右手にメス、左手に花束シリーズ

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 ●右手にメス、左手に花束               原作者:椹野道流
  メーカー:サイバーフェイズ
☆右手にメス、左手に花束☆ 0019080021379

要キャスト:置鮎龍太郎・鈴村健一・長沢美樹・斎賀みつき 他
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 原作読んだときもそうでしたが、この小説自体登場する主要人物が少ないのですよ。だので、主人公の二人の過去から現在までの行動や心の流れ、そしてどんな事が有って、現在の二人が在るのかが逐一執拗なくらい書かれていて、それ故に読み応えがありました。

文庫本のほぼ半分以上のページを使って、二人の出会いから9年間の
出来事が綴られて、それでも二人はなにも進展がないまま友情という
言葉のみで繋がっていて、果たして文庫本残り半分以下で、どのように二人が
急接近して進展していくのか非常に興味がそそられてたところに
9年間の沈黙をついに破り、酔いに任せ、江南が永福の身体を力づくで
奪うという暴挙に出てしまうのです。

そこからが文庫本残り1/3で、どうやってハッピーエンドか
はたまたバッドエンドに持っていくのだ!?
と、ハラハラやらドキドキやらなにがどうなってるのやら
ああもうどうなっちゃうのぉお?江南も永福も!?という読者には
思いも寄らぬ急激な展開でジェットコースターのように深刻な事態へと展開し
エンディングへ向けて残り文庫本1/3のスペースで、一気に高加速していく顛末が非常に魅了させられました。本当に椹野さんって、読み応えを満喫させる腕のある小説家さんだなあと思いました。

は!!!しまった!!小説感想文じゃなくて、ココはドラマCD館でした!!

原作にあまりにものめり込んだ味のある作品だったので、つい小説のベタ誉めで埋め尽くしてしまいました~。

 さて、仕切直しです(笑)。
と、まあ、こんな風に原作がとても良かったので
ドラマCD化の話は勿論とっても嬉しかったっvのですが
正直心配な点も有りました。だって、原作では文庫本の半分以上も使って
大学入学式の日からその後9年間かけて友達として、二人が歩いてきた
道筋をゆっくり書いている部分をどうやってストーリー化するのか?
とか思うと、もしかしてダラダラとしたかったるい流れになってないか?
とか、あるいは時間制限で、はしょり過ぎて
(ドラマCDではありがちーーー(-_-;))
全然まとまりがないストーリーになってないか?とか
もう気になって気になって~~。

あんまりはしょり過ぎると、受けの主人公がなんで攻めに心が動かされていったか?っていう大事な気持ちの流れが抜けてたりするんですよ~。。

だので、このドラマCDは気持ちを引き締めてなおかつ期待度をあまり高めないで聴きました。(笑)ところが!!もう気持ちがいいほど上出来で
わたしの危惧をさっぱりと裏切ってくれたのです!嬉しかった~((^o^))

勿論、9年間のはしょり部分は大幅にあるのですが原作を読んでるわたしには
この出来ならその後発生してしまう大事件があっても
永福(鈴村氏)が江南(置鮎氏)のした事を
『怒ってもいるし恨みもするが、それ以上に許したい気持ちが強いんだ』と
言い切ってしまう理由の裏付けに繋がるのがリスナーにも
伝わるンじゃないかなあ~って思いましたっv

やっぱ、脚本の出来って大事ですよね~。
このドラマ仕立てはすごっく良かったです!!。
原作の持ってる雰囲気が充分伝わってきましたっv

さて、永福を演じた鈴村さんですが
全編を通して冷静で淡々としたモノローグが続くのです。
この語り口調がとっても良かったですっv

僕らの過去にはこんな事あったんだよ。って誰ともなく語りかけてるような
リアル感があって、作り話な筈なのに、もしかしてどこかであった
話っぽい妙なノンフィクション的風に仕上がってましたっv

そして、なによりも永福って、実はけっこう人の気持ちに鈍感な所があって
9年間も友達づきあいのある江南の静かなるラブラブオーラに
まったく気づかず、無神経な程、江南を煽ってしまうような言動や行動を
取ったりしてる永福の雰囲気に、鈴村さんの声がぴったりっvなんですよ~。

そして、置鮎さんの江南もまた良かったです~っv。
置鮎さんが関西弁の役をするときは、けっこうおちゃらけた人物だったり
するので、そうゆうイメージがついてしまってて、最初配役知ったとき
『ぇ?どーなるんだろう』って思ったンですが
置鮎さんの低音で関西弁の江南、すっごく良かったです。
胸の奥に熱くてドロドロした感情を持て余して9年間も耐えてる江南を好演してましたよーー!!

この原作では重要な女性キャラが2人登場するんですが
けっこう好きなのですよ。江南の元彼女もさっぱり竹を割ったような性格と
永福の職場の先輩も、二人の行く末を見守ってるような大人な雰囲気があって
ドラマではこのイメージがぶっ壊されたらどうしよーーと気を揉んでましたが
長沢さんと斎賀さんという実力派声優さんが原作の女性キャラを再現してくれて、うれしさ倍増でございましたっv

本当に楽しめる良い作品でしたっv。
そして原作も是非是非お読み下されば、もっともっと楽しめると思います!!

次作のドラマCDもこのレベルの出来を期待してますゾ★★



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪




 ●君の体温、僕の心音 ~右手にメス、左手に花束2~  原作者:椹野道流
  メーカー:サイバーフェイズ
☆君の体温、僕の心音 ~右手にメス、左手に花束2~☆

要キャスト:置鮎龍太郎・鈴村健一・檜山修之・斎賀みつき 他
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 前回はシリアスものでリスナーのハートをグッと掴み感動させたかと思うと
今回はうって変わってドタバタラブコメディです。ぇ?ラブコメ違うの?f^^;

9年間という長い交友関係を江南(置鮎氏)の暴挙によって破壊された二人の仲が
いろんな問題を抱えながら、相手の存在が自分にとってどれほど大切であるかを
ゆっくりと確認していく永福(鈴村氏)視点のストーリーだったので、本当に
素晴らしい物語でした(*^_^*)あ。これは1枚目の話ね。

ところが、この2人幸せすぎて頭がオバかになってました。
9年間の辛抱愛を実らせるとこうゆう風になるという良い例でしょうか?
ヾ(@゚▽゚@)ノあはあは

愛を実らせた2人は、仕事上でのすれ違いも多いので、それならばと早速同居に
踏み切るのですが、愛を語るだけでは同居は上手くいかないというとっても有意義な良いお話でした(爆)

江南に掛かってきた女からの留守電からもしかして浮気?という疑心暗鬼に囚われ
る永福の可哀相なストーリーへと進展します。

江南も元々言葉の足りない無愛想な性格なので、永福の不安に全く気づかず
そうこうしてるうちに江南の昇進をねたむ同期の大西(檜山氏)の策略に、永福は
まんまとハマリ、江南の浮気現場を見に行こう!と連れ出されちゃって、それが元
で2人はみっともない痴話ゲンカしたり、更に、大西には良くない噂があると聞い
ていながら、永福は食事に出かけて大西に襲われたりと、めまぐるしい展開でリスナーを呆れさせます(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

江南は江南で自分のアメリカ留学に付いてきて欲しい!と永福に頼み込み。
なんやかんや大げんかしたりしながらも、やっぱり愛の絆が強かったらしく永福は
江南のアメリカ留学に付いていくことになります。かなりラブラブv~です。

で、ラストはアメリカで暮らし始めたシーンが入り、某教会で同性同士でも結婚式
を挙げて貰えるという情報を聞きつけた江南が、アパートに息咳切って駆け込んで
永福に報告するのです。ここから甘甘モード炸裂ですo((*^▽^*))o ゲラゲラゲラ

で、2人はアメリカの教会で結婚式を挙げる事にしたのです。おしまい♪


1枚目がBLシリアスドラマで、2枚目はコレってドリーム小説??ってカンジでした(爆)

永福が江南の浮気疑惑にわけわか状態になって、大西の策略に引っかかっていくサマは、気の毒で滑稽ですらあります。

さらに2人の問題に天使の仲介をするのが美卯姉さん(斎賀氏)なんですが
永福はなんでもかんでも美卯姉さんに相談するらしく、仲直りする時には必ず江南
に美卯さんがこう言ったからと報告します。江南もソレを聞いて、美卯さん美卯さんってお前は美卯さんの息子か!?とよく怒らないな~と思いました。

なんか、今回の永福ははっきり言ってオ●マキャラっぽいです(笑)

でもストーリーは難しい話とか全くなくて、要点がはっきりしていてすっきりと
よく判りました。愛と憎悪と欲望の昼メロテイストですね(*^_^*)

でも、わたしはこの2枚目のテンションの高いリアル感がなかなか面白く大好き
です。両想いになって、一気にラブラブモードが高レベルになったがゆえ破壊度も
激しいというよくあるカップルパターンな展開が、妙にウソくさいリアル感をもたらしてけっこう好きです(笑)

たとえ9年間という時間を掛けても、両想いになってえっちもそれなりに何回も
してしまえば江南のドラマスタート部分の気遣いの無さとかどうしたって出てくるしさ。

反対に、あんなに好きだの惚れたの言っておいて、今のフォローの無さは一体なん
なんだ?って腹が立ってくる永福の気持ちも判るし、唯一自分の恋愛事情を 理解し
てくれてる美卯さんになんでも相談しちゃうっていう弱気さも納得出来るし
ちょっとした原因で激しい痴話ゲンカしちゃうってのもさーーー。
ほんっと、ベタでドロドロなトコとか、フツーによくあるリアルなカップル話ですよ・・・・(笑)

そこが痛くてせつないですわ・・・・なんともねーーーー(/_;)o
だけど、やっぱり作り話だなーって思うのは、絶対2人が別れないところです。
やっぱりBLファンとしては、ラストはいつでもハッピーエンドっていうのが一番
イイです。だので、江南と永福にはストーリーとしては、これからもリアルテイストでもいいから、ラストはハッピーで居て欲しいって強く思いました。




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