旅行日程の週間天気予報を見ながら、どのコートを持っていくべきなのかずーっと考えていた。動きやすい物がいいし、できれば荷物にならないほうがいい。
どの都市も最高が10Cくらいで最低は2-3C。
最低気温の時には寝てるか食事中だろうし、軽くて肩の凝らないバーバリーのキリティングか雨が降っても大丈夫なコーチのコートかなんて気楽に考えていてた。
ただ、出発直前に風邪をひいてしまって、当日、大げさかとは思ったがムートンのジャケットに決めた。持ってる中で一番暖かいのを着ていく!
husは私と母が旅行に出る時いつも心配していてくれるのだが、彼は彼なりの方法で私の安否をcheckしていた。
トランジットの空港で手持していたLip pencilが折れているのに気づき、買った。
帰国した時、迎えに来てくれたhusは「風邪ひいてたから心配してたけど、空港で買い物したのをVISAカードのオンラインで見たから、倒れこんではいないなって安心したよー」
バスの中からところどころ残っているベルリンの壁を見る。
映画や「ベルリンの壁の崩壊」の頃、映像で見ていたあの冷たくて、恐ろしい壁は。。
跡形もなく、壊され、よくNYにあるようなPOPな落書きだらけ。
とても人々の人生を変え、たくさんの悲劇をもたらした壁とは思えない。
こうなってよかったのだ。
バスは壁がわりと残っているスポットに止まった。
壁が撤去されたあとには刻銘が線で残されている。
寒い。まだ早朝だから仕方ないか・・でも寒い。
ムートンにして正解だったのだ。
日本での10Cを想定して来た方々は薄着で唇が青くなってる。
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