Eternal Love


「ぁ…この前の…」

「…確か…來斗ちゃん…だよね?どうしたの?そんな急いで…」

來斗はこの先輩に如何言おうか迷ってあたふたしていた。

「あの~え~と…うぇ~…?」

「クス…ホントに面白い子だね。この前自分の名前だけ名乗って行っちゃって、僕は」

「不二周助先輩でしょ?」

不二は然程驚いた顔をしていなさそうだが、内心驚いていた。

「知ってますよ。有名なんですから。それに…男子テニス部にはよく見に行ってますから。」

不意に一瞬見せた悲しげな表情。しかしそれはほんの一瞬。直ぐに又笑顔に戻った。不二はその一瞬を見逃さなかった。その理由を聞こうとしたのだが、聞いてはいけない気がしたのだ。心という名の禁断の地へ足を踏み入れるような。

「それより…急がなくていいの?」

「え?…あ!!忘れてたぁ~!!不二先輩すみませんでした~♪」

來斗は不二に手を振りながら去って行った。

「不二ィ~!!置いて行くなよ~!!……不二?どったの?」

「……ん?どうしたの英二?」

菊丸は不二の様子が可笑しいと思い「?」マークを飛ばした。

「どうしたの?…じゃにゃくて…不二がどったの?」

「…どうしたんだろうね…。自分でも良くわかんないな。」

「リョーマ!!リョーマリョーマ!!」

リョーマの名前を連呼しながら廊下を走った。すると後から腕を捕まれた。

「來斗…五月蝿い…。」

「あ!リョーマ!!あのね、あのね、私男子テニのマネージャーなの!」

來斗は興奮のあまり日本語が可笑しいが如何にか通じるだろう。

「へぇ…來斗が、男子テニのマネージャー…?…は?」

來斗は満面の笑みで

「私やっぱり身近にテニスがないと嫌だから。…竜崎先生の所に行ってネ、お願いしたの!そうしたらいいって…!!」

リョーマは滅多に笑わないのに(皮肉な笑いは別として)今回は素直に二コリと笑った。

「良かったじゃん」

「うん!」

其れに答えるように來斗も二コリと笑って答えた。


翌日―

來斗は男子テニス部マネージャーとして紹介された。もちろんその中には不二や菊丸も居るわけで…

「來斗ちゃん!?にゃ~vv」

「あ。菊丸先輩…ども。…っていうか…お願いしますから放してください~(泣)注目浴びてるんですけど~…」

その場に居たリョーマと不二が同時に動いた。

「英二放してあげようか?」

「英二先輩、來斗が困ってますよ?…それと…ばぁさんが來斗の事呼んでたよ。」

「え!?リョーマ其れホント!?ヤバー(汗)んじゃっ又後で!つーかリョーマ絶対先帰らないでよ!!」

リョーマは呆れた様に「はいはい」と答えて來斗を見送った。

「越前…?來斗ちゃんと如何言う関係なのかな?」

「そうにゃっ!おチビ今、來斗ちゃんと名前で呼び合ってたにゃ~!!」

不二のオーラが尋常でもないに関わらず、リョーマは不敵に笑い

「さぁ。如何言う関係でしょうね。」

そう言うと手をヒラヒラと振って、「俺帰りの仕度しなきゃいけないんで」と言って姿を消した。


「あ!桃城先輩!」

「ん?ぁ、來斗ちゃんどうした?」

來斗は桃城に竜崎先生が何処に居るのか聞こうとしたのだが…

「あの…ぇっと…何聞こうとしたんだっけ?」

ズテ☆桃城見事にこけました。

「ぉぃぉぃ、來斗ちゃん…」

「ちょっと待ってくださいね!思い出しますから…。…で…だから…」

独り言をブツブツと言う來斗に桃城は必死に笑いを堪えていました。

「…あ!思い出した!!あの…竜崎先生は何処に居ますか?」

「ばぁさんなら…ほら。あそこ」

桃城が指指した場所には竜崎先生が居た。

「うにゃ…あんな近くに…アリガトウゴザイマシタ~♪」

「どういたしまして。(ホント天然だなぁ…でも其処が可愛いなぁ…可愛いぜ)」


「リョーマ!お」

「遅い」

「だから遅れてゴメンって言おうとしたのに…其れにそういう時は今来たところって言うのが常識でしょ!」

リョーマは心の中で「常識じゃねぇだろ…しかもそれは立場逆だろ?」っと突っ込んだ。しかしそんな他愛の無い会話が2人にとっては楽しいのだ。


☆あとがき☆
佳夜:不二君出張ってますねぇv

リョ:ねぇ不二先輩の方が俺より出番多くない?

佳夜:そんなことないよ~w多分v

リョ:俺の夢小説でしょ?

佳夜:そぅだけど…

不二:越前…これは僕の夢小説だよ?

佳夜:ぉや…此れは不二君…

リョ:違うっすよ!此れは俺の夢小説っすよ!

不二:越前勘違いはいけないよ。僕のに決まってるじゃないか。

佳夜:ぁの~…2人とも…そろそろ…

リョ:不二先輩こそ勘違いしてるっすよ

不二:越前は何を言っているのか僕にはわからないね

佳夜:あの2人はもう放っておきましょう。それではまた5話で会いましょ~♪


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