『ら』のページその１

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　●Lovely Sick 　　　　　　　　原作者：大峰ショウコ
　　メーカー：オークラ出版

要キャスト：梅津秀行・福山潤・川原慶久・小林恵美　他
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　医者×患者の少年。医者の常軌を逸した溺愛物語。
って書くとなんかヘンタイモノっぽいけど、実際はすっごくしっとりした穏やか
なドラマCDでした。

とにかく、甘い！！
甘いという簡単な言葉ではなく、鷲見（梅津氏）が見せる、同居中で恋人兼患者の
尚之少年（福山氏）に対する溺愛ぶりが、危うい甘美さを伴って、鷲見役の
梅津さんが言うセリフはなんだか、わたしをドキドキさせてしまいましたｗｗ

鷲見の感覚では、自分は尚之の完全なる保護者なんだっていう気持がじくじくと
伝わってきてそうゆう精神の部分で、奇妙な愛情感覚にゾクゾクしました。

鷲見の『保護者』という感覚は、未成年を守り育てるとか、成長を見守る
養育するということではなく、『自分が居なければナニも出来ないようにして
しまう』という狭窄的且つ個人的嗜好で以て、一人の少年の一生に重大な影響を
与えようという第三者から観れば、キケンを伴うような愛情感覚なんですが
それは、尚之を外から一切遮断して束縛しようとするモノではなく、全ての
生活基準は尚之であって、鷲見本人ではなく、自分を犠牲にしても尚之を
優先して尚之が快適に暮らせることに喜びを見いだすといったところに、いわゆる
奇妙な愛情を感じられます。

そして、鷲見特有の愛情感覚を知ったとき、わたしは彼が尚之に与えようとする
精神的な甘美さにドキドキしてしまいました。

しかし肝心の尚之は、鷲見からの有り余る愛情を素直に受け入れるコトができず
反抗的な態度を取ってしまうワケで。

そのうち、他人からの辛辣な意見を真に受けて、自分の存在は鷲見の生活に負担
を強いてるのでは・・・と思い悩み、なんとか自立していこうと考えるのです。

ここらヘンの二人のすれ違いが、切なくてもやもやして、すごく良かったです。
そんな二人が紆余曲折しながら、繋がりを深め合うっていうイイお話でした。

とにかく梅津さんのこれ以上ない！！ってくらい穏やかな大人の声と
じゅんじゅんの素直になれない少年声が、ピッタリ合っていて、二人の会話の声の
トーンが強烈に良かったですｗ　

でも、わたし原作読んでなかったので、鷲見の年齢を人づてに知ったとき
びっくりしてしまいましたけどね（笑）

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　●ラ・ヴィアン・ローズ　　　　　　　　　　　　　　原作者：山藍紫姫子
　　メーカー：インターコミュニケーションズ

要キャスト：三木眞一郎・森川智之・飛田展男・堀内賢雄・塩沢兼人・中田雅之　他
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　今更ですよね。このドラマCDのレビューなんて書くのは。。。（笑）
制作年度１９９６年だって書いてますモン。ひょええーー（ここムンクのアノ顔で書きたいくらい）

この作品を知ったのは、ごはんシリーズの第一作目を聴いてBLCDというもの
にハマッてたとき、うっかり２回目に聴いたのが、この『ラ・ヴィアン・ローズ』
当時は殆どの声優さんって知らなくて、初めて聴いたのが三木眞一郎さんの
出演してたCDだったワケ。だので、ひよこのなんとやらで、三木さんの
名前が入ってるCDから、攻めてイッタというカンジですかねえヾ（´▽｀;）ゝｴﾍﾍ

で、ストーリーっていうと。今更ですが（笑）
ぇっと。BL用語だと総受けってヤツです。。よ、、ね。
どうしたんでしょー。今更ナニヲ恥ずかしがってルのだ！オレってばよー！
や。なんか１９９６年制作ってトコ読んだら、とたんに恥ずかしくなってきました。
この当時。こんな凄い作品を作ってた会社も凄いし、この仕事を請け負った
声優さんも凄いし、この作品をこの当時購入した方々も凄いっす！！(＊0＊;)☆

フジミシリーズも制作年度早いけど、こうゆうCDを買うってことは
よほどの勇気がないと買えなかったと思うのですが・・・(・-・)
本当に心底BL・・・あ。違うか。ええっと、この当時は耽美ですよね。
その耽美小説とかJUNEモノに愛を注いできた方々の力なのだと思います。
そして、その方々が今のBLドラマ界の浸透を築き上げてきたのですよね～。
おかげで、わたしもBLCDという世界に触れさせて頂くことになったワケです。

あれ？ストーリーの話からそれてしまいました。。とほほ。
要約すると、一眞（三木氏）という美貌の青年が、ある異父兄弟（森川氏と飛田氏）をトリコにしてしまいます。（本人はその気が無いのに）
さらに彼らの父親達（塩沢氏と堀内氏）まで混ざってしまい
いやよいやよと言いながら、最後は４人の愛人状態になってしまうという
至上の楽園果てはうたかたの世界、そしてまさにそこに住む住人は
薔薇色の人生♪というお話です。

これぞお耽美ですよね。いいとか悪いとかじゃなく、ストーリー云々
でもなく、お耽美です！
声優さんのお耽美な声。全員素晴らしいです。
未だ未聴な方は是非ご挑戦くださいませVv