『福島の歴史物語」

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2010.09.01
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カテゴリ: 街 こおりやま

 今泉正顕氏が逝かれて、丁度1年になります。若いときから、青年会議所や会社の関係でご面識を頂いていたものの、私が会社の経営から手を引くと同時にすっかり疎遠となっていました。
 それが再び『より?』が戻ったのは、私が小説を書きはじめてからのことでした。偶然ある会合で再会、談たまたま歴史の話になりました。そのとき氏は、「戦国時代、今泉家は田村月斉と共に岩瀬の今泉城を預かっていたが、今泉が田村領から離れたのでご城下(三春)に戻ろうとした。ところが三春の地価が高く途中の郡山に留まってしまった」と言われたので私はすかさず、「それはよかった。もし三春に行っていたら、今の今泉家はなかったですね」と応じ、大笑いになったのです。しかし「そういうわけで三春には強い思い入れがある」と言われて気をよくし、本を書く度にご自宅にお届けし、またご著書が贈られてくるなどの交流が続いていました。
 私は氏の名、正顕の『顕』の字が気になっていました、相続すべき男子に恵まれず、一人娘の愛姫を伊達政宗に輿入れさせることによって田村清顕は三春最後の領主となったのですが、戦国時代以前から田村氏に続いてきた直顕—盛顕—義顕—隆顕—清顕の中の『顕』の字が今泉家の通字ではないかと思っていたからです。もしこの『顕』の字が今泉家の通字であるとすれば、今泉家は領主と同じ『顕』を使っていたことになり、田村氏ともつながる高い家格であったことが分かります。いつもこのことをお聞きしようと思いながらも、つい聞きそびれてしまいました。
 私が『愛姫桜』という直近の本をお届けしたのは、昨年の6月末のことでした。いつもなら間を置かず丁重な読後感などが寄せられるのですが、なぜか今回は何の連絡もなかったのです。「変だ」とは思いましたが、それきりになっていました。そしてあの新聞の訃報です。今泉氏ゆかりの田村清顕一代記とも言うべき『愛姫桜』は、闘病中であった氏の目には入らなかったのではと思います。しかしこのようなときに出版できたのも、何かの縁(えにし)かも知れません。    合掌。




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最終更新日  2011.01.26 09:59:11
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