毛ちゃん前でおっちゃんにお金取られる!?


上海―北京旅行記

北京9
2004年12月29日



昨晩は風邪っ引きのはっちのため、濡らしたタオルを頭上に掲げ部屋中をゆっくり歩くという方法を取ったのだが効果は無かったらしい。

こうする事で部屋のばい菌を捕まえさらに湿度も上げられるという素晴らしいアイデアだったのに。

はっちはとうとうダウン。私のこの労力は昨夜はっちに怪しまれただけで終った。

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毛ちゃん 毛ちゃんに会いたくて、、、





そんな訳で今日は私にとって北京観光最後の日。

一人で毛沢東記念館へ向かう。いよいよ毛沢東とご対面だ。


ガイドブックで記念館に入る前に荷物は預けなくてはならないとあったが、預け場所が分からない。

外に長く列が出来ているので取り合えずそこに並んでみる。




するとどこからかおっちゃんが来て中国語で話しかけてきた。

以下中国語の分からない私の勝手な想像による訳。


  おっちゃん、「ありゃ、あんたここは荷物持って入ったらだめなんだよ。手荷物預け場所に行かないと!」

  私、「?????」

  おっちゃん、「あらーあんた中国語解かんないんだねえ。外国からの旅行者かな?しょうがねえおっちゃんが連れてってやっから付いて来なよ。ほら!」と荷物を指差して手招き。

  私、「OK」



そしておっちゃん走り出す。どうやら道を挟んで向こう側らしい。結構長い横断歩道を車をうまくかわして走るおっちゃん。



  おっちゃん、「ほらほら早く!」



そんなこと言われても信号ないし車がびゅんびゅん来てかなり怖い。

こんなとこで焦って車にはねられて死にたくない。


毛ちゃん前
何が悲しくてかこんなところを左端から右端までおっちゃんと走る。右端の建物の前に大きな横断歩道がある。




そして手荷物置き場に着き、おっちゃんが私の荷物を預けてくれる。


  おっちゃん、「カメラは中に持っていけないからここで預けなきゃだめだよ。それからこれが荷物引換券だから帰りにここに来てこれ渡しな。」

  私、「分かりました。」





またおっちゃん来た道を走る。そして長蛇の列を無視して私を結構前の方に無理やり押し込んでくれた。

いやあこれで安心して入れると思ったら、おっちゃが私の財布を指差している。



  私、「ああそうか、なくさないように荷物引換券財布に入れといた方がいいよね。」



ここでおっちゃんおもむろに私の財布を奪って中の札に手をかけた。急いで財布を奪い取っる私。



  私、「ちょっとおっちゃん何勝手に人の財布からお金抜こうとしてんのよ。」


  おっちゃん、「こんなに親身になって手伝ってやったんだからちょっと位お礼してくれたっていいだろう?」


  私、「何言ってんの。ずうずうしい。じゃお礼に10元あげるよ。」(130円くらい?)


  おっちゃん、「いや、もっとくれなきゃここを去らない。もっとくれ。」


  私、「じゃあ、後10元あげるからこれでいいでしょ。」


  おっちゃん、「うーん。まあこれくらいで我慢しといてやるよ。しょうがねえな。」




てな訳でおっちゃんしぶしぶ帰っていった。




しかし中国。こんな事があるなんてなかなか侮れないな、、、

と思ったが、実は私ニューヨークのポートオーソリティーでも全く同じ経験に遭った事がある。

あの時は重い荷物を運んでいて知らないおじさんが手伝ってくれたのだ。

まあ手伝ってくれたと言っても、私が断ったのにもかかわらずこのおじさん無理やり私から荷物を奪い取ってバス乗り場まで運んでいった。

そして20ドルくれないと荷物渡さないと言ってきたんだっけ。


あの時私は、


  「最初から手伝わなくていいって言ったのに勝手にボランティアしといて何言ってんの?あんたには1ドルで十分よ。ほらじゃあね。ちゃっちゃっと帰りな!」



と言って撃退したのだったっけ。



という事は、、、

こういうふっかけサービス料金はアメリカより中国の方が割高だという事だろうか。

それともふっかけ料金はもともとアメリカの方が高かったので、交渉による割引率がアメリカの方がいいだけなのだろうか?


それより前にそもそもこういうのに引っかからないように今後気を付けた方が良いという事だろうか?



これで北京編終わりです。

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