いつかじゃない明日のために

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●いつかじゃない明日のために/side直哉     原作者:高岡ミズミ
 制作会社:インターコミュニケーションズ
☆いつかじゃない明日のために《side直哉》☆

 要キャスト:小西克幸・福山潤・鳥海浩輔・西田絵里 他

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 いやー!まず一言。すンごぃ良かったです!
まさしくスタンディング・オベーション\(≧▽≦)丿\(≧▽≦)丿!!

   子供の頃、家族同様に暮らした青年:基継(小西氏)が10年経ってまた現れた。
兄のように慕い、自分の世界は全て基継で始まっていた。
なのに、ある日突然理由も判らず基継は自分の前から姿を消してしまった。

あれから10年、20歳になった直哉(福山氏)の視点で始まる、切なくて
ひたむきな想いに心があえぐラブロマンス。

何がイイって、ンもー!小西さんと福山さんの切々とした演技にブラボー♪でっす!
10年間も置き去りにされた直哉の痛みとか、福山さんうまーーーいぃ!
ほんっと、福山さんにほだされて泣きそーでしたよ(笑)

でも、負けじと基継役の小西さんも、泣かせの演技に泣かせの演技で返すしさ?
リスナーはどんどん2人の世界に引き込まれてしまうンですよーー。
なんか、ねー。一つ一つのセリフもすごくいいのです!
オープニングが、直哉の夢のシーンから始まるのですが、ソコからしていい!!
\(>з<)丿グッジョブ!

10歳の直哉が、基継を追いかけていくと、基継はぶっきらぼうに『帰りな』
と言って追い返すンですが、もう、ここからしてイイぞーー!!

だから、直哉はこの時からずっと、彼を待っていた・・・みたいな?
そんなもの哀しさがオープニングからじんわりと感じられてくるンですがなぁ・・

でもって、直哉が自分の過去に何かがあった?と訝しンでいくシーンから
わたしも、ぇ?なんだろなんだろ?もしかして基継はとんでもないショタオトコ
っていう展開かぃ??って心配になったンですが、瀬戸(鳥海氏)の思わぬ
行動によって、過去の事実が解明されるンですよ。

でも、瀬戸がかなり気の毒でした。一般的に考えても、これじゃ当て馬!?
ってカンジで、ほんっとかわいそーー(^^;)
それでも、瀬戸って最後までイイ人なんだよね。

あと、思わぬ展開っていえば。
ようやく2人の気持が伝わっていよいよえっちシーンvへとなるンですが。
基継が直哉の気持を考えず、いきなりがっつくモンだから初めてのえっちで
直哉がブチ切れてまうンですよ!
聴いていて思わぬリアクションに、えええ!?ってびっくりしました。

フツーは、いやよいやよと言ってはいても、そのまンまわけもわからずなだれ
込んでしまうじゃん?こうゆうシーンって?
それを、直哉の性格を踏まえた上で、ブチギレさせるアトラクションを入れる
作家のミズミさんってなんか、大人だなーーって感心してしまったデス。

でも、このストーリーって2人の間では、ものすごい事が起こって、現在から
過去へ戻ってさらに現在で、やっと愛情という絆で結ばれたンですが
すンごくハッピーっていうお気楽に終わってるカンジがないのです。

幸せを掴んではいるけど、なんか荒涼とした風景の中に小さなテントが張って
あってそのテントの中だけは、とりあえずあったかいみたいな?

でも固形燃料が切れるまでの幸せってカンジもして、ちょっと心配な2人です。

続ドラマCDの伏線があるからでしょうか・・・



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪




●いつかじゃない明日のために/side基継     原作者:高岡ミズミ
 制作会社:インターコミュニケーションズ
【特典付】●いつかじゃない明日のために《side基継》●

 要キャスト:小西克幸・福山潤・鳥海浩輔・深見梨加

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 よーーー・すーーー・ぎーーーっ!!
映画みたいで泣きそうでしたーーーσ(;▽;)ゞ

前回のside直哉も諸手あげて誉めまくりのレビューでしたが、今回のside基継は
前回以上に素晴らしい出来で大満足でした!!

マジで泣くって!コレ!福山さんの泣きの演技は、いやーーー!すごい!!
巧いわーーー!!
全体的にトーンが暗雲とした直哉のモノローグで進むので、直哉の直情的な
不安感が雪崩のようにリスナーに押し寄せてくるのですよーーー。

 高岡ミズミさんの1冊の小説 いつかじゃない明日のために『いつかじゃない明日のために』
掲載されてる2編の物語を、それぞれ直哉編でドラマCD1枚を作り、基継編で
ドラマCD1枚を作ったもんだから、ン、まあ丁寧できめ細かいことこの上ない
上質の仕上がりです。

だから、よくあるドラマCDの不満。
小説のこの文章のトコ全部カットかよーー!とか?
キャラのこのセリフが無かったー(=_=)っていうありがちなことが、全くなくて
あたしゃ、全編福山さんが丸々小説朗読してるのかと思ったモン。
とにかく、福山さんのモノローグとセリフが全編に渡って続く続く。
じゅんじゅんファンには涙ものです。

で、ストーリーですが。
前回の直哉編では、10年ぶりに再会した元同居人の基継(小西氏)と一緒に
暮らし始めた直哉(福山氏)の視点で進む、切なくてほろ苦いラブロマンスでした。

今回の基継編では、お互いの愛情を確かめ合ったのはいいんだけど、二人とも
この平凡な日常をこのまま過ごしてしまっていいのだろうか・・・という心許なさ
の中で暮らしています。
その、諸因を打ち破る、とあるきっかけが二人の前に起こるところから
ドラマがスタートします。

山岳写真家である基継に、八甲田を撮ってみないか、という話が舞い込むのです。
八甲田は、基継にとって長年の拘りの1点でした。
そこは山に魅せられた基継の父親が、命を落とした場所だったからです。

国内・海外の山は撮影しても、唯一八甲田だけは未だに足を踏み入れてない
ということは、誰が見ても容易に父親のコトがあるからだと想像がつきます。

今回基継は、あるひとつの決断をするため八甲田登山をします。
しかし、直哉には、山に魅せられ最期は山に墜ちていった基継の父親と同じ運命を
たどるのではないかと、不安で不安で仕方ありません。

直哉は最後まで基継に泣いてすがって、八甲田行きを止めさせようとします。
しかし、基継は『大丈夫だ』と行って八甲田へ行ってしまいます。
たった1週間後には帰ってくる。
それでも、置いて行かれた幼子のように不安におののく直哉。
その気持ちを察した基継の元恋人で出版社の副編集長:椎名(深見氏)は、直哉に
基継が今まで撮影した山岳写真を見せます。そのひとつひとつを見ていた直哉は
今、自分がすべきコトの確かさを感じ取るのです。

って、ここから直哉の気持ちが一進して、しっかりと踏み出そうとする直哉を
感じるのですがやっぱり、帰ってくるまでは不安・・・・っていう気持もあって
そのやるせなさが良かったです。

でもって、このドラマに出てくる基継役の小西さんも、芯の太さはしっかりしてそう
なんだけどやっぱり、どっか、地に足が付いていない不安さを感じさせる声で
芝居をするもんだから、八甲田に行く前に『大丈夫だ』っていう言葉も、不安を
募らせる『大丈夫』にしか聴こえないのよね。
小西さんの基継も、とっても良かったです。

このお話は基本的に、じくじくたる思いとは裏腹に、ひたすら淡々と特別な事件も
なくありきたりの日常だけが過ぎていくってトコロに大きな鍵があるのですね。

明日は見えない未来ではなく、この手の中にある確かな事象。
不安のない日常の繰り返し。
基継も直哉もそれぞれの場所で、お互いを深く愛し想いながらなおいっそう心を
繋がせる術をようやく覚えます。
そこまでの過程をゆっくりとせつせつと聴かせてくれました。

で!!!最後にーーーー>m</
この小説の204ページに、『だらだらと長引くクライマックスに・・・』
というミズミさんの一節があるのですがーーーーーーーー(* ̄m ̄)ノ彡
これを、しっかりその通りにものすごい長さで激しく愛し合ってるシーンがあって
わたしは強烈大満足でした!!必聴です。このシーンは。

そうそう。補足ですが。
鳥海さんも前回同様出てることは出てますが、特にさしたるコトはなく
ストーリーに絡むこともなく、まあ、様子見に立ち寄ったみたいな出方でした(笑)
まあ、鳥海さんの功績は、自分の役名に自分で名前を付けたら、それが通って
しまったってことでしょうか。




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