2006年09月29日
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薔薇の灰は雪に

 「ガイユの書」シリーズは、主人公の記憶のない「灰かぶり」の少女ポーシアが同じく「灰かぶり」のルーとともにさすらいの旅にでるというストーリーです。魔術主が操る「薔薇の灰」の秘法により「灰かぶり」となった者は、不死の怪物となり魔術主とともに人々に嫌われ恐れられています。「灰かぶり」のポーシアは、記憶がないというだけで不安なのですが「灰かぶり」であることを人々に知られて酷く迫害されることになります。さらに普通の「灰かぶり」は不死といっても自分を「灰かぶり」にした魔術主が死ねば灰となり滅ぶことができますが、ポーシアを「灰かぶり」にした魔術主ガイユはすでに死んでいてポーシアは死ぬことができず迫害され続ける恐怖に怯えることになるのです。ポーシアは自分の記憶や普通の人間に戻る方法を求めてアーシアに復讐を誓う「灰かぶり」のルーとともに旅立ちます。一方、婚約者ナーシアを探している王太子マイはナーシアそっくりなポーシアやアーシアに出会うことになり、その謎を追いかけることになります。
 「ガイユの書」シリーズ完結編です。アル・ザラーやガイユの驚愕の真実が明かされ、ポーシアやルー、マイ、アーシアの運命に決着がつきます。アル・ザラーの残した完全なる「薔薇の灰」の秘法をめぐってポーシアとルーは不死の「灰かぶり」から普通に死ぬことができる存在になる希望を見出し、アーシアはさらなる陰謀を企むことになっていきます。また、ポーシアはルーとマイのどちらとともに生きるか選択を迫られることにもなります。アーシアの邪悪な陰謀が進むとともにポーシアは人間に戻れるのか?ルーの復讐は?マイはどうするのか?最後まで何がおこるのか読めない展開が大変面白かったです。
 ジャンルは伝奇ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです<終>
薔薇の灰に祈りを 薔薇の灰に恋(こ)がれ 薔薇の灰は闇に
ガイユの書シリーズ





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最終更新日  2006年09月29日 16時10分09秒
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