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2006年の読了本(3月)

2006年の読了本

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*3月*
「となり町戦争」三崎亜記(集英社)(2006.3.1読了)
ある日届いた「となり町」との戦争のお知らせ。主人公は役所から敵地偵察の任務を命じられた。しかし、TVで見たりするような派手な攻撃とかはなく。でもどこかで確実に戦争は行われていて、しかも犠牲者も出ている。 確証が持てないまま主人公は偵察任務を続けるが。ふむ。役所・・・が戦争をするとこうなるのか。ま、わかるけど。公務員ではないが、その筋の仕事に携わったことがあるので。それに役所の香西さんという女性と擬似結婚までして。これも任務遂行のため。広報での戦死者○名っていうのがああ~戦争を本当にやっているんだなという実感か?リアリティはないけど、面白い試み・・・って感じですかね。
「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ(河出書房新社)(2006.3.1読了)
派手なタイトルのわりに・・・中身はそうではなかった。美術専門学校に通う19歳のオレと美術講師で39歳のユリ。ユリには夫がいる。こんな微妙な関係で恋愛は成り立つのか?不倫だよね。どーみても。でも純粋に恋愛しているような感じもある。(オレ側は。)中身の感想よりもこの短い文体と細切れのような行が・・・異様に目に付いて。意図的なのか?ちょっとかわった作品だったな。
「ホームスイーツクチュリエ 3」(日本ヴォーグ社)(2006.3.15読了)
手作り作家さんたちの作品集。内田彩仍さんや小幡小織さんなどの今では人気の作家さんたちの手作り小物がいっぱい。そして巻末企画では「MOMO cafe schoolへようこそ!」を収録。手作りをする時間ってとっても幸せな時間。見るのも楽しいけれど、お気に入りが見つかったら作って見るのも楽しいよ!
「京都おみやげ手帖」(光村推古書院)(2006.3.15読了)
京都の雑貨、コスメ、お菓子などなど。京都のおみやげって和の雰囲気がとっても可愛くてとってもそそられる。もらってもうれしい。また大切な人を思い浮かべて選ぶおみやげも楽しい。巻末には店舗データや地図まで載っているからこれを1冊京都にもっていけばもうあなたも京みやげ通!?
「デザイナーと装丁」小泉弘(印刷学会出版部)(2006.3.15読了)
日本を代表するグラフィックデザイナー31人のブックデザインを、約60点のカラー図版とともに紹介する。 ブックデザインと言っても奥が深いんだな~やっぱり本の顔だし・・・私なんて時々、デザインだけで本を選んだりするからね。
「北欧のかわいいデザインたち 日用品をたくさん集めてみました」pieni kauppa(ピエ・ブックス)(2006.3.15読了)
北欧の雑貨やパッケージは見ているだけで可愛いし楽しい。ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド。国ごとに特徴があったりして、エコ的な感じのもの、キャラクターが可愛いもの、シンプルなもの。旅の思い出にもなるね。
「お菓子の日々、ジャム屋の仕事(仕事と生活ライブラリー) 」いがらしろみ(DAI-X出版)(2006.3.15読了)
お菓子研究家で鎌倉にジャム店を営むいがらしろみさん。彼女がこの仕事をするまでのたくさんの軌跡がここには紹介されています。スイーツが大好きで、またスイーツを作るのが大好きな人、そしてこんなお仕事をしたいと思っている人は一読の価値ありです。
「あなたのそばで」野中柊(文芸春秋)(2006.3.15読了)
6つの連作恋物語。年の差カップルだったり、禁断の教師と生徒の恋愛だったりといろんな恋愛の形があるんだけど、これがとっても野中柊さんっぽく素敵に仕上がってていい感じでした。食べ物の話になっちゃうけど、「オニオングラタンスープ」の食卓はとっても美味しそうだったな~
「着物は楽しい」大橋歩(マガジンハウス)(2006.3.15読了)
以前、マガジンハウスより刊行されていた本がリニューアルして登場。大橋歩コレクションの7番目の本です。着物を着る楽しみ方から思い出までたっぷりと着物にまつわるお話が綴られています。着物って実はあまり着る機会がない。というか、私自身は苦手で・・・七五三で着て苦しめられて以来、着物は着ない人生を送ろうと誓ってしまったのだ。でも最近の和ブームで着物をちゃんと着こなしている人を見ると何だかいいな~って思うようになった。洋服とは違う華やかさがあるし、とってもおしとやかに見える。 だからこの先の人生で着る機会があれば着てもいいかな~なんて思いながら読みました。
「はなうた日和」山本幸久(集英社)(2006.3.16読了)
8つの短編が収録されている。 とっても普通に生活している老若男女の人生が垣間見れるって感じのお話の数々。小学生の男の子が主人公であったり、定年間近のサラリーマンが主人公であったりと主人公はバラバラなんだけど、どれもほっとするような感じで。いいことばかりではないけど、生きるって悪くないなと思わせてしまうような感じが何だかうまいな~って思った。もう少しいろんな作品を読んでみたいものだ。だってこれが私の初・山本幸久作品なんだもん。
「とっておきの雑貨と出会えるところ(美しい部屋別冊)」(主婦と生活社)(2006.3.21読了)
誰にもナイショにしておきたい小さな雑貨店。とっても居心地がよくて、素敵な雑貨に囲まれて・・・そんなとっておきの全国の雑貨屋さんを紹介した本。とても遠くていけない場所ばかりだけど、ああ~こんな風に雑貨を飾ったら素敵!とかこんな風なもてなしの雑貨屋さんがあったらいいな~とか一人であれこれ空想して楽しむのもよしです。
「休みの日には、コーヒーを淹れよう。 」狩野 知代・藤原 ゆきえ・柚木 恵(書肆侃侃房)(2006.3.23読了)
美味しいコーヒーを飲むために、自分で焙煎した豆を挽き、淹れるのが一番いいらしい。そのコーヒーの味わい方を詳しく紹介した本です。コーヒーにまつわるエッセイや新しいコーヒーの楽しみ方も紹介。私自身、コーヒーとはまだ縁が浅い。昔はコーヒーがまったく飲めず、飲めてもミルクに砂糖たっぷりの甘甘なやつしか飲めなかったのだ。しかし、今ではブラックでたしなんでいる。昔はインスタントのコーヒーしか飲んだことがなかったので何だか苦すぎて甘くしないと無理だったものが、挽き立て、淹れたてのコーヒーを一口飲んでから、何もいれずに飲むのがこんなに美味しいんだ~と目覚めたわけです。中々自分で豆を挽いて淹れるのは難しいけれど、この本は全て写真つきで解説してあるし、興味があれば挑戦してみるのも悪くないかも。
「ジョナさん」片川 優子(講談社)(2006.3.29読了)
主人公のチャコは高校2年生。死んだおじいちゃんが大事にしていた犬・ギバちゃん(本名はちゃんとある。)の散歩でおじいちゃんがゲートボールをしていた公園でジョナさん(仮の名)に出会う。進路問題、ジョナさんへのほのかな恋心、そして死んだおじいちゃんのこと、親友のトキコのこと・・・高校生だからこその悩みや戸惑いがうまく表現されているな~と思ったらこの著者は現役高校生だそうで。この時期しか書けない思いを文章にしてみました~って感じだろうか。でも素直な感じが初々しくていいな~私は当の昔に高校生なんて終わってしまったおばさんだけど、自分が高校生チャコになったつもりで読んじゃいました。淡~いジョナさんへの恋心がキュンとなる感じでよかったな。
「風味絶佳」山田詠美(文芸春秋)(2006.3.29読了)
山田詠美先生が作家生活20年を機に書いた銃玉の恋愛小説6編。 昔、よく読んだな~作家の一人です。作風的には当時「おっ!かなり飛ばしてるじゃん!」って思っていたが、この作品を読んでちょっと見方が変わったというか。すっごく落ち着いた作品やまったく違う感じの作品やらいろんなものが書けるんだな~と。伊達に20年も作家やってないか・・・(エラソーでごめんなさい。)グランマの「風味絶佳」もよかったが、他の作品も負けず劣らず良いんだな~「風味絶佳」を読んでキャラメル食べたくなった私・・・そして「夕餉」では結婚生活から逃げてきた主婦が今の男のもとへ転がり込み、ひたすら料理するって作品で、とんでもなくハイソで美味しそうな料理の数々にお腹がグー。なってるよ・・・私ってただ食べたいだけの女!?
「凸凹デイズ」山本幸久(文芸春秋)(2006.3.30読了)
デザイン事務所凹組で働く凪海。ここでは大滝と黒川と3人しかいない小さな事務所だ。 凪海の視点で描かれる章と大滝の視点で描かれる章とがある。大滝の方は凹組が誕生した秘話みたいな過去のことが語られている。一方凪海の方は彼女の身辺から仕事に対する思いなどちょっとした成長物語になっている。お仕事小説というととってもかたくなってしまいがちだけど、これは人間模様があって、ちょっとホロリとさせられたりなんかしていい感じなのだ。 これさ、単発ドラマにしたらいいかも・・・

mitu n



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