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2005年の読了本(9月)

2005年の読了本

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*9月*
「くらしのきもち」大橋歩(集英社文庫)(2005.9.8読了)
大橋さんの原点を綴ったエッセイが文庫になりました。とっても読みやすくて面白くてすごい人だな~と感動。イラストレーター時代のことやNYでのこと、結婚や子育て、住まいのこと、犬のことまで・・・とっても楽しそうな毎日なんだな~私は「平凡パンチ」の頃のご活躍は知りません。どちらかというと「Arne」の方がなじみ深いです。大橋歩コレクションと題して以前の本が装丁などを変えて出版されているそうですが、そちらも読んでみたいですね。
「びんぼう草」群ようこ(新潮文庫)(2005.9.12読了)
もう多分絶版なんですよね。古本屋で見つけるたぐいの本かな。実は引越箱の中に隠れていたんです。群コレクションが・・・って、これは実は昔、文庫本を大量にもらいまして、読まずに箱詰めしてとってあったんですね。でも面白かったです。解説に内田春菊さんが書いていて、これも結構笑えたな~短編なんで・・・個人的には「シジミの寝床」が好きかも。こういう古い本ってたま~に見つけて読んでみると面白いです。
 「れんげ野原のまんなかで」森谷明子(東京創元社・ミステリフロンティア)(2005.9.18読了)
これはまた好きなタイプのミステリかも。っていうか、モロ癒し系ですな。図書館という場所も好きだし、本も勿論でてくるし、しかも図書館司書が探偵役というなんとも日常的なミステリで。個人的には文子さんと能勢さんの恋が気になったりするのですが、肝心の能勢さんは既婚者ゆえに・・・しかも奥様まで登場しちゃうし。最初の少年たちの話も良いですが、全体的にはうす~い感じ。ミステリの迫力はないかも。でも何となくあのほんわかした図書館に行ってみたくなるようなれんげ野原も見たくなるような・・・何だかぼんやりとした映像が浮かんでくるような・・・そんなお話でした。もう少しお話がパワーアップした続編が読んでみたいです。書いてくれないかな・・・?
「ぐるりのこと」梨木香歩(新潮社)(2005.9.21読了)
梨木さんが訪ねた土地に思いをはせたエッセイ。とっても静かな文章で読後にいろんなことを考えさせられる一冊でした。
「桃」姫野カオルコ(角川書店)(2005.9.28読了)
「ツ、イ、ラ、ク」を読んでいないのでなんともいえないが・・・6つの短編集です。感想というよりもまず前作を読まなくちゃ。

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