卒業そして別れ

桜咲く季節、この季節には別れもあれば出会いもある。
別れと言えど、この時代会おうと思えば会えるだろう。しかし、それでも別れと言う響きはとても悲しいものなのだ。

「先輩ッ!」
「ん?」
「高校行っても頑張って下さいよー??」
「ははっ、あたり前でしょー?私は頑張る以外ないんだからッ!桃も部長としてガンバレヨなー?」
「勿論っすよ!」

卒業式が終わって仲がいい人同士涙を流しながら話していたり、笑っていたりと色々な人が居る中、男子テニス部は笑っている、の中に入るだろう。
手塚や乾、海堂など表情豊かでないものはわからないが、それでも泣いているものは居ない。

「おい、越前・・・お前も言う事あるんだろ・・・?」

桃城は越前に気を利かせてみるが『別に・・・』とその輪から抜ける。
貴女はその後姿を寂しそうな目で見つめる。

「あー言う奴だってことは承知の上だから、桃も気ぃ使わないでよ」
「その割に寂しそうな目で見てたっすよ?」

ニカッと笑って桃が言うと貴女は笑って『そんな訳ねぇだろ~?目の錯覚だ!』と頭をくしゃくしゃ撫でる。
でも正直悲しい・・・。一言もなしで別れなんて・・・。


解散後・・・。

「先輩・・・」

貴女は振り向く。その声の持ち主は後で息を切らしながら居る。
多分走って来たのだろう。

「どうした?リョーマ・・・。お前が私を追いかけるなんて珍しいこともあるもんだなー?」

明日は雪かもなぁ、とでも言う勢いの台詞である。

「ふざけないでよ・・・」
「ふざけてないよ。本当のことでしょ?」

本当はそうでも言わないと涙が出そうなだけなのだ。だから・・・嘘。

「先輩・・・俺・・・」
「いいよ。言わなくて・・・。わかってるから。言わないでよ・・・。」
「・・・俺、先輩が高校行ってもずっと好きっすから・・・。」

言わないでって言ったじゃない・・・。

「ずっと・・・愛してるっすから・・・」

だから・・・それ以上言わないでよ・・・。

「・・・ずっと・・・
「バカ・・・知ってる!言われなくても知ってるよーだ!」

ずっと我慢してたけど涙が出ちゃうじゃん・・・。そんな滅多に言わないような言葉いわれたら。

「・・・私だって同じなんだからねぇ?リョーマモテるから・・・不安だけど・・・知ってるから。リョーマが私以外見ないって・・・。」

フフと微笑んでみせる、けれど涙は止まらない。

「俺だって。」


別れって辛いけど、人が一番正直になれる時だと思う。
だから、嫌いというわけではない。
でも、やっぱり涙が出るものは仕方ないと思う。
この時代だから、又会えるのは知ってるけど、同じ時はもう二度と来ないということを別れのときが一番解るときだから・・・。
だから、悲しくなるんだと思う。
だけど、次には又楽しいことがあると信じられるから別れられる。
その場でジッとはしてられないでしょ?
彼方も前に前に進んで行っちゃうんだもん・・・。一人置いてきぼりは絶対に嫌だから
私も前に進むんだよ?
でも、辛い時には・・・・・・・・・一緒に立ち止まってあげるから。


FIN


後書き
今回は変換なし☆
とっても衝動的に書きたくなりました。
15分くらいしか掛かってないよ・・・(汗
一応フリーです。
こんな駄作貰ってくれる人は居ないでしょうけどー(笑
報告いただけると嬉しいでぇすvv

それでは、佳夜も卒業します!!(何

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