ぴぃちゃんの戯言

ぴぃちゃんの戯言

お話。


病院にかかる患者様の中で、医療従事者が困ってしまう患者様をご紹介(?)します。


ある日の午前3時のお話です。

当直医師(以下、医)「夜分にどうされました?」

患者(以下、患)「え、ここか痒いんだけど。」 といいつつ左の腕をポリポリ。

みると、腕のところは蚊に刺されたようになっていて、1cmくらいに赤く腫れている。

医「何かにさされませんでしたか?」

患「蚊とまっとたよ。だから、かゆいんだって。」

医(ちょっと唖然として)「蚊に刺されたんで痒いんだと思いますよ。」

患「だから、痒みとめろって!」

医(さらに唖然として)「掻くと余計に腫れるので、掻かないようにしてください。つけ薬 (この場合本当はあまり効果ないと思うんだけど) だしておきますので、それをぬってください。」

納得したかどうか、薬をもらって帰りました。

10分後

患「コラ!さっきの薬ぜんぜんきかないじゃないか!!」 ポリポリ。

医「そんなに早くききませんよ。掻かないようにといったじゃないですか」

患「だから、痒みとめろって!」

医「・・・(どう説得しよう、トホホ)。」

蚊にさされたことがある方であれば、その経過はわかるかと思いますが、これ本当のお話。





2004/07/05



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