本当に待ちくたびれましたよ

本当に待ちくたびれましたよ







   K



終末の大通りをカップルが歩く

ご自慢の彼女と平行に威風堂々と

その姿からヤツらは 忌み嫌われていた(オレに)

草に溶けるその体めがけて 愚痴を投げていた

孤独には慣れていた むしろ望んでいた

恋人を思いやることなんて わずらわしくて

そんなおれに触れかける 若い「男」の腕

「こんにちは むなしすぎる ラファエルさん 僕らよく似てる」

触れた腕払って 必死で頭突きして

孤独という名の逃げ道を

走った    走った

生まれて初めての

同類が 仲間が まだ信じられなくて

どれだけ逃げたって変わり者はついてきた

それからオレは仲間と二度目の道を歩く

変わり者はオレに名前をやった

孤独騎士 「ロンリーナイト」

オレの学生生活 ほとんど黒ずくめ

仲間も初めての同類と 作戦を練ったがある日

おかしい 妄想に イカれる名付け親

最期の言葉を書くと彼はこういった


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