生涯学習


 私は、小学校教育を生涯教育の一環としてとらえ、実践してきました。また、子と共に学び成長し、自身が社会人として学び続けることを、信条にしてきました。そして、教育を通して社会をよくできると信じてきました。ですから、生涯学習社会に理想を見るとともに、体系的に学ぶ必要性を感じました。また、そのことでこれまでの教育実践に、理論的裏付けができると思いました。そんな時、新聞の広告に生涯学習指導者養成講座を見つけ、申し込みました。
 テキストは、分かりやすく、親・地域住民・教師として大変参考になり、頷きながら読むことができました。さまざまな実践例は、指針に富み、未来への展望が明るくなりました。そして最終単元で、私の求めていたことを全て学ぶことができました。
〇「善くなろう」とする意志による学習
 私は大学卒業後、一年間企業に勤務した後、玉川大学の通信教育で教員免許を取得しました。その際村井実の「教育学入門」を学んだ教育観が、現在の教育活動を支えています。これを、生涯教育に敷えんすることができました。
〇ラングランの「生涯教育論」
私は、「学校も教師も、子のためにある。」と、言い続けてきました。ラングランの「制度を人間に合わせるシステム」は、私の考えを深めてくれました。
〇ジェサップの生涯学習論
私は中学生の時、体育・音楽・美術が嫌いでした。しかし現在、仲間を集めて駅伝に出場し、男声合唱団に所属し、趣味で絵を描いています。この経験をふまえ、学習する意欲を育てることを、教科指導の中心に置いています。ジェサップに、このことを保証してもらいました。
〇ハッチンスの「学習社会論」及び
「フォール報告」の生涯教育論
大学浪人中、知識の詰め込みに嫌気がさした私は、読書やスポーツジム・映画・美術館通いをし、そこから多くを学びました。この経験で、「何ができるか」よりも、「何をしたいか」に価値があることを知りました。また、マスローの「完全なる人間」を読んで以来、私の生きる目的は、人間として向上し続けることに集約されました。ハッチンスの「人間であり続けるための方法は、学習を続けることである」、フォールの「生涯学習の目的は、完全な人間になるという目的のために学び続ける態度や意欲を身につけるということである」「在る様式のための学習」という考えに、勇気づけられました。
「ローマクラブ」の生涯学習論
 幕末、ほとんどの武士が自藩や幕府の論理に縛られていた時、坂本竜馬だけが日本国のために活動したという話が好きです。私は、時代に抗い、科学技術にできるだけ依存しない行き方を模索しています。
 ローマクラブの「人類が存続するためには、先見型・参加型の学習によって、ヒューマン・ギャップがもたらす問題に対処する必要がある。」という訴えは、心に響きました。

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