花火~前編~


「英二っ!エージ!!エ~ジ!!!」

「星夜!?なっ何!?」

英二の家の外から声が聞こえた。声の持ち主、下野星夜。夏休み中なので、英二の部活の練習もあるということで迎いに来たのだ。

「何?じゃないでしょ?部活!!もう行く時間でしょ!?」

星夜に言われ時計を見た。

「…にゃー!?やべ…待ってて~!直ぐ行くからっ!!」

「5分ねv(忘れてたな…)」

英二は5分~!?と叫びながら急いで用意をはじめた。


「間に合ったっ!?」

息を切らして英二が家から飛び出てきた。

「…5分…23秒。23秒遅れたよv」

英二はゾッっと顔を顰めた。其れに引き換え星夜の顔は満面の笑みそのもの。

「お願い事があるんだけど~…聞いてくれるよね?」

「…ぅん…。」

英二は何を言い出すのかわかったものではないと顔を顰めたまま答えた。

「あのね、…今度従姉妹の家の前にでっかい花火が上がるの!」

「…うん…」

まだ英二は顔を顰めたままだ。

「でね、一緒来て!」

「ふぇ?」

自分の思っていたこととお門違いなお願いで変な声を出してしまった。

「ダメ…かなぁ…。ってダメって言っても拒否権無しネv」

「…行く!絶対行く!!」

「そう?有り難う♪でね、場所なんだけど、お台場だからvんで、交通費お願いねv」

ばっと星夜を見た。

「交通費お願いって…お台場まで?」

「イェス!そんな私が一緒に行こうだけ言うと思った?英二甘いねぇ~♪」

星夜を甘く見すぎていた!と英二はそのとき改めて思い直した。

「んじゃ!テニス部頑張ってネ☆私も終わったら応援に行ってあげるからさっ♪一緒に帰ろうねvよろしく~♪」

と言い残すと走り去って行った。英二はその場に立ち竦んでいた。

「星夜…お台場までの交通費いくらかかると思ってるんだよ…」

誰も居ない中庭でそれだけを言って、我に帰った。急がなくてはならない!もう時間はないのだから…と

「星夜先輩、前髪切ったんっすね。」

「ぇ?越前わかった?英二は気が付かなかったのに…。」

「それから…あの髪飾りも変えたね。」

後からの声にバッっと後を向いた。

「ふ…不二君…いつもながら突然現れないでくれる?心臓に悪いよ…。にしても良く気が付いたね。形とか色とかあんまり変わってないのに…。」

「クス…当然だよ。星夜ちゃんの事いつも見てるからね。」

「不二君ったら~♪そんな事言わないでよvファンの子たちに殺されちゃうv」

とか言いつつかなり嬉しそうな星夜。その証拠に「殺されちゃうv」などと殺されるの後に「v」なんかを付けている。

「星夜先輩。俺も見てるっすよ。」

「イヤンvイヤンvv皆して見てるとか言わないでヨ~♪好きになっちゃうじゃんよv」

「「そうして欲しい(な)(っス)」」

「不二~…おチビ~…其れに星夜!俺の存在忘れてないっ!?っていうか不二とおチビは星夜誘惑してるっしょ!?」

不二、越前は「っち」と小さく舌打ちをした。星夜にも英二にも聞こえないぐらい小さい舌打ちを…

「はい。じゃぁ英二帰ろうか!待ちくたびれた!だから帰りアイス奢ってv」

「…やっぱり不二とかおちびに乗り換えてもいいや…。」

英二止めに入っておきながらそんな事をほざいていた。



―話の展開早くて、花火当日!―

「ん~…昨日の台風で今日の花火心配だったけどやりそうだねv台風一過とは良く言ったものだね☆昨日の台風のお陰で雲ひとつない青空v風もそんなにないしv」

「だにゃ!星夜、道わかってるよね?」

「当然!わかってるわけないじゃん。」

星夜の答えに英二は固まった。

「大丈夫大丈夫。電話して聞くから。大丈夫だよv英二も居るしね☆」

「そぅ…?まぁ…楽しもうにゃ!!」

2人は電車に乗り込んだ。




☆後書き☆
長い…其れに加えて前編後編に分かれた…。
長すぎですね。まぁ…次は花火見ます!今回の話は私のこの前見た花火の時の
体験談ですvKane○○の21階まで行って見た花火の話ですよv
従姉妹の辺りとか…これから私の体験談が明らかになります。
え!?こんなことまで!?みたいなv
ホントに英二と見たかったにゃぁ~♪








© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: