実技実習第3日目

スクーリング第3日目

午前中は衣類の脱着を勉強しました。

練習なので、できるだけ着にくい、綿のもの・・・という指定がありました。
洋服の上から着るので、余計にきつ~~い。

着せてもらうのに、ヘルパー役の人に申し訳なくて、早く腕が通せるようにしようと腕をつりそうになりました。
私がヘルパー役の時も「ビリッ」っていったような・・・。

「ごめんなさ~~~い」
気温も高かったせいもあり、汗がじわぁ~と出てきました。(冷や汗?)

次は、オムツ交換です。

その前に講義がありました。
排泄に関することはとっても微妙で重要なことです。
特に強調されて講義されていました。

オムツ交換の際、
「あっ」とか「うっ」「えっ」とかそう言う単語一つでも利用者さんはいろいろ感じることもある。
まして、「臭い」とか「こんなにしちゃって・・・」などと言うことはもっての他なわけです。

介護する人に「申し訳ない」という気持ちが余計に排泄を遅らせたり、ひいては自分自身出さないようにコントロール
することで、水分をひかえ、脱水に陥ったり、内臓疾患も導く・・・ということでした。

そうかもしれないなぁ・・・。と思いつつ自分の家族がそうなったとき、
果たして感情抜きには介護はできるんだろうか・・・と思ってしまいました。
朝も夜中何度もトイレ・・・となっては。
子供のおねしょですら、ため息が出てくるというのに。
また、もし自分が介護される身になったときも、この排泄に関してが一番辛いところになるだろうなぁ・・・
とも思いました。

下の世話だから、家族で・・・と思う反面、家族だからこそ、難しい部分もあるのかもしれない。

そういう意味でも、第三者のヘルパーと言う存在は必要なのかもしれない・・・と痛感しました。



午後からは実技でした。
初めてみた、大人用オムツ。
つい最近までみていた子供用からしたらオバケみたいな大きさ。

実際につけてみましたが、そんな大きいものでも私のデカケツにはピッタリ。
かえってきついぐらいでした。
オムツ姿になった自分。
なんともいえない気分です。


次は拭き方です。
でも、子供のオムツ替えは何百回も経験しましたが、
大人となると・・・。

まして男の人となると、正直戸惑うでしょうね。
さすがにココでは実物で練習と言う訳にはいきませんが。


講師の方は
「一回経験すれば、こんなものか・・・とすぐ慣れます。」
と言われましたが、施設実習などに行ったとき、これが一番のネックになるのかもしれないなぁ、
と思いました。


この日はコレで終了。
レポートの提出も終わって、なんとなく先が見えてきたような気がしています。
1回目には、
「私にはできないかも・・・」と思っていたのですが、なんとなく仕事としてやってみたい・・・という気持ち
に変わってきました。

やりがいのある仕事であるのは間違いない。
実際、幸いなことに今のところ、自分の方も主人の方も介護しなければならない状況になったこともなく、
おじいちゃん、おばあちゃんの同居したこともない私。

みな、一生懸命生きてこられた方たちです。
バリバリ働いていたこともあったでしょう。
毎日忙しく飛び回っていたこともあったと思います。
せつない気持ちをいっぱい抱えているでしょう。

そして、介護の高齢者を抱える家族の人も子育て以上に思いは多いと思います。

そのお手伝いをする。ヘルパーはそういうステキな仕事だと思います。


私の祖母はいま、85歳でいまだ健在で遠くに住んでいますが、おばあちゃんの声が聞きたくなりました。


そして、またしても翌日は筋肉痛になりました・・・。




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