補給する。犬越路登山道に入るとすぐ後ろにヤマジャンさんが。まさかこんなにも早く捕獲されるとは。犬越路のトンネルを越え、林道を走るがペースが上がらない。ヤマジャンさんに抜かされてしまう。今回も逃げに失敗か.....林道では、砂利の不正地で呼吸のリズムが狂い始め、途中で歩いたり走ったりでリズムが完全に狂いだしていた。心拍がまったくあがらず、ペースは落ちる一方。CP2でなべさんが後ろからやってくる。ハイドレーションの水をあまり確認せず、補給なして姫次を登りだす。これが後々痛かった。姫次登山道すぐのところで、水を切らしてしまう。まだまだ先が長いので気が遠くなる。自然とペースも緩めてしまい、さらに落ちる。なべさんに抜かされ、快調なリキさんにも抜かされる。苦しい登りの始まり。袖平山で麦酒倶楽部の私設エイドをやってくれていることを頼りに我慢ののぼり。まったく足が上がらない。袖平山手前でそうぶさんが追いついてきた。袖平山まで一緒にいき、待望の麦酒倶楽部の大エイドステーションへ到着。ウーロン茶にコカコーラを一気に飲み干す。そして仲間との一言二言でちょっと気が楽になる。それにしても本格的エイドステーション。コップもたくさんあり、ペットボトルも大量。さらにチョコなどのお菓子までたくさん置いてある。これを麓からボッカしてきてくれたのだから、さらにうれしい。気分一新して駆け下る。下りならまだ結構走れそう。丹沢主脈を通って平丸分岐を駆け下る。次々と前の選手をパスするけど、さすがに劇的にペースが上がるというほどでもない。最後はペースが落ちてしまい、結局6:08でゴール。ゴール後に北丹沢のレースのボランティアをしてくれたけーこさんよりアミノバリューをいただき一気に飲み干す。乾いた喉には最高だった。こういったレース、ボランティアや係りの方々には感謝しても尽きないくらい。北丹沢、今回もつらいレースというのが印象に残った。このコースは傾斜も厳しく難コースでもある。北丹沢用にもう少し練習しないと、うまくレースはできない。今回はレースで走れるだけの足ができていなかった。レース後の爽快感を味わうためにも、もう少し準備しておいたほうがよかったという気持ちも残った。北丹沢の大会はボランティア、私設エイド、係員と知り合いがたくさんいて、やっぱり楽しい大会のひとつ。来年は7年連続完走を目指してまた緑の休暇村にくるつもり。そのときは、この厳しい壁を乗り越えた先にある爽快感なゴールを感じていたい。
2009.07.05
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先週の土曜日(6/27)にぐる~りとゆる~りと北丹沢へ。コースは、9:50水沢橋-黍殻山-12:40姫次-13:50蛭ヶ岳-14:50丹沢山-丹沢三峰-16:45高畑山-17:25宮ヶ瀬湖湖畔-19:00水沢橋実は、結構前からあたためていた北丹沢の周回コースでもある。計画してから時間がたてばたつほど、行ってみたい欲望にもかられる。機も熟したところで、頃合と考えていた。熟成した年代もののワインのコルクを抜く気持ちで、宮ヶ瀬湖湖畔へ車をはしらせた。水沢橋駐車場は5台くらい止められるスペースがあり、最後のスペースに車をおさめた。傍には水沢川が流れるせせらぎが聞こえる。それにしてもこの日は暑くなりそうだ。山へ行けば涼しくなることを期待して、一緒にまわるドーモさんと共に登山口を目指す。登山口は、水沢橋から道路を1Kmくらい離れたところに位置しているが標識などはなく見落としてしまいそうなところから登り始める。人もほとんど入らないような登山道だけど、思ったほど荒れていない。なだらかな道をゆっくりと進む。なかなか標高がかせげない。そして、じわじわとした暑さ。丹沢主脈まであと少し。さわやかなグリーンがもてなしてくれる。木々から夏の合唱、蝉の鳴き声が聞こえる。翌週の北丹沢山岳耐久レースの案内表示も見かける。黍殻山山頂は展望もなくちょっと寂しい風景姫次から蛭ヶ岳の途中にある原小屋平で豊富な冷たい水を補給する。山の水飲み場というと、どうしても結構下った場所にあるのが多いのだけど、ここは降りてすぐのところ。冷たい水をたっぷり飲んで、ちょっと一息する。お昼をすぎてさらに暑くなるけど、あふれる緑が心地いい神奈川最高峰の蛭ヶ岳を目指す蛭ヶ岳近くからの大パノラマを楽しむ蛭ヶ岳から丹沢山では、上品な雰囲気もするヤマオダマキ丹沢山のみやま山荘でカップラーメンを食して、丹沢三峰を経て宮ヶ瀬湖へ一気に縦走する。景観は開けていないけど、なだらかで爽快な登山道。宮ヶ瀬湖を眺めながら、午後7時くらいに水沢橋へ再び戻った。
2009.06.27
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ボッカ駅伝での仲間チームのタスキの分析を少しだけしてみることに。肉食動物チームの襷背負子に20Kgの砂利をくくりつける。てこの原理で支点、作用点の位置取りがポイントとなる。砂利の位置をどこにするかで、発砲スチロールの厚さも決まる。20Kを担いで山を駆け上がるので、この位置づけが大いに影響してくる。発砲スチロールを何段にも分けているので微調整できるのが利点。今回は発砲スチロールの枚数がやや多かったか。実は、その他いろいろな小道具でドーモさんがアイディアを出して用意してくれ改良を施している。襷に備え付けられたいくつもの小道具のおかげで、大いに担ぎやすい襷となり、本番でも大いに発揮した。麦酒倶楽部@男子の襷(写真はkippさんのブログより借用)野菜の入っていたと思われるプラスチックケースに砂利をコンパクトに収めている。見た目すっきりとしていて、形の整った発砲スチロールと調和しており、デザイン性にも優れている。直前まで悩んだようで、山での実走をしていなかったのが課題だったらしい。駅伝では実際に走ると荷が若干左右に揺れるが、紐の巻きつけが若干少なくさらにプラスチックケースでは摩擦が少ない分、さらに揺れ動いてしまい、厳しいボッカに強いられた模様。でも直前まで悩み、決断して勝負に挑んだことに対して、仲間として、ライバルチームとして敬意を払ってしまう襷だった。麦酒倶楽部@女子の襷(写真はまさみさんのブログより借用)ザック仕様の荷造り。一見すると、おにぎりや飲み物等が入っていて、のどかに山にピクニックへいく雰囲気を醸し出しているザック。だが、実際には無機質な10Kの砂利が詰め込まれている。よって担ぐとすぐに山へ行きたくなくなるようなザックでもある。ザック仕様なので、ホールド感があり、砂利がさほど左右に揺れ動くことも少ないように思われる。また生地とのフィット感では、体に優しいイメージもある襷だった。草食動物の襷残念ながら写真に納めることができなかったが、20Kの砂利×2個が登山道を通ると、周りから歓喜が起き上がっていた。それだけに40Kには重みがある。仲間うちのチームでも個性豊かな襷。みんながこの襷に願いをこめて担ぐ。他のチームの襷の荷造りを見るのも、なかなか興味深いし、それだけでも十分楽しめる。
2009.06.11
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いよいよ、ボッカ駅伝当日の朝を迎えた。全クラスのチームは90チームくらい。1チーム4人でサポート、応援者そして関係者もいるので大倉の会場には500~600人くらいがいるのだろうか。にぎやかな会場となっていた。各チームが砂利を背負うために用意した荷造りを見るのもなかなかおもしろい。ザックに砂利をそのまま入れたり、背負子で担いだり、細部にもそれぞれが工夫を施されている。この日のために、改良に改良を重ねて考えてきたチームも多い。そんな努力も垣間見れてしまう会場でもあった。空を見上げるとグレーの雲が覆われている。若干の蒸し暑さもあり、天気予報では28度まで上がるようなことを言っていたが、山の近くでもあり雲も被っているので、思ったより幾分コンディションはいい。スタートの1時間くらい前に、選手は大倉尾根の各区間の中継所へ先行して登っていった。にぎやかだった会場は一転して、静まり返っていた。スタートが刻々と近づくにつれて、選手それぞれの緊張感も漂い、静かに感じてくる。この駅伝では1区を担当する。20Kの砂利を担いで約2.7Kmの舗装路、林道、登山道を駆け上がる。ほとんどが上り。時間にして30分弱くらい。短い部類のレースなのだろうからか、スタートまでのなんともいえない間、若干の緊張感がある。そういえば、こんな緊張感は久しぶりだ。2区のドーモさんへいい形でつなぎたい、そういう思いの方が強くて若干の緊張があるのかもしれない。この砂利をのせた背負子を最終区担当のナイトさんまでなんとかいい形でつなげたい。大倉バス停前にある蕎麦屋前の舗装路に並んだ。スタートを待つ。そして、スタート。いきなりの舗装路の上り。いっきに高度を稼ぐ。心拍も激しく上がっているのを感じる。いきなりの心臓破りの坂だ。いや、心臓破りの序章にすぎない。背負子にのせた砂利の位置が若干高めだったため、腰に負担がかかる。迂闊だった。もう少し細心の注意を払って位置を設定するべきだったかもしれない。気にはなるけど、もうどうしようもないので、ひたすら登る。舗装路の上りで、あの野辺山で同時ゴールした戦友まさみさんと伴走しているkippさんを追い越してしまう。ちょっとペースが速い。でも、スタートの緊張感から解放され、一気にアドレナリンが分泌されているからか、どうしようもならない。このまま進むしかない。引き続き林道の上りの登場。20Kの荷が重く肩、腰の体全体にのしかかる。まだスタートして数分なのに激しく滴る汗と荒い呼吸。どうして、こんなに辛くて、重くて、ゆっくりしか進まないのだろうかと自問自答しながら進む。ふと、まわりを見回すと同様にみんな険しい表情を浮かべている。このボッカ駅伝という競技は、ありのままの姿を反映させている。この場では人の気持ちや心というものも簡単に見透かされてしまうし、見透かすこともできてしまう。ポーカーフェイスも通用しない重い荷と上りの連続。大地の重力に逆らって、エネルギーを発散する。みんな苦しいけど、タスキをつなぐために力を振り絞っているのを苦しい呼吸をしながら朦朧と感じとれる。こんな不思議な光景に若干の安堵感と一体感のようなものも感じてしまう。そりゃそうだな、こんな光景は尋常じゃない。登山道で後ろからまさみさんに抜かされる。さすがに速い。でも見える位置をキープして、集中力を切らさず登り続ける。砂利の位置を少し高くしてしまった背負子から、引き続き腰に痛みがはしる。見晴パノラマ台への最後の上りを経て、下って平坦な登山道にでる。20Kの砂利の背負子を担ぎながら突っ走る。まさに猪突猛進。2区への中継所のドーモさん目掛けて突進して、背負子のタスキ渡し。26分台。ドーモさんへ背負子のタスキは無事に渡せた。中継所まで無事辿りついたら、どっと力が抜けてきた。しばし休憩して、タスキを追いかけるが2区のドーモさん、3区のヒロセさん、最終区のナイトさんに追いつけないくらいのスピードで、ゴールの花立山荘へ砂利をのせた神輿は見事につながった。20Kクラスの順位は11位。惜しくも10位までの入賞を逃した。花立までタスキをつなげた充実感がどっとこみあげるのと、入賞を逃した惜しさ、そして何より自分の区間での上りで妥協があったことの悔しさ、いろいろな感情が混ざり合った。でも、花立山荘までつなげた達成感というものは大きく、安堵感でいっぱいになっていた。麦酒倶楽部女子は優勝を逃したものの、堂々の準優勝。追いすがる麦酒倶楽部男子も直前まで悩んだ荷造りに、途中でバランスを崩しながらのボッカで苦戦を強いられた模様で18位。そして、40Kの草食動物はルッチさんの花立山荘への階段でみんなで応援しながら、一緒にゴール。何なのだろう、この沸きあがってくるような一体感。花立からはガスのかかったグレーの光景だったけど、気持ちはくっきりと澄み渡っていた。<おもておね総監督率いるチームの結果>10K女子 麦酒倶楽部@女子 準優勝 1:26:1640K 草食動物 7位 2:09:1120K 肉食動物 11位 1:27:0720K 麦酒倶楽部@男子 18位 1:30:50
2009.06.07
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今週末のボッカ駅伝まであとわずか。もう少しだけボッカ駅伝のことについて書くとする。ボッカ駅伝大会は、砂利の入った荷物を背負って登山道をリレーしながら所要タイムを競う大会。 表丹沢登山口の大倉にある県立秦野戸川公園をスタートし、大倉尾根~堀山~花立までの登山道(全長6187m、標高差1010m)を4区間に分け、1チーム4人で規定の重量の荷物(小石の袋詰め)を背負って1人1区間ずつリレーする。重量は40キロ、20キロ、10キロの女子などがある。 本番、練習で背負いあげた砂利(小石)は登山道の補修に使う。ボッカ駅伝コースの高低差(丹沢ボッカ駅伝競走大会公式サイトより借用)コースの見所について、1区(2707m)県立秦野戸川公園(290m)~見晴茶屋(標高610m)まずはロードの急傾斜から始まり、林道へ続く。林道後の登山道も比較的ゆるやかな上り基調が続く。比較的走れる区間が続き、ロードの走力が求められる。しかし走れる区間というのが、重量を背負うと少々やっかいでもある。途中のパノラマ展望台では秦野市街地を見渡せ、水飲み場もある。パノラマ展望台の後は少し下って平坦を走り見晴茶屋の中継所へつなぐ。1区の林道2区(1241m)見晴茶屋(標高610m)~駒止茶屋(標高900m) 花の2区、駅伝でよくきくフレーズでもある。見晴茶屋からいきなりの急な壁のような石階段が続く。石の大きさも大小さまざまで、コース幅も比較的広い。コース取りも難しいのがポイント。長い上りを経て、わずかな平坦を走る。しかし急傾斜後の平坦を走るのはかなりつらい。平坦の登山道を走った後に駒止茶屋まで続く激木階段の登場。息を抜けない区間の連続。2区の駒止茶屋への登り階段3区(1054m)駒止茶屋(標高900m)~堀山の家(標高950m) 各チームのスピードスターが競うスピード区間。距離も4区間では最短区間で、スプリント勝負となりそう。駒止茶屋からは、比較的なだらかなコースが続く。そして下りもあり、ボッカしながらの下りは、かなりテクニックを要する。最後は掘山の家までの緩やかな上り。ここをいかに走れるかで区間タイムにも差がでてきそう。とにかくスピード勝負で一番臨場感ある区間でもある。スピード激戦区間の3区のなだらかな登山道4区(1185m)堀山の家(標高950m)~花立山荘(標高1300m)箱根駅伝が5区の坂で劇的逆転が演じられ魅了させているなら、ボッカ駅伝では花立山荘へ続く最終区の4区が魅了されているのでは。とにかくモンスター級の激階段の上りの連続。掘山の家から、石階段の上りが続く。最後の花立山荘へ続く石階段はなかなか山荘の小屋が見えず、辛抱の上りが続く。でもゴールにはたくさんの仲間たちが待ち受けてくれて、きっとにぎやかなはず。花立山荘では感動的なゴールが見れる最高のスポット。4区・花立山荘への激階段今回は仲間らで4チームエントリー。草食動物(40Kの部)肉食動物(20Kの部)麦酒倶楽部男子(20Kの部)麦酒倶楽部女子(10Kの部)草食に、肉食に、麦酒、そろいもそろったり(笑)「草食動物」は大倉尾根で40Kを担いでというのは、ただただ驚きだけどどんな登りをするか期待大。40Kを大倉尾根、やっぱり想像できない(笑)我が「肉食動物」は、試走タイムから「麦酒倶楽部男子」とほぼ同じボッカ力では。本番でもほとんど同じ位置でボッカするとみられ、接戦になる展開が予想される。「麦酒倶楽部女子」は女子の部優勝候補でみんな俊足ぞろいで、ボッカ力もある。念願の優勝をぜひ勝ち取ってほしいところ。「麦酒倶楽部女子」の見える位置でレースができれば、いい順位も確保できそう。ボッカ駅伝、どの区間もほとんど上り。どれだけ登ればというくらいのうんざりするくらいの上りの連続。それでも、花立山荘へはタスキという名のもとの砂利の荷物をつなげてゴールしたい。今週末は、ゴールの花立山荘から最高の秦野市街を眺めたい。
2009.05.31
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ボッカ駅伝の練習会に参加。集合時間を間違えてしまい、さらに渋滞などで大遅刻。練習会の他のチームは予定時刻にスタート。自分のチームメンバーには待たせてしまい、すみませんでした。まず、準備を始める。20Kgの砂利を背負子にくくりつける。このくくりつけ方にも、ちょっとしたコツがありそう。大倉から花立山荘までの4区間を、チームメンバーのドーモさん(2区)、ナイトさん(4区)と一緒に登る。ボッカ駅伝では、1区の大倉から見晴茶屋を担当するので、ペース配分等を考えてタイムトライアル的にスタート。最初のロード区間は、勾配ある登り。最初だから結構走れる。が、やっぱり20Kの荷は重いので、じわじわと肩あたりに痛みがくる。呼吸もきつくなる。そして滴る汗。1区は標高290mくらいからスタートするので、蒸し暑さが残っている。この蒸し暑さもやっかいになりそう。登山道に入ると、ひたすら歩きでかなりの疲労がたまる。パノラマ展望台を越えると下りと平坦な登山道。ここで気分ととり直して、ペースを上げる。どうやら平地はなかなかいいリズムで走れるが、登りはかなり苦戦。なんとか、1区と2区の中継所に到着。区間タイム、28'40"ペース配分が難しいし、走れる区間があるのでかなり厳しい印象が残った。2区のドーモさんには、身軽になっているのにほとんど追いつけず後方から追従。1区の疲れがまだ残っていた感じでなんとかついていく。急傾斜の登り区間で、かなり厳しい区間。駒止茶屋まできっちりと激登りをこなした。3区担当の選手は、今回参加していなかったので、休んだ自分が担いで走る。駒止茶屋から掘山の家までで平坦と下りでかなりのスピード区間。区間タイムは9'48"この区間で先行して登っていた麦酒倶楽部男子、女子チームに遭遇。みんな待っていてくれたのだろうけど、あまりに遅れたので降りてきたのかもしれない。でもみんないい調整ができていそう。掘山の家手前で、先行して登っていたkippさん、おーさんが花立山荘から様子を見に下ってきたところに遭遇。ありがたい応援隊で俄然にぎやかになってきた。最終区の4区は、掘山の家からゴールの花立山荘まで。とにかくうんざりするくらいの激階段。20K担いでこの激階段は、かなり重力に反している。それでもナイトさんの力強い足取り。そしてゴール。花立山荘には、これまた先行していた40Kの部(汗)に参加するおもておねさんが待っていてくれた。だいぶ待たせてしまっただろうけど、これにはありがたかった。練習とはいえ、みんないい登りをしている。花立からはみんなで話しながら下る。山の麓にある甘くておいしいイチゴを食べたり、登りの時と180度変わってのんびり、ゆっくり。途中で紅と白が鮮やかなニシキウツギに遭遇最後は湯花楽のお風呂で疲れを癒した。(これが一番しあわせ)(ボッカ駅伝へ向けての備忘録)・砂利はなるべく高い位置に設定。腰より高い位置に置くとだいぶ背負いやすい。そのために、基礎となる軽量の発泡スチロールを適度に切り、それを砂利の土台とする。この土台となる発砲スチロールの厚さも、検討の余地がありそう。・足の運びは、摺り足省エネ走法。・腰はピンと伸ばし、やや前傾イメージで担ぐ。・肩が20Kgの重みでやたらと痛くなるが、ドーモさんがオリジナルでつくってくれた肩パットに期待。肩は血行障害にならないように、時々上げたりしたほうがよさそう。・ペース配分にまだまだ検討の余地がありそう。
2009.05.30
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初ボッカに挑戦。おもておね総監督の計らいで、ボッカ駅伝の練習兼ねて戸沢から本物のボッカに挑戦。背負子にCCレモンのペットボトル2箱積み、水を入れた自分のザックも積みこむ。重さにして23Kgくらい。担ぐとずっしりと肩に重みがくい込む。戸沢からの政次郎尾根は、湿気が高くじっとりとした暑さ。静かな尾根であまり人とは会わないけど、戸沢から表尾根へ行くには最短ルート。でもおもしろみという点ではちょっと欠けるので、ほとんど使わない尾根道。途中何度も休憩をいれながら登る。休憩せずにはいられないこの重さ。ボッカしながらだと休憩するにもちょっとしたコツがいる。腰と担いでいる荷物を置けるくらいの程よい大きさの石がないと、休憩できない。休憩したいときに休憩できないのがちょっともどかしいけど、程よい石を見つけるとほっとしてしまう。担ぎ方にもコツがありそう。政次郎尾根から表尾根へでると、見晴らしもひらけ賑やかになり登山者も増えてくる。やっぱりボッカ姿は目立つのか、声をよくかけられるようになる。声をかけられると、自然とがんばれ笑顔に。小屋も近くなる。楽しいぞ、ボッカ。小屋へ無事に飲み物を運ぶことができ、初ボッカの任務を終えてほっと一息。マスターから温かいコーヒーをいただき、談笑。労力をかけて汗水たらして運んだ飲み物が、登山客に山で喉を潤してもらえると思うと、ちょっとうれしい。そう思うとじわじわと達成感が。またやってみたいものだ。そのまま塔ノ岳へ行き花立山荘を少し下ったところで、大倉から登っているボッカ仲間ら(笑)に合流。もう一度花立山荘へみんなで行き、にぎやかにみんなで下った。今週末も練習会の予定。とりあえず今度はコースを試走し、ペース配分とコースの特徴の研究をしなくては....
2009.05.23
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昨年から、ずっと心のどこかに残っていた野辺山100Kに参加してきた。早朝5時、野辺山は小雨が降りはするもののにぎやかな会場からスタートした。前半は極力抑えて、後半のスタミナを温存したいところ。10K地点手前で、ヤマジャンさんに抜かされる。10Kから少しだけハリ天狗さんと併走。野辺山標高最高点の1900mからの下りで、足のダメージを受けないようにここでも押さえて下る。アスファルトの下りも慎重に。当初の予定通り、無理せず100Kを見据えて走る。35K地点くらいで、わずかな時間、晴れ間がさすがこの日はほとんど雨。50K地点では、昨年より5分落ちくらいのペース。抑えているからタイムには納得するも、疲労度は予想外にあった。足にゆとりがない。あと50K、しかも70K~85Kくらいまで続く最大の難所、馬越峠がある。55K~62Kくらいまで折り返しランナーとすれ違う箇所がある。ここは、楽しみのひとつ。ハリ天狗さん、まことさん、マカニ・トモさんがほぼ揃って折り返して逆コースを走っている。3人とも力強い走り。5分くらい前を走っている。後ほどわかったことだけどハリ天さん、トモさんはサブ10達成、最後までペースを維持されて完走されたもよう。58Kmポイントの北相木村でサブ10常連のヤマジャンさんに遭遇。実はちょっと意外。このペースではサブ10にちょっと厳しい時間帯。ほぼ同時に折り返し地点をでるが、ヤマジャンさんの足取りは軽く、すいすい離されてしまった。後ほどわかったことだけど、ヤマジャンさん5年連続サブ10達成、さすがです。折り返して、kin29さん、おーさんにも遭遇。元気そうな走り。要所要所でハリマネさんの応援、毎度ながら励みになる。ハリ天狗さんとのタイム差を確認しながらも、どんどん離れていってしまっていた。60Kを通過するとさすがに足が重い。サブ10はちょっとやばそう。馬越峠への登りでは、歩いてしまう始末。72Km地点くらいでshigeさんが追いついてきた。70歩走って30歩歩くルールを教えてもらい、これで馬越峠をがんばって登ることに。でも、やっぱり重い足にはきつい。馬越峠へ到着するも休憩せず、すぐに下り始めた。アスファルトの下りは、痛んだ足に容赦ない。膝に痛みがはしり、思うように下れない。もうゆっくりゆっくり。でも、足はとめないようにゆっくりだけど走る。エイドはほとんどパスか、スポーツドリンクを飲むくらい。とにかく長居はしないことにした。下り、平坦で抜かされまくるけど、エイドでどっさり抜いては、またコースで抜かされるという繰り返し。それでも亀足だけど、このペースは自分には適していたかもしれない。休めば、痛いところがすぐにでてきてしまうが走れば、痛みが薄れていく感じがしていた。それでも痛いのは確かだけど。90Kからゴールまでは緩やかな上りが続く。おまけに向かい風と、横なぐりの雨で走りづらい。相変わらず亀足でエイドはほとんど立ち寄らず、走る。幸いにも湿度があったので、喉の渇きはさほどではなかった。98K地点で、颯爽と走るランナーが。なんとmasamiさん。軽快!亀足になっている自分に渇が入り、一緒にゴールへ向かう。ペースもグンと上がる。90K超走っているのに疲れもこのときだけは感じない。最後までがんばれそう。そして同時でゴール。10時間46分くらい。masamiさんは女子の部で4位、おめでとうございます。最後をしっかりと走れてゴールできたのは大きい。そしてズシリと重たい完走メダルをもらう。このズシリとした完走メダルはかけてもらうと、いろいろと道中を思い出してしまう。やっぱり厳しい100Kだった。足は膝からつま先、至る所が軋むような痛さがある。それでも、100Kのゴールはそれ以上に込み上げてくるものがあった。これがあるから、また参加してしまうのかもしれない。終わってみて、仲間でサブ10の達成が多く、のまさんはサブ9達成し6位入賞。あの厳しい野辺山のコースで上位をかなりの知り合いが占めているのは、やっぱりうれしい。自分の課題も残ってしまったことだし、また来年挑戦しているかもしれません。ズシリと重い完走メダルを手に取ると、にやけてしまいます^^;
2009.05.17
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明日は、いよいよ野辺山100K。昨年から一年が経った。昨年は足裏が痛みだし、ひざが腸頚靭帯炎になりながら、馬越峠を下ったりと、辛い思い出がしっかりと残っている。でもあの八ヶ岳などの雄大な山々に囲まれてのコースを思い出すと、レースをしながらまたあの雄大な大パノラマの風景を見てみたいと思ってしまうコースでもある。昨年の秋の「つくば」あたりから、レースではまったくうまく走れていないのでいいレースをしたいところ。長いロードは苦手で、毎回、足裏など必ずどこかに痛みがでてきてしまい、崩れてしまっている。でもこの手のレースは経験値というのが、大きくものをいうのも確か。去年、いろいろ苦しみながらも野辺山を完走できたのは大きいはず。やっぱり100Kの10時間切りは野辺山で決めたい。レースではガッツリ走りきりたい。
2009.05.11
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奥多摩エクストリームに参加。これはアドベンチャーレースでその裾根にあたるレースらしい。RUN仲間から誘いがあり、初参加してみた。チームは3人編成。マウンテンバイクに、トレッキングで各チェックポイントを通過していく。コースは自分らで道を決めて、決められたCPを通過すればいい。オリエンテーリング的要素も含んでいる。全13箇所のチェックポイントのうち一箇所だけ制限時間が設けられている。コースは奥多摩駅近辺の登山道、尾根道、林道、沢など何でもありのコース。どこを使ってもいいことになっている。太陽の日差しを受けながら、初めての競技にとまどいを感じながらもスタート。チェックポイントは全部で13箇所。距離にして30Km~40Kmくらいとのこと。マウンテンバイクで急勾配な林道を登ったり、マウンテンバイクを担いで山道を歩いたりとかなり厳しい。特に10Kg以上のマウンテンバイクを肩に担いで、急勾配の山を登るのは難しい。肩にしっかりとおさまらないし、登山道ではない尾根道なので足場もよくなく、バランスがとれない。なにより、肩に重さ10Kg以上のバイクのフレームが食い込み痛い。慣れている人は、これをうまく担いでいる。バイクのフレームにもスポンジのようなものでパッキングして、軽々肩に担ぎ、尾根を登っている。このあたりは経験の差が大いにでる。バイクが木々や草にひっかかり、なかなか登ることができない。自由がきかないもどかしさを感じながら、重い重量を担いで休んでは登った。マウンテンバイクは、ハンドバック感覚でまさに担ぐものと化していた。それにしても肩が痛かった。地図読みも難しい。普通だと尾根道や沢を道として主に移動を考えてしまうけど、300~500mくらいならの距離ならばトラバースした方が、短く楽なルートをとれたりもする。前半でそういった難しい区間があり、コース選択により各チームはばらけていた。自分らのチームはトラバースするのではなく、沢沿い、尾根沿いに進むことで後手にまわってしまった。参加チームは61チーム。第3CPでは、40番くらいの通過だった。バイクを置いて、沢へ入り遡上する。場所によっては、腰あたりまで浸かって進む。前日雨だったため、沢の水が冷たい。足の指がちぎれそうだけど、我慢して進む。靴のなかには、砂利がごっそり。でも、気にせずそのまま進む以外ない。これがアドベンチャーレースか.....沢をでて、林道を走り登山道へ。このあたりでようやく自分のフィールドへ踏み入れた感じ。六つ石山途中までの標高1300mくらいあたりまで登る。メンバーの一人が登りで激しい痙攣に襲われ、ゆっくりと登る。CP10の関門時間はスタート後の6時間で、このあたりで制限時間まであと1時間ちょっと。完全完走が微妙になってくる。チームのメンバー3人が揃ってCP10にたどり着かないと通過は認められない。このあたりがアドベンチャーレースの難しさだけど、全員で協力して困難を乗り越えてく醍醐味でもある。完走はしたい気持ちはみんな一緒。完走へ難しい状況は変わらないが、励ましながら登りきって、下りの登山道はしっかりみんなで走る。尾根を一気に駆け下る刻々と迫る関門時間。CP9を通過したときは、CP10の関門時間8分前。でもCP9と10の距離はわずかで、残りわずかな登山道を駆け下り、林道を走れば絶対に間に合うと信じる。最後までみんなであきらめず、全力で走る。途中で諦めたのか、とまっているチームをパス。最後まで望みをかけて林道を走る。おそらく関門10秒くらい前に最終通過。まさに間一髪といったところ。メンバー全員がほっとした瞬間。CP9-10の区間は、全チームで最短タイムをとったかもしれない(笑)CP10を最終通過したのは61チーム中25チーム。その25番目に通過することができた。アドベンチャーレースは、制限時間内で完走するのを完全完走といい、完全完走率も結構低いとのこと。なるほど、この時点で41%。それでも今回は高い方らしい。これでよっぽどのトラブルがない限り、完全完走はできそう。再びマウンテンバイクにまたがり、下りの林道の涼しい風を浴びながら快適に下る。そして長い登りをこぐ。前半が、狭い急傾斜の尾根でMTBを担いだりと難しいコースだったが、後半は前半と比べれば、緩やかに感じ、みんなも自然と穏やかな表情になっていた。ゴールは近い。途中に岩から湧いてくる湧き水をハイドレーションにたっぷり補給。とにかく暑い。何チームかかわして、ひたすらゴールへ向かう。再び、トレッキングで500~600mくらいある距離の尾根を進む、最終CPへたどり着く。目指すはゴール地点のみ。ついに無人の最終CPに到着最後は、MTBに乗りながらみんなでゴールテープを切った。7時間32分。チームメンバーとがっちり握手をする。長く厳しいけど完走でき、全員が安堵の表情。チーム戦というのも新鮮だった。コース取りでも難しさを感じたけど、全員でかちとった完全完走。アドベンチャーレースでしか見ることができないような奥多摩のエメラルドグリーンの景観も心地よかった。
2009.05.09
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強い日差しを受けて、奥多摩の尾根を辿ってきた。今年も裏TTRに参加してきた。コースは青梅永山公園グラウンドをスタートして、棒ノ嶺、日向沢の峰、酉谷避難小屋、雲取山、七つ石山、鴨沢までがハーフコースで距離にして63Kmくらい。フルは、ここから三頭山、浅間峠、陣場山、南高尾をぐるっとまわって高尾駅がゴールで128Km。先行スタート組は午前6時10分がほとんど。自分はというと始発電車の関係で、7時40分に青梅永山公園グラウンドをヤフシゲさん、ハリマネさんに見送られてスタートした。青梅ハイキングコースはのどかな雰囲気で近所のランナーたちともすれ違う。近所のひとがうらやましく感じてしまういいコース。それにしても、この日は暑い。昨年の裏TTRは寒く景観もいまいちだったので、この青空を何よりも望んでいたし、うれしかったけどやっぱり暑い。抑えて走らないと、後が辛くなりそうな気温と日差し。途中で30分ほど前にスタートしていたひなさんに追いつく。しっかりとした足取り。お互いの健闘を約束して、先へ進む。登りにとにかく苦労していた。棒ノ嶺で3:14榎峠経由だし、ミスコースも何度かしているので、まずまず。強い日差しとこの暑いコンディションでは、登りのある区間では、とにかく抑え、余力を残しておきたいところ。平地と下りで挽回していきたい。日向沢の峰への登りは、容赦なく照りつける日差しと暑さで厳しい。不思議と登りに力が入らない。登りきった日向沢の峰でmiyaさんのサプライズエイド。コーラ、梅、パンをいただく。この暑さでほとんど水もなくなっていたところだったので、救われた思いがした。ここからは、急傾斜な登りはしばらくない。比較的平らな尾根をいかに走れるかが、今回のキー。一杯水避難小屋で5:44。登りで苦労しているけど、まだまだ想定内。一杯水避難小屋でtamaさん後輩のHさん登場。コーラーをたらふくいただき、ゼリーもいただいた。本当にみんなに助けられている思いがする。少しの時間談笑して、再び尾根を走る。酉谷避難小屋で6:41。少しずつ挽回してきている。鴨沢へは11時間ちょっと切るくらいのペースでいきたいところ。先行する前のグループとの差は、日向沢の峰で50分差、一杯水避難小屋で40分差となっていたので、先行するグループに追いつくことを励みに走る。快調に進むも、芋ノ木ドッケ手前辺りの長沢背稜で、頭痛がしてくる。ペースがガクンと落ちる。手の指のツメに違和感を感じてきた。見るとツメは白くなっている。手のひらも白い。明らかに血流が悪くなっている。そういえば、激しく動いているわけでもないのに呼吸が苦しい。十分な酸素が体内に取り込まれていない。大きく深呼吸するも、一向に回復しない。久しぶりの2000m級の山で体が順応できていないのかもしれない。無事に鴨沢へ戻らなくてはと思う。走ることができないので、ゆっくりと歩きながら、一歩一歩進む。芋ノ木ドッケを通過して、オオダワへ降りる。雲取山への途中で雲取山荘を通過。GWということもあって、にぎやかでもある。カラフルのテントが並んでいる。今回は風景とか山々でみる景観に、不思議とゆっくり見れる余裕がない。雲取山で9:52だいぶペースが落ちてしまった。奥多摩小屋で、前を走っている選手と40分差くらいと聞く。ペースが落ちているのに、時間差が変わっていないので、同じく苦戦していることが想像される。七つ石山で10:36先行するグループは、気配がまったく感じない。標高も下がってくると、気分悪いのも不思議と治まってくる。最後なので、駆け下る。程よいダウンヒルが快適。途中で登山者とすれ違い、先行する選手とは10分差くらいとのこと。ちょっとだけ元気がでて、再び駆け下る。結局、ほとんどと一人旅になってしまったけど、鴨沢の橋を通過してゴール。最後は、快適に走れて鴨沢へ戻れた。鴨沢で11:35ゴールすると先に完走したみんなや、ヤフシゲさん、ハリマネさん、USさんなどから握手とハイタッチ。野球で打ったこともないけどサヨナラホームランを打った選手を迎えてくれるような感覚になってしまった(笑)こんな光景って、レースじゃあり得ない光景。みんなでゴールを分かち合えるこのうれしさは、チーム「裏TTR、みんなでTTR」を象徴している感じがした。ゴール後に、ヤフシゲさん、ハリマネさんから、甘くておいしいカレーライス、そして温かいコーヒーをグイッと。そして仲間たちとの談笑は、自然と笑顔になってしまう。みんないい顔している。この場にいれて本当によかった。しばらくして、ゆうさん、ドーモさんがフルコースへ向かい暗闇へ消えていった。ゆうさんは、高尾で完走。おめでとうございます。ドーモさんは度重なる吐き気で日原峠で下山。それでも、鴨沢からあの暗闇へ進む姿だけでも、勇気がいるし、すごいことと思います。みなさん、本当にお疲れ様でした。
2009.05.03
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丹沢プチウルトラに挑戦。丹沢の山と高原の地図を眺めながら、林道を中心としたロードでのコース設定を以前から考えていて、それをいつか実行したいと思っていた。ちょうど頃合と捉え、チャレンジするに至った。コースは、鶴巻温泉駅-弘法山-秦野駅-渋沢丘陵-渋沢駅-大倉-牛首-護摩屋敷の水-札掛-物見峠-半原越-半僧坊前というもの。丹沢プチウルトラは、距離よりも高低差が厳しく丹沢の林道スペシャルといった感じ。林道、ロード中心なのでエスケープも容易で、給水ポイントも豊富なのは、いささか安心できるコース。とはいえ、牛首、物見峠、半原越など丹沢の険しい傾斜の峠越えをしなくてはならないのも事実。コース設定するときは、レースのコースディレクター気分で地図を見ながらあれこれ想像して楽しめるものなのだけど、いざやろうと思うとちょっと気が重くなるコースでもある。早朝9時半近くにスタート地点の鶴巻温泉駅へ。駅で偶然にもmasamiさんに遭遇。大山下社まで行くということだったので、善波峠まで一緒に行くことにした。青空に恵まれ、ポカポカ陽気で春らしい天候。そんななか、新緑溢れる森林に囲まれたトレイルを走ると気分は爽快。善波峠手前でmasamiさんとわかれ、一人旅に。新緑に囲まれ弘法山へ向かう弘法山から権現山へ続く道は、桜がズラリと左右に並んでいるけど、残念ながら散っていた。もう少し早くくれば、圧巻な桜が見れたかもしれない。春らしい青空のもとの権現山ハイキング日和でもあって、ハイカーもにぎやか。権現山を下山して、秦野駅、渋沢丘陵へ向かった。渋沢丘陵というのも実は初めて赴く地。丹沢というとついつい、山々の方ばかり目にいってしまっていたけど、この丘陵も実は一度は訪れてみたいポイントだった。こんな時ならではと思いながら、高い台地の丘陵を走る。渋沢丘陵を走る丹沢の山々、富士山の景観を見ながら快適に走る。視界を近くに移すと、太陽の光に反射した輝く黄色が美しい菜の花畑。鮮やかな景観を見ながら、たらたらと走る。黄色と青空のコントラストの菜の花畑渋沢駅近くのコンビニ「99」で1リットルのスポーツ飲料を補給。駅は歩行者天国になっていた。丹沢まつりでイベントが催され、にぎやかな雰囲気。丹沢まつりでにぎやかな掛け声でお神輿が通りすぎるそれにしても暑い。同日に行われているハセツネ30、霞ヶ浦なども同じく相当暑く厳しいコンディションのことだろう。大倉を越え、風の吊り橋を通過して、三ノ塔尾根と平行している荻山林道にて牛首を目指す。ここはかなりの急傾斜。今回の難所のひとつ。3Kほど登って、牛首へ到着。ここではサイクリスト達も休憩していた。春らしい暖かいこの日は、どんな人も山へ出向きたくなるような1日でもある。牛首からは表丹沢林道で菩提峠を目指す。右に白く輝く秦野市街地を、左に表尾根のくっきりとした新緑の山々を眺めながら走る。春のさわやかなそよ風が、火照った体を冷ましてくれる。上空の澄んだ青空にパラグライダーを発見。心地よさそうに青空を浮遊しているのがちょっとうらやましい。でもこんな光景を眺めながら走れる贅沢も感じて進んだ。菩提峠を越え、護摩屋敷の水へ到着。護摩屋敷の水は、勢いよく冷たい水が溢れ出ていて、たくさんの人が大きなペットボトルに水を入れていた。勢いよく流れる冷たい水で顔を洗い、飲むと生き返った気分になる。県道70号で札掛へ向かうが、山の後ろ側で日陰だからか、少し寒くなってきた。オートキャンプ場のBASCOを過ぎ、札掛でおにぎり2つを補給。午後2時。さすがにお腹がすいてくる。トレイルに入って一ノ沢峠を越え、再び物見峠へ続く唐沢林道へ。峠越えはあと2つ。さすがに、足は重くなっている。だらだらと登りが続く唐沢林道を走る。重くなりだした足をすすめ、峠のトンネルが見えてくる。物見峠のトンネルをくぐる。真っ暗で静寂な世界へ様変わり。ひんやりとした涼しさがある。聞こえるのは、自分の足跡と息使い。ちょっと長めのトンネルなので、中央部あたりでは、暗闇とヒンヤリ感でちょっと怖さも感じる。自然とペースが上がり光ある方角へ進み、一気に光が広がった。と同時に緩やかな下りになった。いよいよ峠はあと一つ。最後の砦、半原越。半原越の最後の登りの法論堂林道では、ほとんど足の力は残っておらず、止まっているのに近い走り。1月に相州アルプスへ来た際、途中のリッチランドから半原越したときは、キロ5分くらいで走れていたけど、計ってみると7分半くらいのペース。それでも、もがきながら足を動かす。長い登り....ようやく半原越。安堵感があった。これで大きな登りはほとんどない。あとは国道412号目指すだけ。ゆるやかな下りの林道をゆっくりと駆け下りる。国道412号まであと少しなんとか国道412号に合流した。2kmくらい国道を走り、午後5時すぎに半僧坊前バス亭へ到着。ここがゴール地点。長い長い道のりだったけど、穏やかで暖かい天候に恵まれたので、心地よい一日を過ごせた。夕暮れの陽射しが心地よかった。
2009.04.19
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久々、山へ向かった。前日まで箱根へ行きたいと考えていたが、早朝にゆったりと過ごしていたら、時間にゆとりをもてなくなってしまい、目的地を変更して丹沢へ行くことにした。午後1時くらいに大倉を出発する。空には雲がかかっているけど、山日和としては程よい春らしい気温で、登山者も多い。翌日には山開きがあるので、一層にぎやかになってくるシーズンの始まりでもある。本日のルートは大倉尾根で塔ノ岳、表尾根で三ノ塔、そして三ノ塔尾根から駆け下るというコースを選択した。三ノ塔尾根は3年ぶりくらいかもしれない。山々は緑を豊かにして、木々には、鮮やかな花を咲かせている。マメザクラのほのかなピンクの彩りには、毎年ほっとしてしまう。春を実感しながら進む。山々の木々の様子を観察しながら、久しぶりに山に入った自分の体の調子も観察する。大倉尾根は、意外と平坦な箇所や緩やかな登りも結構ある。その箇所は想像したよりも、走れている。ロードでたらたらRUNを4月から再開していたので、なかなかいい感じで山の大地を走る。急勾配の階段は、足が重い。下りは慣れておらずぎこちない。まだまだ足が山には調和していないけど、平地と緩やかな登りをたらたら走れれば、十分に楽しさも増す。なんといってもそのひと時は、爽快!塔ノ岳からは雲海に浮か富士山を眺める。こういう富士山を見るのは、あまり記憶にない。山頂は、にぎやかだった。塔ノ岳から三ノ塔へ向けて出発する。標識を見て、距離を確認。ん?、同じ目的地を示した標識が2つあって、距離が微妙に違う。距離を測りなおして、後に立てたものがあるということだろうか。そうだとしたら、どちらが新しい標識なのかなと不思議な標識を見ながらも、山にかかる雲海は、雄大で素晴らしい。木ノ又小屋で、コーヒーを飲みながら小休止、そしてマスターと談笑。再び、三ノ塔を目指す。三ノ塔からは久しぶりの三ノ塔尾根。階段も復旧されていた。三ノ塔尾根は、お気に入りの尾根のひとつ。快適なダウンヒルを楽しめる。雄大な杉に囲まれた箇所を走ると凛とした気持ちで、自然と背筋もシャキンッとしてしまう。わずかな時間だったけど、爽快な山での時間だった。
2009.04.18
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3月には、青空に恵まれた荒川マラソンに参加した。結果は3時間52分。42.195Kmという距離は、厳しいくらい素直でありのままの現実を映し出してくれる。荒川河川敷は厳しい道のりだった。終わってみれば、日焼けするほど強い日差しの強い1日だった。それ以上に足への衝撃でダメージも蓄積されていた。前日は強風の影響で荒川河川敷の京葉線、総武線、東西線が一時運休するほどだった。当日は若干は風があるものの、気力を萎えさせる毎度の凄まじいほどの風ではない。陸連登録しているので、ほぼ最前列からスタート。混雑もなく気持ちよくスタートを切る。ペースは4分10秒弱で行くつもりだったけど、前列スタートでもあり、それほど苦ではなかったので4分を切るペースで刻んでいく。違和感もなく、そのまましばらく進むことにする。荒川河川敷のサイクリングロードは狭くて、左手に川がずっと続き、時折電車の高架線をくぐる。似たような光景が続きどこか退屈する風景でもある。こんな狭い河川敷のサイクリングロードを1万5千人ほどが参加する。早くも15K過ぎくらいで、足裏に痛みがくる。折り返してからは、腰近くの左足つけ根あたりに痛みがでてくる。1週間くらい前に痛みがあった不安の場所でもあった。途中、何度も歩きが入るようになってくる。目標としていた記録は、もう絶望的。リタイアして記録なしの方がいいとさえ思えてくる。今思えば、その時は気持ちというのは薄っぺらいプライドだけしかなかった。そんな状況のなか、エイドの干しぶどう、アンパン、クリームパンを頬張ると抜群においしい。これには、少しだけ救われた気分だった。そういえば荒川マラソンはエイドが豊富でもある。もう少し先へ進めば、またエイドにありつける。そしてその繰り返し。荒川エイドの名物シャーベットも完食。そしていつかはゴールゲートが待っていてくれるはず。厳しい道のりながらも、そんなことを考えて進む。さすがに残り5Kくらいになると、ゴールを感じれる。ゴールゲートを通過した。これでもゴールはゴール。42Kmの道のりの果て。今の精一杯の力。受け止めなくてはならない現実。シューズにスーパーフィート入れたため、アスファルトの衝撃で土踏まずは膨れ上がっていた。とりあえず、しばらくゆっくり休みたいと心底思った。会心のレースをするのは、それまでの調整や計画性、その日の調子、自信というものが大きくものをいう。今回のレースはすべてが明らかに欠けていた。やっぱり会心のゴールの光景は、何にも変えられない最高のシーン。秋にはそのシーンにおさまっていたい。
2009.03.16
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冬のぽかぽか陽気のなか、東丹沢へ行ってきた。この日は、天気予報では北風の冷たい風が吹くとのことだったが、その冷たい風はどこへやら、暖かく穏やかな天候に恵まれ、東丹沢での1日を過ごせた。まずは、実家より伊勢原駅までのロード約20Kをこなす。まだ、辺りは静寂と暗闇。スタッスタッと足音だけが響く独り占めの時間を過ごす。ヤマジャンさんと早朝5時半に近くのコンビニで待ち合わせした。伊勢原駅までゆったりと進み到着。ここで中央林間駅から愛甲石田まで走ってきたのまダッシュさんと合流。今日の行程は、伊勢原駅-大山-三峰山-辺室山-半原越-経ヶ岳-平山坂下大山山頂手前から白く覆われた富士山を臨む3つのギザギザの三峰山を目指す丹沢山から宮ヶ瀬湖へ続く尾根が青空に溶け込む東丹沢の尾根道はやせ尾根も多いけど、大きな木が根っこをむきだしにして支えてくれている東丹沢の登山道は、柔らかな土が多く、足に優しくクッションがいい。でも、夏の時期は蛭が多いので、秋から春までがよさそう。ガッチとペイントされた木識のなかに、やんわりと手作りの木識。ちょっとほほえましい木識でもある。小田急相模原駅まで電車で移動し、ヤマジャンさんお勧めの萬金餃子を食べる。餃子厚がよくボリュームたっぷりでおいしい。長い行程を終えて、ヤマジャンさんとのまさんと談笑しながらのこの餃子、おいしすぎる。また、よろしくお願いしますね。小田急相模原駅に着いたころから、冷たい北風が吹き始めていた。山にいたときは暖かく山にはもってこいの1日だった。最後、右足を軽く捻ったのは余計だったけど、ぽっかぽっかで、のんびりムードが心地よかったかな。
2009.02.08
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元旦に経ヶ岳へ行ったけど、途中で捻挫してしまい仏果山までは行けなかったこともあり、連休中に再度、相州アルプスへ行くことにした。 車でハンドルを握りながら、スタート地点を考える。華厳山から経ヶ岳、仏果山を抜けるルートで行きたいと思い、地図を眺めながら、県道60号(厚木清川線)を走らせ、華厳橋というバス停のところを曲がり、登っていく。行き止まりのところまで行く。そこからはポールが設置されていて車が通れない林道が続いている。が、近くに駐車スペースがない。華厳山の登山口のことをもう少し調べておけばよかったと少し後悔するが、違う場所からスタートすることにした。 県道をもう少し進み、煤ヶ谷を越え、坂尻バス停の箇所を曲がり、リッチランドへ向かった。昔、学生の頃にリッチランドへは行ったことがあり、キャンプ場で、露天風呂もある。露天風呂は650円と表示されていた。リッチランドの駐車場に車を止め、ここの登山口から仏果山を目指すことにする。 リッチランドからの登山口は、急傾斜でしかもほとんど人が通らないからか、道は若干荒れていて、登りづらい。展望もあまりよくない。足首、アキレス腱が痛くなるくらいの最初の上りでウォーミングアップにはちょっときつい。 なんとか前回の尾根道に辿りつく。この尾根道は標高500m~700mくらい。だけど、元旦に行った時とは様子が違っている。登山道にわずか4~5cmくらいだけど雪が積もっている。あれから雪が積もったということになる。丹沢を遠めから見ると確かに白い箇所が見えたけど、それは塔ノ岳、丹沢山や蛭ヶ岳の標高クラスと思っていただけに、意外なサプライズだった。 雪の登山道は爽快で気持ちいい。山々の景観を見ながら、真っ白な山の雪をサクッサクッと踏むのは、心が洗われ、研ぎ澄まされてくる感覚がする。 ここの尾根道は場所によってはヤセ尾根ともいわれ狭い場所もあるけど、景観は西側に雄大な丹沢の山々、東側に東京まで見渡せるフラットな市街地を見渡しながら尾根道を進む。まさに関東平野と丹沢の山々の境界線の尾根道というわけだ。そして昔修験者が、修業して歩いたとのことで、そんなことを想像しながら進む。彼らの目に映った関東平野はどのようなものだったのかなどと考えながら雪の登山道を歩く。尾根道から西側の丹沢の山々を臨む東側にはフラットな関東平野 山頂に展望台が見えたので、仏果山まであと少しとわかりさらに進む。雪で覆われた山頂に到着。そして高さ13mある展望台に上り、360度の大パノラマの景色を一望する。仏果山山頂の石仏 仏果山は現地の案内板によれば、室町時代のはじめ清川村煤ケ谷にある正住寺(臨済宗鎌倉建長寺派)を開山した天鑑存円上人(仏果禅師)が座禅修行をした山といわれていて、天鑑存円上人が座禅をしたという座禅石は、いつの頃か煤ケ谷側の仏果沢に落下してしまったので、「仏果山」と呼ぶようになったとのこと。仏果山の標高は747m。 仏果山で小休止した後にさらにすぐ先の高取山へ向かった。高取山まで丁寧な標識、あと0.05Kmと小数点第二位まで表示してくれている。標高705mの高取山にも高さ13mの展望台がある。空気が澄んだ絶好条件のときは、甲斐駒も見えるらしい。今回は見ることができなかったけど、十分な大パノラマだった。高取山山頂から雪の仏果山丹沢の山々に囲まれた宮ヶ瀬湖宮ヶ瀬ダム 高取山から少し戻り、宮ヶ瀬越を分岐して下山することにした。仏果山登山口へ抜け、ロードでリッチランドへ戻ることにした。小走りでロードを走る。右側にスケールの大きい宮ヶ瀬湖、そして左右に雄大な丹沢の山々を見ながら走る。そういえば、どこかで見たような景観。秩父往還の時の秩父湖近辺を思い出してしまっていた。でも70K弱走ってきたわけでもなく、それにあと70K超もないので、気分は楽々^^;スケールの大きい宮ヶ瀬湖 程なくして、車の止めてあるリッチランドへ到着。 無事、終了と思いながらも、通ってきた道をトレースしながら地図を眺めるとリッチランドから続いている林道に目がいく。どうやら峠の半原越を通って愛川町へ続いている。 昭和の初期まで煤ケ谷は養蚕が盛んで当時糸の町として栄えていた隣町の半原へ、繭を背負ってこの峠を越えたことからこの名が付いたらしい。 春のあの日のいい練習と思い、標高488mの半原越までの緩やかなロードを進んでみることにした。リッチランドから半原越は距離にして約3Km程で標高差220mのなかなか厳しいコース。麓の坂尻から半原峠までは、標高差330mで約4.5Kmくらいになる。 後ほど半原越のことを調べてみるとサイクリストにとっていい練習場所で隠れた聖地?でもあるよう。なるほど、この道路は狭い上に大型自動車が入れない柵があり、半原越を利用する車はほとんど通行しておらず、勾配もきつく格好のコースかもしれない。 相州アルプスはロードもコースにいれれば、なかなかおもしろいコース取りもできそうな感じがした。 春のあの日のための練習コースも開拓しなくては......^^;リッチランド-仏果山-高取山-宮ヶ瀬越-仏果山登山口-坂尻-リッチランド(約12Km/3:12)リッチランド-半原越(片道約3Km 標高差220m/上り16'52" 下り17'30")
2009.01.12
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2009年の元旦に、話題の?相州アルプスへ行ってきました。相州アルプスは、宮ヶ瀬湖の東に位置している高取山、仏果山、経ヶ岳あたりの山々です。平山にある墓地に車を止め、スタートします。今年の年末年始休みは、ほとんどが青空に恵まれた天候でした。お正月らしい穏やかな青空と丹沢の山々を眺めながらゆっくりと進みます。ゆるりとした林道を進み、勾配のきつい登山道へ続きます。経ヶ岳は、仏教に縁のある山です。昔、弘法大師が経ヶ岳近くにある大きな岩(経石)に経文を納めたということで経ヶ岳と呼ばれているようです。はるか昔の過ぎ去りし時代に、先人達が歩いたであろう山道を落ち葉を踏み締めながら歩きます。こののんびりとした青空と緑の山々を眺めながら、深く息を吸い込むと時空を超えた気分にもなります。経ヶ岳登山道途中で相模原市街地方面を見渡します。登山道は整備が行き届いています。経ヶ岳山頂へ到着。仏果山が見えます。経ヶ岳で標高633m、仏果山で標高747m。手頃な山とはいえ、アップダウンはなかなか手強いです。経ヶ岳近くの経石を超えると下り基調の滑らかな登山道が続いたので、小走りで進みます。仏果山へ続く比較的平坦で落ち葉がある登山道で、右足を捻りました。落ち葉で溝が隠れていて、捻ってしまいました。小休止して再び気をつけて歩き、同じ箇所で同じ罠に引っ掛かります。本当に落ち葉でわかりづらいし、これは何度も同じことになりそう思い、今日はあっけなく折り返すことにしました。本来なら仏果山までは行って、宮ヶ瀬湖を見渡したかったですが次回への持ち越しとなりました。今年もまだ始まったばかりですし、気長に山を楽しむこととします。
2009.01.10
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今年も残すところわずか。この時期になると、今年もいろいろなことが思い出されてくる。春先はサブ3にこだわりを持って日々過ごしていた。4月は「みんなでTTR」という温かみのあるプライベートイベント。5月の野辺山で撃沈したものの、あの雄大の一部で貴重な時間を過ごすことができた。7月は灼熱の北丹沢、最高峰の山頂パーティの富士、8月は中央・南アルプス、9月には塔太郎CUP、10月にハセツネ、11月に失速したつくば。他にも丹沢や奥多摩のあの壮大な山々の景観やいろいろな出来事がどっと思い出されてしまう。うれしいことも悔しいこともあったこの一年。今年もそんないろいろな感情をもたらしてくれたこの1年に感謝。そして一昨日の28日はこの一年を納める一日にふさわしく、山仲間とともに大山へ。集合場所の鶴巻温泉駅まで、ヤマジャンさんと途中で合流して2時間半ほどのジョグで向かうことにした。今朝はくっきりとした青空に恵まれ、富士山やこれから向かう大山を見渡せる。澄んだ景観を見ながらこんなロードもなかなか気持ちいい。門沢橋で先行していたヤマジャンさんが待っていてくれてそこで合流し、鶴巻温泉駅へ向かった。駅には、たくさんの仲間たち。全員で15人。もちろん知らない人もいるけど、楽しい山RUNが始まる予感。大山までのロードは、ゆるやかな上りが続き、これが結構応える。年末のにぎやかなお土産屋街を通り抜け、石階段へ。年明けはもっとにぎやかになっていそうな雰囲気を想像しながらも登っていく。阿不利神社下社に到着し、小休止後に鶴巻温泉までトレイルを進む。そういえば、でこぼこしたこの不整地は久しぶり。徐々に神経が研ぎ澄まれていく感覚が甦ってくる。無秩序な空間を切り裂いて進んでいく。この無秩序の登山道を自分なりのイメージで繋ぎ合わせて進むべき道をつくる。こんなオリジナルの道を瞬時につくって体感して進むのもトレランの魅力のひとつだったことを思い出しながら快適に進む。にぎやかな仲間達とのこの山RUNは、爽快な気分をもたらしてくれた。高取山、念仏山でのピークでは秦野市街が見渡せる。ゴール地点の鶴巻温泉駅へ到着し、お馴染みの弘法の里湯へ。次の忘年会会場へ移動するので慌しくお風呂へ。それでも山に行った後の温泉はやっぱり格別。ひとつひとつ山の楽しさを思い出し感謝するようなこの日。そして、忘年会会場の酔笑苑へ。忘年会では20名を超え、にぎやかだった。なんといってもホルモンがおいしく、ダイナミックなビール大も迫力ものである。そして何よりも仲間たちとの談笑が貴重な時間となっていた。2次会にも行き、走って、食べて、飲んで、話してといろいろと盛りだくさんの山の納めの日だった。幹事のTAKEさん、masamiさんには感謝です。参加者の方々、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。また、来年もよろしくお願いします。
2008.12.30
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青空のもと、つくばマラソンは開催された。ふと気づけば今年最後のレース。今年もいろいろなことがあったものだ。トレランやランニングでもアルプスの山々へ行ったり、レースでは野辺山で撃沈したりもあったけど記録更新したりいいこともあった。そして今年最後のつくばは、きちんと走り終えて今年を終えたいところ。9時半スタートで、今年は陸連登録なので前からスタートとなる。思えば、初めてこの陸連登録したのも、2月に行われる別府大分を目指すために登録していた。そんな思いを実現するべく、スタートを切る。スタートロスは10秒弱。最初の5Kmを19分後半、10Km地点でも19分後半と呼吸も楽でまずまずな出だしだった。それにしても、この日は風が強い。風除けのためにも程よい集団に混じり、走ることにする。10Km-15Kmでのラップタイムは20分を超える。でも集団から抜けるのは向かい風によって体力が消耗すると判断し、このまま進む。15Kmを超えると足にゆとりがなくなってきた。アスファルトを踏む足裏が痛みだす。ここからは、辛いマラソンの始まりとなった。折り返し後、仲間とのエールのやりとりで少しだけ元気をもらう。ユニフォームを青で染めたkin29さん、そしてオレンジのラン仲間たちにも会い挨拶しモチベーションをあげようと試みる。が、長続きはしない。呼吸は乱れていないのに、硬いアスファルトに足が悲鳴を上げる。そういえば、つくばの景色を見る余裕さえなかった。前半が向かい風だったので折り返しは追い風になると期待していたものの、横風になって、再び向かい風になっている。28KmくらいのところでFRUNのナベさん、30Km過ぎにkin29さんに抜かされ、35Km手前でヤマジャンさん、そしてRUN仲間にも抜かされる。もう足はズタズタ。競技場に戻ってきてもペースは上がらず、3:18台でゴール。辛く長い道のりに感じた今回のつくば。0Km-5Km 19'54"5Km-10Km 19'52" (39'46")10Km-15Km 20'23"(1:00'09") 15Km-20Km 20'27"(1:20'36")half (1:24'55")20Km-25Km 21'02"(1:41'38")25Km-30Km 25'09"(2:06'47")30Km-35Km 30'14"(2:37'01")35Km-40Km 29'26"(3:06'27")40Km-goal 11'39"(3:18'06")今回の敗因、終わると思い当たるところがいくつもある。・足裏の痛みは、軽量で底が薄いレース用シューズで練習をまったくしていなかった為、本番でいきなり使用して、慣れていない足裏が相当のダメージを負ってしまった。・レース1週前の30Km走は、ある程度のスピードで走ったため、疲労を残したままだった。・30Km走後に野球の試合があり、盗塁をして滑り込んだ際に左膝を擦り傷をつくってしまい、化膿したままでレースに臨んでしまったこと。結果としてメンタル面でどこか、盛り上がらず、不安な要素を残してしまった。・別大へ行きたいという気持ちが弱かった。練習方法でも、枚挙にいとまがないけれど、最後の気持ちが大きな要因だった気もする。霞ヶ浦でサブ3した時は、もうここで逃すことはできないというくらいな気持ちで臨んでいたけど、今回はそれに比べると気持ちは弱かった。また、これから立て直しをしてもう一度挑戦してみたい。
2008.11.30
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今朝は、雲ひとつもない青空が見渡せる。冷たい澄んだ空気は冬の訪れも感じる。海の近い臨海公園から、西の方向を見ると山頂が雪で覆われた富士山が見える。そういえば、ここから見る富士は久しぶり。冬の早朝に見た記憶があるくらい。早朝の静かな臨海公園だけど、風の通り道の箇所では冷たい風が吹きつける。この臨海公園で今日は30Kmのペース走をすると昨日決めた。つくばマラソンが来週に控えているなか、本来なら疲労を残さない緩めの調整か、もう少し短い距離を速いペースで走るかと昨日まで考えていた。しかし、ここ最近実はロードで長い距離はやっていない。それでも夏場からロングトレイルやロングクロカン走もこなしていたので、距離に対してはゆとり感をもっていた。だから、「つくば」でもゆとりを持って走れると考えていたのだけど、やはり本番前にロードのロングをやっておきたいと思い今日実行することとした。5Kmコースを6周するコースを若干の緊張感を持ってスタート。レース前に不安を残したくないので、気持ちよく走り終えたいところ。とはいえ、レース1週前なので追い込みすぎずにゆとりをもって2時間2分から5分台くらいで走り終えたい。調子はよく、楽々進める。海や富士山を眺めながら気持ちよく進める。青空に恵まれたこの日は、暖かさも感じてくる。時折の風の通りみちでは冷たい風を受けるも順調にすすめていた。5Km,10Km,15Kmと疲労感なく進めている。20Kあたりでちょっと足が重くなってくる。25Kを通過するとペースダウン。明らかに足に疲れがきている。ここからは厳しかった。快適に思えた富士山や青空、海の景観に対して余裕なく見れない。思わぬペースダウンで30Kを終えた。別大を目標に望む「つくば」は、厳しさが一層増した感じがする。この30Kでは、疲れでペースダウンしたのがちょっと残念。あと10Kはおそらく走れなかった。でも今日が本番でなくてよかった。とはいえ、来週までに修正するのは難しいけど、この30Kで、少しでもロードに対する持久力が増してくれることを願うばかり。本番では前半は抑え気味で入りたい。30Km走 2:07'02"/20'43"-20'37"-20'31"-20'44"-21'04"-23'23"
2008.11.22
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今朝、起床すると小雨が降るどんよりとした曇空。今日はできれば、からりとした秋晴れを望んでいたけど、予報通りの天候にちょっとがっかり。今日は、毎年参加している地元の区民マラソン大会。そして、仲間たちがでる東京国際女子マラソンと湘南国際マラソンが開催される。地元の区民マラソン大会は、毎年の恒例行事となりつつあり、しかも自分にとってはいつの間にか伝統行事でもある。地元のまちの5.6Kmを走るレース。距離が距離だけにスピードレースとなるけど、コースはきつい。途中で何度か小刻みな坂があり、これがこたえる。昔の参加記録はとっていないけど、最近では2002 23:582003 20:402004 20:222005 19:442006 20:222007 19:44このような感じ。今年は19:30は切りたいところ。昨年のエイジチャンプのヤマジャンさんとアップがてらコースをゆっくりと1周する。だいぶ体は温まってくる。曇り空の中、スタートした。幸い雨は止んでいる。今日は最初から飛び出す。トップ選手すぐ後ろからレースを進める。最初の坂をなんなくクリア。2つ目の緩やかな坂では呼吸を乱しながらも乗り越える。この時点で3、4番手。緩やかな下り坂で3番をキープし、再び中間点あたりの最後の坂で4番手。ほぼ3、4番手で走る。再び下りで抜き去りここからは一人旅でゴールへ向かった。ここからはほぼフラットなアスファルト。テニスコートや田園風景を眺めながらマイペースで進む。ゴール地点まではあと少し。結局総合で3番目。一般の部で2位でゴール。記録は19'37"さて、東京国際マラソンも始まりました。これから去年同様、コースへ向かい応援に行ってきます!
2008.11.16
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11月3連休の初日に、南アルプスへドーモさんと出かけた。今回のお目当ては、鳳凰三山。経路の予定は北沢峠から甲斐駒、戻って仙水峠、早川尾根を経て、鳳凰小屋にて夕方頃に到着して1泊。翌朝、南アルプスから日の出を見ながら、鳳凰三山を抜けて、夜叉神峠登山口まで行くという行程にしていた。甲府駅を朝4時のバスにて広河原行きのバスで向かう。甲府には前日入りしていてあまり睡眠をとってなかったので、バスでは、うとうとと寝入ってしまった。前日の夜にはハセツネのファイナルパーティに参加していた。ざっくばらんの雰囲気で意外と少人数の立食形式のパーティだった。お寿司やピザ等の食べ物があって、飲み物はコーラ等のジュースにビールがある。ちょっと遅れて会場入りしたので、あまり食べられなかった。というか最初から少ない準備のような気がしないでもない。知っている人もいたので、しゃべりながらお気軽な雰囲気であっという間に時間が過ぎてしまったパーティだった。パーティ後に新宿から「かいじ」に乗って、午後11時40分くらいに甲府入りして、準備支度等をして消灯しすぐに起床という慌しい時間を費やしていた。バスでうつらうつら寝ながら、6時頃に広河原へ到着。うっすらと明るみを帯びてきた。ここから北沢峠行きのバスに乗り換えるのだけど、30分くらい外で待たなくてはならない。それにしても寒い。広河原は標高1600m弱ほどあり、早朝ということもあるけど寒い。小粒の雨や時折強い風が吹き付けるとじっとはしていられない。思わず、辺りを小走りしてしまうほどの寒さ。早速、準備していたセーターに、ジャージの上下を着込む。バスで広河原から南アルプススーパー林道を通って北沢峠へ向かった。そういえば、今年の夏に甲斐駒を登った際に下った先の北沢峠から広河原を目指して灼熱のなか、三百メートルほど下に野呂川が流れる切り立った崖の上のこの林道をドーモさんと走ったのを思い出した。橋を通り過ぎる際に感じたあの高さは、恐怖感さえ感じてしまう。北沢峠へ到着すると辺りは、雪が少しばかり積もっていた。すぐに甲斐駒へ向かう。北沢峠は標高2000mほどあるので、甲斐駒へのアクセスは便利。しかし、甲斐駒へ登るのならやっぱり黒戸尾根。信仰の雰囲気がある祠や石碑やハシゴや鎖も次々と現れ、ちょっとしたスリル感がある。登山道も変化に富んでいるので、厳しさも忘れさせてくれる。夏に黒戸尾根で登ったことだし、今回は鳳凰三山がお目当てなので、北沢峠から登る。時折、風が吹き付けると冷たい。雪で覆われた登山道をゆっくりと進む。凍える樹木青空を見上げならが甲斐駒を目指す駒津峰へ到着すると、雲が動いて辺りの景色が一望できる。仙丈ヶ岳、北岳、甲斐駒、鳳凰三山、そして霊峰富士。青空を背景にこの四方八方の大パノラマで高度な空間に、あたかも浮遊しているような感覚になる。威風堂々と仙丈ヶ岳白い甲斐駒と青空のコントラスト3000m級の北岳、間ノ岳甲斐駒へ登頂して、仙水峠へ下る。そして仙水峠から栗沢山への登りかえし。これが厳しい上り。頂上近辺では、手と足を使いながら急傾斜を登る。足元は雪のため、力が入りづらい。栗沢山からはこれから進む早川尾根が見渡せる。鳳凰三山に富士山を前方に見ながら進む。この日は天気に恵まれた。後ろを見れば、甲斐駒、南を見れば北岳、北を見ると八ヶ岳が見渡せる。早川尾根は360度にすばらしい景観を見渡せ、2500m~2800m級のダイナミックな尾根で壮大でもある。北方面をみると八ヶ岳早川尾根と鳳凰三山、霊峰富士を見ながら進むアサヨ峰、早川尾根小屋を越えて、広河原峠へ。もう午後3時をまわっていてこのまま進めば鳳凰小屋に到着は7時くらいになりそう。南アルプスの登山道は、雪で覆われていて、しかも岩壁や急傾斜で危険な箇所が多い。そして日が暮れて冬の風が吹きつけたときの冷たさを想像してしまう。鳳凰三山が今回の目標として、一緒に同行したドーモさんには申し訳ないが、どうしても暮れたときの南アルプスの登山道がイメージできなく、一緒に広河原峠から下山することにした。早川尾根小屋近辺のトレイル広河原へ到着後、5時過ぎのバスで甲府へ向かった。バスの乗客は2人だけだった。携帯はずっと圏外だったが、6時くらいにバスの途中で圏内になり、予約して泊まる予定だった鳳凰小屋に連絡をした。夕食なども準備していてくれたようで、申し訳なかったが小屋のおばさんにつながり事情を話してキャンセルを伝える。当然キャンセル料も発生するのでその手続きを聞いたが、それはいいよという。山はずっといるし逃げていかないから、またきてねとの温かい言葉を受ける。その温かな言葉を聞いて感謝とともにちょっとだけ肩のこわばりが柔らかくなった。今回はお言葉に甘えさせてもらいます。待っていてくださいね、鳳凰三山、鳳凰小屋。次回は行けるようにしたいです。
2008.11.02
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秋の紅葉を眺めに仲間とともに丹沢へ向かった。鍋割山山頂近くでは、くっきりとした赤と黄色が織り成す静かな秋の丹沢の景観にほっと一息。しっかりと丹沢に秋が再び到来している。鍋割山からオカラ沢へ抜ける尾根道を下る。秋が訪れた静かな山道を進む。落ち葉で埋もれている柔らかな道をザクッザクッと進む。足が落ち葉にゆっくりと沈む感覚にも秋の訪れを感じる。紅葉だけでなくくっきりとした緑のぶな林も、山の調和をなしている。紅葉についつい目がいってしまうけど視界を下げるとこのシーズンでは異色に感じてしまう鮮やかなグリーンの苔も。 ユーシン近くでサルナシの実を食す。仲間達も甘い山のごちそうに自然と頬がゆるむ。キウイフルーツとぶどうが合わさったような甘い秋の味がしばらく口に残る。ユーシンロッジ近くの凛とした杉林。これを見ると自然と背筋が伸びてしまう。臼ヶ岳南尾根をゆっくりと登る。静かで柔らかな尾根道。落ち葉のクッションを踏みながら前へ進む。次第に山々は赤く染まりつつある様子を感じる。秋はしっかりと丹沢にやってきていた。大倉-鍋割山(北尾根のオカラ沢尾根)-ユーシン-1196ピーク-ユーシン-鍋割山-大倉
2008.10.27
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