東方見雲録

東方見雲録

2024.04.13
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カテゴリ: 建築





岡山県の県北に位置する津山は、本能寺の変で討死した森蘭丸の弟森忠政が入封し美作国の大半を領有し、鶴山に津山城を築城して城下町を整備し、美作全体を一括して統治を行う中心的地域であった。

津山城は、小山や丘陵部と平地を利用して造られた城で、山城と平城の性質を併せ持つ城として、姫路城、松山城とともに三大平山城と称される名城。明治6年の廃城令とともに天守、櫓などの建築物は破却され、石垣が残るのみとなったが、築城に約13年かけられた城は、五層五階、地下一階の天守と70以上の櫓、それらを取り巻く石垣や堀など、旧美作国国主としての威信を誇るものであった。

津山文化センターの場所には、明治の廃藩置県では、津山県庁舎が置かれ、その後の美作圏を一つにする北条県にもそのまま県庁舎として引き継がれ、行政機関の中心の地となっていた。その後、岡山県に編入後は、小学校が設置され教学の場となった。

建築家 川島甲士
1949年 早稲田大学理工学部建築学科卒業
    清水建設設計部、逓信省営繕部設計課
1957年 退職後川島建築設計線急所を設立
    芝浦工業大学建築科の助教授就任

1965年 津山文化センター竣工(BCS賞受賞)
1968年 西都原考古資料館竣工(BCS賞受賞)
2009年 逝去 享年83歳
引用サイト:clubsetoken.com   こちら

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粟津潔氏のデザインによる壁面


軒を支える構成としての斗栱

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開館:1966年1月
改修開館:2020年4月
規模:地下1階 地上3階

建築面積:2,832平方メートル
床面積:4,677平方メートル
設計:川島甲士(かわしまこうし 1925〜2009)
構造設計:木村俊彦
グラフィックデザイナー:粟津潔

引用サイト:川島甲士設計の知られざる昭和モダニズム建築を見学 こちら

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引用サイト:名建築巡り 津山文化センターの「斗栱」と魅惑の内部空間   こちら

関連日記:2024.04.07の日記 こちら





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Last updated  2024.04.13 08:00:08
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