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「LIFE BOOK」廣瀬裕子(PHP研究所)(2007.9.6読了)
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ロハスというのはこういうことを言うんだろうな~「自分にとって気持ちのいい時間」をすごせたら人生が楽しくなるのかもしれない。心と体はつながっているかも。気分がいいときは体が軽いとき。やっぱり健康が基本なんだよね。 時々、開いて写真とともに心に刻みたい本。 |
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「誰よりも美しい妻」井上荒野(マガジンハウス)(2007.9.8読了)
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ヴァイオリン奏者の夫・惣介、そして美しい妻・園子、と息子の深。絵に描いたような幸せな家庭なのか?と思いきや・・・この夫、次から次へと愛人が・・・美しくてできた奥さんでは物足りないのか?それでもこの夫をとがめることも狂喜乱舞することもなく冷静な妻。でも妻には心の闇がある。美しく自信に満ち溢れていてもやはり余裕だけでは生まれないものがあるのだろう。 その辺の何か葛藤みたいなのが上手く描けているな~なんて思ったりして。 この園子に思いを寄せる惣介の友達の広渡という男がいるんだけど、普通だったらここから不倫が始まっちゃいそうなんだけど、上手く凛とかわしているところが園子さんかっこいい~って感じか・・・ |
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「私を変えたこの一冊 集英社文庫 作家24人の名作鑑賞 」集英社文庫編集部編(集英社文庫)(2007.9.9読了)
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名作を人気作家はどう読んで何を感じたのだろうか?というものをまとめた一冊。ナツイチの特別編だね。作家に限らず、名作を読んだ感想を読むのは面白い。そうか・・・こんな風に読めばもっと楽しく読めたかもしれない・・・なんて新たな発見もあったりして。若き日に読んだ本はあまりに難しく、何も共感できずにおわった。きっとこれから読めばもっと面白く、話もわかるかもしれない。そんな感じで名作といわれるどれかをいつかじっくりと読んでみたいと思う。ちなみに私は宮沢賢治が好きだった。(今も好きだけど) |
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「おはようスーちゃん」ジョーン・G・ロビンソン(作・絵)中川李枝子(訳)(アリス館)(2007.9.17読了)
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スーちゃんはパパとママとかわいい家にすんでいます。そのスーちゃんの日常を描いた児童書です。パパと一緒にお留守番をして、たくさんのいいことをしてママを喜ばせたり、歯医者に行ったり、子犬が迷い込んでしまったり。9番目のお話ではスーちんにお友達もできます。とっても可愛いスーちゃん。 ママのお誕生日プレゼントを秘密で用意してくれて、ママは大喜び。ちょうど私も誕生日だったので、自分の子どものプレゼントとスーちゃんの思いが重なってとってもうれしくなりました。 |
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「On The Beach」喜多嶋隆(角川文庫)(2007.9.18読了)
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海辺の街が舞台の5つの短編集。 「あの日、『ペニー・レイン』を歌ったね」はビートルズの曲を二人で口ずさんだ淡い初恋の物語。どれも好きなんだけど、この初恋っていうのがキュンとくるよね。何だかアノ頃の甘酸っぱい自分と重ね合わせたりなんかして・・・ ちょうど秋だし、ひと夏の恋を思い出すみたいな感じでよかったな~ |
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「悠悠おもちゃライフ」森博嗣(小学館)(2007.9.19読了)
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「ラピタ」に連載されていた2年間をまとめたもの。最近文庫化された。 趣味のために小説を書くと公言している森先生。それで優雅にやっていけるのだからすごいですわ。趣味と言っても主に鉄道模型についてですが、ぬいぐるみが好きという可愛い一面もあります。ブライスは今日も健在のようです。 森先生の詳細はたくさんのエッセイ本やいろんなブログで見られるので便利ですが、書籍で過去を見るというのも結構楽しいものです。奥様(スバル氏)のことも結構書いてますね。 |
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「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」 若松美穂 (扶桑社 ) (2007.9.20読了)
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ベネッセの「サンキュ」ではおなじみですが、「エッセ」でも連載しているんですね。身近に感じられるからきっと人気があり、カリスマと言われるんでしょう。節約も大事ですが、楽しく心が豊かでなくてはダメですね。 そればかりに集中しすぎて家の中が暗くなっては・・・少しのことでこ~んなに明るく楽しく暮らせるんだよ~という小さなヒントをこの本では書いています。 |
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「キャス・キッドソンへようこそ」(宝島社) (2007.9.21読了)
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キャスファン必見です。エコバッグついてます。雅姫さんちのキャスなどいろんな方のキャスのお勧めが載っています。もちろん、キャス・キッドソンさんの別荘インテリア拝見や新作も。 |
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「ひなた」吉田修一(光文社)(2007.9.21読了)
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JJに連載されていただけあって、その年代の女性をターゲットにした作風に仕上がっている。大路浩一・桂子夫婦と浩一の弟の尚純、その彼女の新堂レイの四人の春夏秋冬がそれぞれの視点で描かれている。新堂レイは元ヤンであるが、大学でフランス語を習得し、有名なブランドHに就職するという変わった経歴だ。彼女の語りから始まるので彼女中心の物語か?と錯覚しそうだが、そうではない。それぞれの秘密の部分も出たりして面白く仕上がってはいる。 この四人のほかに浩一の友人の田辺という人物も出てくるが、これがまた異色で面白い。こういう話はドラマ向きな感じがするな。 |
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「ぽろぽろドール」豊島ミホ(幻冬舎)(2007.9.24読了)
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表題作の「ぽろぽろドール」は頬を打つと涙をこぼす男の子の人形を手に入れたかすみという女の子の話なんだけど、これは面白かった。何だかとっても妖しくて、残酷で、妙な美しさがあって。どの作品も人形が題材なのだが、人形って怖い感じがする。特にぽろぽろドールなんかは魂があるんだろうか・・・なんてちょっとホラーちっくな想像さえしてしまいそうだ。他の作品もよかったが、これが一番印象に残った。 |
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「初恋温泉」吉田修一(集英社)(2007.9.25読了)
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温泉に宿泊する男女をテーマに描いた作品。5作。妻に離婚を切り出される男や、騒々しいカップル、不倫カップル、高校生カップルの初めて旅行、一人で出かけた温泉で出会った女・・・男女・・・そして温泉。う~ん。どこをとってもドラマになりますな。何かおこりそうなにおいがプンプンですもの。 別に湯煙殺人事件は起こらないけど、ちょっとした微妙な感情や行動はなかなかですよ。 |
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「いつまでもデブと思うなよ」岡田斗司夫(新潮社:新潮新書)(2007.9.25読了)
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1年で50キロの減量に成功した岡田さん。その方法とは・・・レコーディング・ダイエットなるものだ。レコーディングとは?全く無知だった私は、歌うのか?ん?いや違うな。何だろう?全く方法が思い浮かばなかった。そして答えは記録していくという単純な方法だった。これでやせるのか?という疑問はあるだろうけど、これはとてもよい方法だと思う。なぜなら、私は栄養指導なるものに過去行ったことがありまして、そこでは朝から食べたものを記録し、どの栄養が足りてないのか、どの栄養が過剰なのかを知る目安として記録という行為をするという単純だけど、それをやることによって、自分の食生活がよくわかるし、健康状態も段々わかってくるというもの。今の私はそのことを全くしなくなったのでこの有様(よくわからないだろうけど)だけど、ダイエット+健康を手に入れるためにこの方法をまたやろうと思っているのです。 多分、記録することをやめて、何も考えずに食べているとまたリバウンドすると思うけど、意識的に食に対して毎回考えて食べる習慣さえつけば、きっと維持できるんだろうな。 |
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「タタド」小池昌代(新潮社)(2007.9.26読了)
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2007年「タタド」で川端康成文学賞を受賞。「タタド」は20年連れ添った夫婦と友人の物語。海辺のセカンドハウスに集まってきた男女4人の淡い感じと少々官能的な感じが入り混じって奥深かった。「波を待って」は海辺でサーフィンをしにいった夫を待つ妻と子の話。「45文字」は同級生夫婦の家での奇妙な住み込みの仕事の話。やっぱり「タタド」が一番よかったかな。 |
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「片付けられない女は卒業します」辛酸なめ子(メディアファクトリー)(2007.9.29読了)
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先日、鏡リュウジさんのCSで放送されている番組にゲストで出ていた辛酸さん。片付けられない女を返上し、マンションを買ってからインテリアに目覚めるという金に糸目をつけない優雅な生活をしているというらしい。そこで図書館で見つけたこの本。あの対談で話していた通り、きれいな部屋をキープしているもよう。しかし、引っ越す前の部屋はそれはすさまじいものだった。いろんなモノが憑いてくるらしい辛酸さんの楽しい(?)お話から誰にも見せたくない羞恥心から一人での壮大な引越し計画まで面白おかしく読ませてもらいました。私も捨てられない症候群の一人なので、とても他人事とは思えませんが、新居でのインテリア熱はわかります。私も新居に引っ越した当時はかなり夢を抱き、ショップを回ったり、ネットをみたり、本を見たりと忙しかった。 でも所詮、お金がない。家族の家計を預かる身の私はお一人様で頑張って稼いでいたアノ頃よりは俄然、消極的なお金の使い方でした。なので、今ある家具に庭でせっせと一人ペンキを塗ったり、カフェカーテンを手作りしたりと・・・けなげだったな。バーンと北欧家具を買ってのける辛酸さんがちょっとだけうらやましくもあります。 |
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「かわいくておいしい」伊藤まさこ・渡辺有子(主婦と生活社)(2007.9.30読了)
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届いたばかりの新刊。さっそくチェック!見た目がかわいくておいしいものばかりを集めた本。見ているだけでハッピーになれそうです。取り寄せのできる商品も多数あるので、いろいろ試してみるといいかもしれません。前作も楽しかったが、第二弾もおいしいお話がてんこ盛りで楽しいです。 |