探偵青猫

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　●探偵青猫　　　　　　　　　　　　　　　　　　原作者：本仁　戻
　メーカー：マリン・エンタテインメント

要キャスト：櫻井孝宏・三木眞一郎・成田剣・朴王路美・麦人
　　　　　　　　　　　鈴木菜穂子・斉藤貴美子　
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　まず一言。ブラボー♪と賛美をあげたい逸品です。
ジャケット装丁から凝っていて、CDケース開けるたびに普段と反対なのでケース落とさないかと、あたふたします。。（笑）

原作。実はわたし３巻４巻からしか読んでません。
だので、今回ドラマ化された内容は一切知りません。
ですが、３巻４巻とはまったく違う明るくてお茶目な青猫男爵の雰囲気を楽しもうと買ってみました。

キャスト的には、最初・・・・え？？っと思ったのですが
たぶんこの原作を読んでる方なら、往々にしてそう思った方もいるのではないでしょうか？

果たして櫻井氏の青猫男爵・・・・まさに青々しいのではないか？
いっそ蜂王子刑事のほうがのびのびと演じてくれるのではないか？
と思ってたのですが、それは全くの杞憂でした。

わたしたちは、聴覚でのみ青猫男爵の風体と性格を味合わなくてはいけません。
演じている役者さんの声と演技が、わたしたちの想定していた世界と
一致したときに、賛美が与えられるわけなので
キャスティングする制作側は、既にこの段階で、聴く前のわたしたちの怪ぶみを
意図したうえでの配役なのかとも思いました。

そのくらい、配役には意見をあげたいところでいたのに
見事にイイ意味で裏切られたのです。

青猫男爵の奔放なお坊ちゃん然としていながら、頭の切れる所
人を食ったような態度、すべてを計算しつくしたうえで
推理と正しい結果をもたらす敏腕さ。
そんな青猫男爵を櫻井氏は、颯爽と演じてくれたわけです。

反対に、青猫男爵にいつも恋のオーラをちらつかされて辟易としている
若くて純粋な蜂王子刑事を演じた三木氏は
蜂王子の一途でピュアで世間知らずな甘チャンなところに
徹して演じてくれたので、最初の違和感も無くなりました。

ストーリーはなんと贅沢にも
■マリアの涙→→→→→某子爵より依頼を受けた探偵青猫と怪盗硝子蝙（ガラスコウモリ）との痛快対決物語。
■マノ・ア・マノ→→→蜂王子刑事の悲しき恋物語
■青の下着→→→→→→怪盗硝子蝙に予告状を突きつけられた蜂王子刑事。その盗むべきモノとは、なんと！ブルゥのパンツであった！
■アドニスの誘惑→→→妖しげな毒を持つ花。この毒素の効果はいかに？？
の４部構成。

それにしても、この物語に登場するすべての人物。
みな魅力的で個性的。
その毒のある人物を上手に演じてくれた役者さんに拍手です。

ところでこの時代設定、古き良き時代っぽいのですが
わたしは原作本でてっきり大正時代と思っていたのですが
違ってましたでしょうか。某有名宮●映画風に
時代不群なのでしょうか。まあ、それはそれでいいのかも。

あ！最後に一言です！唄の挿入良かったです！！

それでは、みなさん、ごきげんよう。