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☆潮風の香り(喜多嶋隆的文学)☆

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*ここは喜多嶋隆先生の本に関する感想の部屋です。
実は先生の小説が好きだと書いておきながら全然感想を書いていませんでした。
少しずつですが、更新できれば・・・と思って作りました。*

♪三十秒のラブ・ソング♪喜多嶋隆(光文社文庫)
CFディレクター流葉爽太郎。ある事件のため3年も業界から遠ざかっていた。仲間たちと湘南へ移り、レストラン経営と釣り三昧の毎日。そんなある日危ない仕事が舞い込んだ。最高にかっこいいです。強くて仕事も恋愛もクールに決める。こんな彼氏がいたら・・・そう思わせるくらいかっこいい。 この作品は以前、「CFギャングシリーズ」で活躍していた流葉爽太郎が帰ってきたという設定で書かれました。とにかく爽快なんです。この男も海も風も・・・全てが・・・(2003.5.27読了)
♪Sing海がくれたバラード♪喜多嶋隆(角川文庫) 
ハワイで生まれ育った日系人の少女ノブ。ヨットレースのために日本に滞在中に訪れた彼女に悲劇が。偶然知り合ったプロサーファーを目指す久実。彼女もまた心に傷を持っていた。共同生活をしながら芽生えた友情。そしてウクレレに合わせて歌うノブの歌声。彼女たちを立ち直らせ、夢に向かう勇気を与えてくれたのは・・・漁師の昭一郎は大きな存在だ。ライブハウスで歌うことになった二人。彼女達の声は人々に希望という光を与えてくれた。少々、終わり方がえっここで終わり?という感じではあったが、少女から大人へ成長する彼女達の心がきれいに描かれていたと思う。(2003.8.7読了)
♪Sing 2 もう一度、ステージに♪喜多嶋隆(角川文庫)
「Sing 海がくれたバラード」の続編。恋人・ロビンを失った傷を抱えるノブ。サーファーの久実。二人の共同生活も3か月目。二人は地元の漁師・昭一郎の紹介でウクレレを弾きながらステージで歌っている。今回の物語は昭一郎がかつてはプロのミュージシャンを目指していたがあきらめて漁師になったいきさつを知ることが大きな柱となる。昭一郎がケンカをして大怪我を負い入院。そこの院長が若くて美人の腕利きの外科医。なんと昭一郎とは中・高校の先輩後輩の中。昭一郎と父・和男の間に起きたことを紐解きながらいろいろな人間関係と人生における挫折と再生の素晴らしい物語・・・(と言っておこう。)ちょっぴり恋愛・・・?もあったりして・・・久実のサーファーの腕を知るカメラマンの磯田が乱入?してきたりして・・・この人も挫折の経験者なんだな~登場人物それぞれがいい味出して頑張ってもがいて生きている。やっぱりこれが青春!?この二人、シリーズ化してくれないかな~(希望)(2004.3.29読了)
「シャワー」喜多嶋隆(角川書店)(2005.12.11読了)
本田哲男は売れっ子のファッション・カメラマン。ところが、ある日、呼吸が苦しくなり、シャッターが押せなくなるという異変が。若い恋人と逢っても、思うようにいかない。医者はストレスからくる自律神経失調症で仕事も休めと。仕方なく休暇をとり、三浦半島の実家に戻る。そこで凪という食堂をやっている女性と出会い、彼自身は再生されていく。いつもの小説の感じと違い、メンタルな部分と肉体的な部分が交差されながら描かれた恋愛小説。生と性を描いたらしいが、とっても濃厚だった感じ。大人の小説だね。


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