小さな不動産会社のBOSS日記

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心軽やかな人



心が軽いとは、足るを知り、物質的なものに、著しく囚われずして執着性を持たない。
花を愛し自然に共生し、無形の中に存する真の価値を解り、決して自己利に終始せず、他者を思いやる心を持つ。

此の世に生きるとは、薄いプラスチックの下敷き上に立つ様なものでしょう。
下敷きの裏には、強力な磁石を手に持ち構えた下界が存在する。

下敷上の世人は、際限のない拡張欲、自己利と執着心を積み重ね続けます。
しかし、欲望のまま、その身と心を、己の思うままに動かせているかに見えて、
実のところ、魑魅魍魎、下界の磁石によって自在に操られているとも言えなくはない。

足るを知らない魂は、下界と相通じる磁性体となって、表裏一体の人間として、下界すれすれの世に、蠢き続けることになるのです。

しかし、清らかに心軽ければ、決して欲望に囚われず、これらに通じることも、魂を奪われることもありません。

表裏一体の地上にあっても、肉体という衣を被った魂は、裏通じる磁性体となることなく、良心の導くまま、実の我として、変化移動することができるのです。
類は友を呼ぶの例え通り、人生上の異なる立位置において、屈折した自由自在と、軽やかな自由自在があるのです。

身軽ければ、肉体は地上に足を付けながらも、その心はいつしか下界を離れ、多少とも天に近くなるというもの。

子供であれ老人であれ、その人が持つ良質の魂の身軽さに、心惹かれます。

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