東方見雲録

東方見雲録

2023.09.26
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カテゴリ: 教育
『生物』は理系の高校生の多くが学ぶことになります。このような事情や時代の流れを考慮して、『生物基礎』では、生物学の中でも特に生活、健康といった自身の生活や、将来の人生に関わってくるような項目を習えるように教科書が編集されています。

さて、『生物基礎』では、「生物多様性がなぜ重要なのか?」「遺伝子とは何か?」「血糖値とは? 糖尿病とは?」「免疫とは?」「どのような環境問題があるのか?」などを学びます。今の高校生は、文系、理系を問わずDNA、ホルモン、環境問題などについて学んでいるんです!
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里山の雑木林は、近くの集落に住む人々が燃料にするために適度に木を伐採したり、肥料にするために落ち葉などを集めたりしながら維持されてきました。このように、木を切ったり、草を抜いたりして生態系を破壊することは一般に「撹乱」といわれます。破壊とか撹乱と聞くと、ネガティブなイメージをもたれがちですね。森林伐採も撹乱ですし、台風が直撃してサンゴなどが破壊されてしまうことも撹乱です。

しかし、意外なことに、生態系では適度な撹乱が起こることで生物多様性が広がることが知られています。
撹乱が全くない生態系を考えてみましょう。動物も植物もどんどんと数を増やしていきます。その結果、生活空間や餌といった資源が不足してきて、生物どうしが激しい争い(競争)をしてしまいます。激しい競争が起こると、競争に敗れた生物はその場所で絶滅してしまい、競争に強い生物ばかりが繁栄する単純な生態系になってしまうんです。

一方、激しい撹乱が頻繁に起こると、撹乱が原因となり多くの生物が絶滅してしまいます。よって、適度な撹乱によって生物の数を抑制することで、激しい競争が起こらず、多くの生物が共存でき、生物多様性の大きな生態系となるんです。
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里山の保全、そして里山の雑木林の保全というのは、現代の日本にとって非常に難しいテーマなんです。大規模な伐採などが起こらないように守らないといけないけれど、適度に撹乱をしないといけない。まるで、「放っておいたら拗ねるくせに、干渉したら怒る」という人間関係みたい(?)ですね。



しかし、コストをかけて頑張って保全していくというのは合理的ではありませんので、我々が上手に里山の資源を活用する中で、無理なく持続的に保全できる仕組みの構築というのが大事になってきます。

これらのさまざまな活動に共通する点は、教育に力を入れていることです。やはり、問題を把握し、解決策などを検討する際、必要な知識を持っていないことには、活動の目的の理解も、解決策についての合理的な判断もできません。

引用サイト:東洋経済オンライン  こちら








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Last updated  2023.09.26 07:00:10
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