多病息災

多病息災

病院雑感



ところで、予断だが、最近は手術した後に縫合する糸は、抜糸しなくてもいい、いつの間にか無くなってしまう不思議な素材の糸だ。その代わり、縫合した部分を補強するため?、ホッチキスの親玉みたいな奴で止めるのだ。だから、抜糸といっても、実際にはそのホッチキスの針を、ピンセットで1つ1つ取り除いていくことになる。

病院生活は、普段、見聞きしていたのとはだいぶ違った。

1.ケータイは禁止されている。
表向きはそうなのだろうが、私が入院していた病室では、みんな持っていた。
さすがにおおっぴらには使っていなかったが、夜、静まり返った大部屋に、着信を知らせるバイブ音(さすがに着メロはまずいと自重していた・・・)が、割と頻繁に鳴っていた。

2.酒、タバコは禁止!
さすがに酒を持ち込んでいる人は(知る限り)いなかったようだが、喫煙者は、ひっきりなしに喫煙所に通っていた。同室に、未成年(高校卒業したばっかり)の少年と、警察官がいたが、二人ともせっせと喫煙所に通っていた。

後、基本的には売店で弁当が買えるし、お菓子も売ってる。自力で歩ける人は院内の食堂で食事も出来るし、カネさえあれば、豪勢な食生活が満喫できる。

でも、さすがに病院だなって思ったのは、夜中だろうが何だろうが、お構いなく病人、ケガ人が救急車で運ばれてくる。当たり前だが。
夜中の病棟の廊下で搬送された人の悲鳴が聞こえたり、夜の病院内を車椅子で探検していたら、白い布をかけたベットが搬送されていったり・・・。

やはりそこは紛れもなく病院、早いとこ出ないと、と本気で思った。


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