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2008年の読了本(6月)

2008年の読了本

*6月*
「とりつくしま」東直子(筑摩書房)(2008.6.3読了)
死んでしまった人にとりつくしま係が「何になりますか?」と問いかけます。 でも生きているものはだめです。ものならいいです。息子のそばに少しだけいたいから「ロージン」になった母親。夫の大事にしているトリケラトプスのマグカップになった妻。弟子は先生の扇子に・・・少し切なくて、ほんのりと心に響いてくるお話です。もしも・・・何かになれるとしたら?・・・何になりたいかな・・・
「走る家」唯野未歩子(講談社)(2008.6.3読了)
恋愛小説集。どうもただ流れていくような読書の仕方をすると感想が書けない。読んでみたかったんだけど、そんなに感動もせず、ただ淡々と読み終えてしまった。
「グラビアの夜」林真理子(集英社)(2008.6.4読了)
グラビア業界の裏側を描いた作品。青年コミック誌の水着グラビアページを作る人々。カメラマンや編集者、スタイリスト・・・もちろんモデルも。グラビアからテレビのタレントで売れっ子になる人もいるけど、その水面下では熾烈な競争もあるんだね。豊胸や整形なんて当たり前みたいな世界なのかな・・・
「ダレン・シャン 奇怪なサーカス」Darren Shan(著)橋本恵(訳)(小学館)(2008.6.15 読了)
*ダレン・シャン少年は、奇怪なサーカスのチケットを偶然手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、彼が正体不明のバンパイアと取引した事とは…。
子どもが借りてきた本を「ママ、面白いよ!」と見せてくれたので。子どもがソフトの練習に行っている間に全部読んでしまいました。ダレン少年は神に導かれるように機械なサーカスのチケットを手にしてしまう。そして親友のスティーブと一緒にその会場に行くが・・・曲芸グモの「マダム・オクタ」に心奪われるダレン少年。一方バンパイアになりたいスティーブ。そしてその毒ぐもの「マダム・オクタ」を盗み出したダレン。皮肉にもそのくもにかまれてすまうスティーブ。親友の命を救うため、ダレンは・・・バンパイアのクレプスリーと取引きするのです。この物語の1巻は始まりにすぎない。なぜなら、このバンパイアとの取引きをするところから新たな物語が始まるといってもいい。 つまり、それまでのサーカスやスティーブのことは序章にすぎないから。 はじめはあまり期待していなかったが、読みすすむうちにこんなに面白いとは!!これはぜひ、続きを読んで、ダレン・シャンの世界にどっぷりと入ってみたいね。
「花の本」雅姫(集英社)(2008.6.22読了)
雅姫さんの新刊はお花の本です。 でもお花といってもガーデニングや植物だけでなく、花づかいの布であったり、小物であったり、暮らしの中でのお花を使うヒントがいっぱい。写真もとっても素敵でいつもため息がでちゃう。特に巻末のポストカードは雅姫さんが撮影したもの。使うなんてもったいない!毎日でも眺めていたいです。


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