多病息災

多病息災

表記しにくい?



でも、表記しようとすると、これが意外に難しいことが分かる。
日本語は、「かな」46文字(重複を除く)の組み合わせで表記する。アルファベットに比べると約2倍の文字数。

中国語とかハングルとか、どのくらいの文字数があるのか知らないので、あまりえらそうなことは言えないが、アルファベットを表記文字として使う言語に比べたら、はるかに表記のバリエーションは豊富なはず。

しかし、その豊富なバリエーションを持ってさえ、表記できないのが「方言」だと思う。
時々、「あ」に「゛」とか、「え」に「゛」とかを用いて、強引に表記しているのを見かけるが、それにしたって表記できているのはごく一部、ましてや全部なんかとても表現できるものではない。

江戸弁の「べらぼうめー」という言葉だって、本当は「べらんめー」なのかもしれないし或いはもっと別の表記が適切なのかもしれない。
沖縄の方言はよく分からないが、あれは「かな」表記すること自体が困難、って言うかある意味間違っているような気さえする。
関西弁なんかは表記すること自体はそれほど難しくないような気もするが、表記したとたん、意味が分からなくなってしまうものも少なくない。
例えば、「チャウチャウチャウンチャウ」・・・・・・?
犬を連れて歩いている人を見て、「あの犬、チャウチャウって言う犬じゃない?」って話しているって言うシチュェーションのつもりだが、解説無しだと???だと思う。

このように、「日本語」=「たくさんの方言が集まったもの」と考えると、その奥の深さに驚嘆し、表記できないものはとても教えられないので、「国語」賭してごまかしているのもうなずける気がする。

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