Petite coquine Ariane!

Petite coquine Ariane!

ドラマ

Over Summer
あらすじ:熱血刑事マイク(呉鎮宇)と軟派なブライアン(古天樂)は顔を合わせては言い合いもするが息の合ったコンビ。ある日、強盗犯人に近い人物の張り込みで目の前のアパートに住む住人に部屋提供を願い出るがおばあさんはちょっぴりぼけている。そこに家出少女やクリーニング店の妊婦でシングルマザーの道を歩こうとしている女性も登場。張り込みの短いひとときにアパートに集まった彼らに温かい交流が始まった…

感動巨編という感じでもないのですがジ~ンとキたので涙のアイコン。去年、ネットで知り合ったお友達とオールナイト3本立てで観ました。目当ては違う作品。その日は主役の1人古天樂(ルイス・クー)特集なので全然チェックしていませんでしたが。結構良いんです、この映画。香港映画にありがちな派手なアクションはなく、実に淡々としたストーリー展開ですけれど、楽しいシーンもちょこっとあって。マイクはある問題をかかえているのですが途中、それが悲観的にならず進み、これからどうなるんだろうと思わせる余韻も良かった。気になったのは古天樂、ブライアン役がどうしても劉青雲に見えてしまいました。[口歴][口古]では全然違ったので尚更ビックリ!



[牛古]嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件
あらすじ:1960年代、台湾の[牛古]嶺街に住み夜間学校に通う少年スーはある日、同じ学校に通う小四(シャオスー)という少女と出会う。小四は同年代の友人などに比べて妙に大人びた態度を取り、謎めいている。そんな彼女に惹かれ始めるスーであったが…。彼女には少年達のグループで絶対的な影響力を持つハニーという恋人がいた。

> 監督の楊徳昌(エドワード・ヤン)の少年時代に実際起こった事件を扱った作品。私は子供の出てくる作品が好きなのでつい、【少年】という文字を何かの媒体で見つけてしまい、観るまでにえらく時間を要した映画。当時の時代背景というか、主人公スーが退去した日本人が暮らした日本家屋に住んでいたり、かと思えば少年達はビリヤードをしたり、洋楽を聞いていたりする。まだまだ混乱していた時代なのでしょう。ストーリーは複雑で難解(と私は思う)好き嫌いがきっぱり分かれる作品です。少年達の危うさはとてもうまく表現されていると思います。ちなみに、スー役の張震(チャン・チェン)が台湾映画祭で来日したときに同監督作品の「カップルズ」が上映されたので観て来ました。その張震ですが台湾では徴兵があるため一時、俳優活動を休止。兵役後は「ブエノスアイレス」「グリーン・ディスティニー」で活躍。          長野まゆみという作家さんがいます。私は好きなのですが、この映画、『夏至南風』という本の元ネタ?と思ってしまう箇所があります。もし長野さんの作品をお読みになる方で[牛古]嶺街を見る機会のある方は是非確認してみては?それにしても何とも言えない後味が残ります。




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