東方見雲録

東方見雲録

2023.08.16
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カテゴリ: 環境

『プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること』P.4
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未回収のペットボトルが10%以上あることになります。日本では年間約227億本ペットボトルを消費しているので、約20億本以上が未回収なのです。原因の多くはポイ捨てだと考えられていますが、それ以外にもリサイクルBOXからあふれたものが風で飛ばされたり、動物にいたずらされて路面に散乱し、雨で水路に流されて海に入ります。

海の近くに住んでいない人は関係ないと思われるかもしれませんが、どこに住んでいてもプラスチックごみが水路に入れば、最終的には海に行ってしまうんです。

── 確かに、ほとんどの人がそういう光景を見たことがあると思います。

さらに、問題はレジ袋とペットボトルだけではありません。洗顔料などにポリエチレンやポリプロピレンなどの、マイクロビーズと呼ばれる小さなプラスチックが入った製品があり、それがマイクロプラスチックになります。

また、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維の衣服を洗濯すると、繊維状のマイクロプラスチックが出ます。食器洗い用スポンジやメラミンスポンジもプラスチックでできているので、マイクロプラスチックを発生させないためには、セルロース製や木綿などの自然素材の食器洗い製品を使ってもらえるとよいと思います。
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少量のマイクロプラスチックが人の口に入ったとしても、そのまま排泄されます。しかし、 プラスチック製品には、柔らかくしたりするためなどで添加剤が加えられており、その中には"環境ホルモン"と呼ばれる人体に有害な物質が含まれていることが多々あります。

たとえばフタル酸エステルという添加剤は、人の性的な成長スピードを早くしたり遅くしたりする作用があります。これは、子どものおもちゃに使うことは規制されていますが、ラップやクレジットカードなど、日用品に使われています。



*3 提言「マイクロプラスチックによる水環境汚染の生態・健康影響研究の必要性とプラスチックのガバナンス」
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現在、 感染症対策と経済活動をどう両立していくかが検討されています。そこにさらにSDGs(持続可能な開発目標)という軸を加えて、新たな社会構造を作り上げていく「グリーン・リカバリー」の考え方が大切だと思います。元の経済活動に戻すのではなく、環境に配慮した経済の仕組みを作る機会にしなければなりません。

── グリーン・リカバリーとは、どういった仕組みのことなのでしょうか?

京都府亀岡市では、行政の取り組みとして、テイクアウトを利用するお客さんが容器やエコバッグを持参するとクーポンが進呈されるキャンペーンが行なわれています(*5)。これは、使い捨てプラスチック削減を目指したグリーン・リカバリーの事例のひとつです。

感染症対策も、「使い捨てのプラスチック製マスクや手袋を使わないためにはどうすればよいか」とみんなで知恵を絞れば、いくらでもアイデアが出てくるのではないでしょうか。
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なるべくプラスチック製品全体の使用量を減らして、必要なものはセルロースなどを原料にしたバイオマスプラスチックにして大切に使うこと。そしてリサイクルすることによって、大量にプラスチックを作らなくても社会が回る仕組みが必要です。

これを循環経済(サーキュラーエコノミー)というのですが、ヨーロッパはすでに転換を始めていて、この仕組みを国際的にルール化しようとしています。
またパリ協定を遵守すれば、将来、プラスチック製品を作るために石油資源を採掘することはできなくなると考えられています。今のままでは日本は国際的なビジネスができなくなるかもしれません。日本の産業界はそれを見据えて、今から変わらなければならないと思います。

── そのためには、何から変えていけばいいのでしょうか?

プラスチック包装が大量に使われている用途のひとつが、長距離での生鮮食料品の輸送です。ですから、 地産地消で今よりも少し狭い範囲の輸送で済む"分散型の社会"を作っていけば、プラスチック包装はおのずと減っていくと考えています。グローバル化の逆で、分散型のコンパクトな循環型社会で、それがグリーン・リカバリーだと思います。

引用サイト:Yahoo! JAPAN SDGs   こちら







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Last updated  2025.06.29 07:27:42
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