Cattery   PUKU-PUKU

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動物飼育保管方法



1 . 飼育施設、用具及び環境
飼育するに当たっては、2段又は3段構造の猫用ゲージ、トイレ、食器(水入れ)、寝床、爪とぎ、
玩具等が必要になります。
猫ちゃんは広さよりは、高さを要するので部屋やゲージ等にジャンプ台を備え付けてあげると良いで
しょう。
※ 突起物等により傷害を受ける恐れがないものをお選びください。
また猫ちゃんの安全上、完全室内飼いを原則としていますが、留守中に事故などがないように留守の
間だけはゲージに入れておくと良いでしょう。ゲージに入ると飼い主さんがいない時はほとんど寝て待っています。そしてゲージの中は安全・安心できるスペースだと仔猫は認識します。

家に迎えたら :
ビクビクしながらあちこち探検して歩きます。先住ペットがいない場合は、好きなようにさせてあげて下さい。先住ペットがいる場合は、環境になれるまでゲージで管理するか、ペット同士を接触させない環境を作ってあげて下さい。新しい家になれるまでは、仔猫にとってかなりのストレスが掛かります。下痢になったり、熱が出たり・・・最初の一週間くらいは新しい飼い主さんに慣れさせるように安心出来る環境作りを心掛けて下さい。
可愛いからと必要以上に触ったり抱いたり・・・また、寝ている所を起こしてまで触ったり抱いたりするのは止めましょう。そうすることによって、だんだんストレスが溜まり疲れていき、何日かすると食欲が全く無くなって死んでしまう事にもなりかねません。
理想は、一週間くらいは我慢して遠くで見守る。もし、仔猫が興味を示して近づいて来たらスキンシップを取るようにすると良いでしょう。

清掃 :
食器は一回一回清潔なものに交換し、食べ残しは放置せず、特に缶詰フード等はもったいないと感じるかも知れませんが、放置すると風味が損なわれるだけではなく衛生面でもあまり好ましくないので、
出来るだけ、30~40分位したら捨てるようにしてください。またトイレなどは1日2回以上は清掃し、猫舎の清掃は汚れの程度を見ながら必要に応じて実施するようにしてみてください。

環境 :
完全室内飼いをして下さい。
外のノラ猫さん達には、色々な死に至るような伝染病をもっています。(調べ : 70%の割合)
1番多いのは、白血病やエイズなど、ケンカ傷・交配傷・グルーミング等の唾液で感染するので、外の猫ちゃん達とは接触させないようにして下さい。またトイレは常に利用出来るように配置し、お水は常時新鮮なものが飲めるようにしておきましょう。

日常のしつけ :
猫に人間が食べている物を与えないようにしましょう。甘やかしは禁物です。悪い事はきちんと教えて下さい。叱る時は叩くのではなく、『ダメ!』『コラ!』といった、決まった言葉で叱るようにしましょう。注意したいのは、その際に名前を呼びながら叱らない事です。名前を呼んで叱ると、猫は名前が叱るときの言葉と勘違いしてしまい、名前を呼んでも来なくなってしまいます。
お手入れ :
お顔(目・鼻)や耳のお手入れ、ブラッシングや爪きり等は定期的に行って下さい。
爪きりは2週間に1回程度の頻度で状況を見ながら調整してください。
日頃から抱く習慣をつけてあげると、爪きり等のお手入れがし易くなります。
またイヤーローション等は綿棒やコットン等に染み込ませて利用する方が安全です。

避妊・去勢 :
生後6~8ヶ月頃までに獣医師と相談の上実施するようにしましょう。
猫ちゃんは一度さかりがついてしまうと、その後去勢、避妊をしても、その後の発情期にも何度か性欲が出てしまい、苦しめてしまう事になります。
※ 未去勢・未避妊の場合は不適切な排尿行為(スプレー行為)をする事があります。
※ 未去勢・未避妊の場合は発情期に大きな声で鳴く事があります。
ブリードするに当たって知識のない人間が、一度くらい出産させてあげようというのは完全な人間のエゴです。

2. 食事と栄養管理
  総合栄養食と明記された猫用ドライフード(ロイヤルカナン、アイムス製品)を成長状況に応じて与えて下さい。1日2回~3回で毎回食べ切れるように食事の量は調整してあげて下さい。
※ ドライフードはメーカーにより使用している油成分等に違いがあり、猫ちゃんの体質に合わない場合は便がゆるくなったり、下痢をすることもありますのでご注意ください。
また、成長期には脂肪細胞の数も増える為、この時期に太らせると、体質的にふとりやすくなると言われています。肥満は万病のもと、よく食べるからと言って、好きなだけ与えて肥満にさせないよう
注意が必要です。
また猫ちゃんが必要とする栄養は人間や犬とは異なりますので注意するようにしましょう。
※ 魚の骨や鳥の骨、チョコレート、牛乳、タマネギ、ネギ類は与えないこと。魚や鳥の骨は腸を傷つけ   
る事があり、タマネギやネギ類は、死に至る重症の中毒を起こす事がある。また人間が飲む牛乳は下痢になることがあるので、猫用のミルク(ゴールデンキャットミルク製品等)を与えるようにして下さい。

3. 運動及び休養
  猫は犬と異なり、散歩は不要です。
犬には散歩などによる持久力が必要となりますが、猫に必要なのは瞬発力なので、キャットタワー等   
  を用意し、高いところにジャンプ出来るようにしてあげると良いでしょう。
  猫ジャラシ等を用いて室内を走らせたり、ジャンプさせたりすると良いでしょう。
また、猫には狂気の30分(または1時間)と呼ばれる時間があり、1日に1回~2回程度大暴れする時間帯があります。落ちたら危険な物は日頃から片付けるなどして予めご注意ください。
人間の就寝や起床時間に合わせて猫も寝かすようにすることをお勧め致しますが、どうしても上手く行かない場合には就寝時には猫をゲージに入れることを安全面からお勧め致します。
  それから猫は縄張りの中で暮らす動物なので、完全室内飼いをしていれば家の中だけを縄張りと認識し生活をするので、外を眺めているからと言って外に出たい訳ではないので勘違いをして外に出したりしないよう注意してください。


4. 病気について
犬に比べ、猫は重篤な症状を引き起こす感染症の種類が多いとされています。
愛猫の異常に気が付いたらいち早く獣医さんに連れて行き適切な指導・処置を受けてください。
※ 猫の代表的な伝染病でワクチンで予防出来る猫の病気 
猫伝染性腸炎(FPLV)猫カリシウイルス感染症(FCV)猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)クラミジア感染症
猫白血病ウイルス感染症(FeLV)等がワクチン接種により予防することが出来ます。
※ 猫の代表的な伝染病でワクチンで予防出来ない猫の病気
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV猫エイズ)猫伝染性腹膜炎(FIP)等はまだワクチンがないため予防することはできません。特に猫伝染性腹膜炎は発病すれば死亡率は非常に高く、仔猫の場合は突然死もあります。
この他にも皮膚糸状菌症(真菌)、耳ダニ、スタッドテイル、猫の結膜炎、尿道結石、など等沢山ありますが、最善の予防は定期的な動物病院での検査、年1回のワクチン接種、そして飼い主様の日常の猫ちゃんの衣食住への健康管理、そして外の猫との接触をさせない完全室内飼いなどを普通に実施いただければ、高い確率で色々な病気を予防できます。
また、知識のないブリードについてはさまざまな奇形障害を引き起こしたり、伝染病の媒体の猫を
繁殖しかねないので、ちゃんとした知識、経験を持っているブリーダー様以外の方は、さまざまな病気の予防にも通じますので避妊・去勢は強くお勧め致します。

5. 最後に
この説明書は必要最小限のことについて記載したものです。
飼育保管方法の詳細については専門の飼育書等をご参考ください。
また、愛護動物のみだりな殺傷、虐待または遺棄は法律により禁止されています。
適切な飼育管理が出来るように避妊・去勢手術等による繁殖制限にも努めるようお願いいたします。

このページの内容は個人的に作ったもので公式のものではありません。
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   Cattery,s PUKU-PUKU     
   群馬県太田市
    E-mail koolbikers@ybb.ne.jp
URL http://www.geocities.jp/catterypukupuku/






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