ふるさとの四季(俳句)


流す汗それだけの幸運動会
初春や靄立て動く柿田川
走る吾に流れ行く景秋あかね
水温み川原に子等の声響く
旅人の行く手を示す秋桜
さまざまなこと思い出す桜かな
何処より金木犀の匂ふ朝
再会の友の笑顔や花万朶
帰るさに手招きするや花薄
ジョギングの風の美さよ浅黄空
むらさきに雲澄み渡る秋の朝
水田中ふるさと映し風渡る
満天に響くや虫のシンフォニー
大海の如く植田の広ごれり
なつかしき人の姿や曼珠沙華
背の子の寝息しづかや青田風
落ち鮎を追ふ鴨の群れ柿田川
母植え初生りの瓜吾子かじる
さまざまに山装ひて秋日和
若鮎の腹くねらせる柿田川
夕暮れて匂い湧き立つ刈田かな
あかね雲愛でる親子や梅雨晴れり
白き息吐き校庭の落ち葉踏む
暁や山を動かす蝉の声
置く霜に木漏れ日光る朝かな
夏山を抱きてしずかブナの森
風花の舞ひ吾子踊る帰り道
爽涼のいにしへ偲ぶ杉木立
包む手の冷たき吾子や時雨空
きしきしと足音楽し雪の朝


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