紫燕飛舞

June 19, 2009
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カテゴリ: 五十歳のパリ







今回の旅の最大の目的が、憧れのこの場所で
とにかく何か観てくる!という事でした。
旅の日程が決まって、まず最初にしたのがチケットの予約です。

オペラとバレエがシーズン中交互にかかっていて、私の日程だと、
ローラン・プティ振り付けのバレエ「プルースト 失われた時を求めて」
を観ることが、可能でした。

二ヶ月前で、ほしい席はもうネットでは僅かしか残っていず、あわてました。

半信半疑でしたが、決済からちょうど三週間後、フランスからチケットが
ちゃんと送られてきました!



階段

(劇場内、照明がとても暗く、見づらい写真ばかりでごめんなさい。)





長大作「失われた時~」はもちろん読んでません。
マドレーヌを紅茶につけるくだりと
ソドムとゴモラの意味(^^;)くらいしか知りません。

たまたま今、NHKラジオでプルーストを特集していて、
そのテキストを買って読んでいき、
誰が誰をやっているのかくらいはわかりました。

バレエは門外漢ですが、さすがオペラ座のエトワールたち、
圧倒的に素晴らしいバレエでしたよ。

オケも本当に良かったです。
最初と最後はワーグナー、ほかにサンサーンスなど名曲が使われていました。              
前半の、男女のペアの踊りが、フランクのバイオリンソナタ。
後半、男と男の(プルーストですからね)踊りが、フォーレのエレジー。
好きな曲が使われて、感動しました。

特に男性間の愛のダンスの後は、劇場内、
大歓声と拍手で異様な盛り上がりで~~(!)
パリの懐の深さのようなものを感じました。











回廊

ベルサイユの鏡の間のような回廊
ナポレオン三世の命で、建築家ガルニエの設計で、1875年完成。
豪華絢爛な造りは、第二帝政の最高傑作とされています。



ここはフランス人にとってもハレの場所のようで、
ゴージャスな、ツーリストではなかなかお目にかかれないような
人たちも拝見できます。(@@)

日本の方も多数いらっしゃいました。
盛装、と言うほどでもないけれど、それぞれおしゃれを楽しんで来ておられる感じ。
みなさん余裕で、休憩中も
ワインで仲間うちで乾杯したり談笑なさっていたりで、
すごいーーーっ、と思いました。
カメラ片手にウロウロの我々とは大違いで。。。



私は、無い頭で考え抜いて、結局黒のタイトなワンピースに白のジャケット、
一張羅のクロコのバッグで行きましたが、後で写真を見ると、
ただのPTAの卒業式ルック(>.<)オペラ座の林真理子(彼女に失礼か)残念。
思うに、こういう場所で日本人は着物が一番映えるような気もします。
ご自分でお召しになれる方は、ぜひ。。。








席

ここが私たちの席。
手前にコート掛けと鏡のスペースがあります。
気分はほんと、19世紀の貴族ですが、
値段は60ユーロ。
131円の時決済したので、7860円ですね。
(ちなみに送料も特に払ってません。)
上から二番目のクラスです。
一番高い席でも83ユーロだったと思います。
この値段で、日本で良い席でバレエが見れますか?
いかに、日本のチケットが法外に高額かわかりますね。。







2009-06-20 02:08:57



席からの眺めです。
右奥がステージで、この席からだと右端は乗り出さないと見えません。
たまたま、この演目の最終日にあたり、
天井桟敷まで満員になりました。
やはり、旅行を取りやめ、
この場所を空席にするという選択肢は無かった
としみじみ思いました。






天井


天井は有名なシャガールです。








アンコール


上演中は撮影禁止ですが、アンコールになるとみなさんカメラを取り出し、
私も大あわてで。
最後のほうで舞台上にかかった大きな鏡は、失われた時間という概念が
非常に生きてくる演出で、涙が出ました。
















なんだか、「冥土の土産」そのものな夜だったと思います。(笑)
一世一代の贅沢をしてきました。

パリはどこが良かったと聞かれると、オペラ座~って答えてはいますが、
正直なところ、あまりにも現実から乖離しすぎて
リアルに思い出さなかったりもします。
脳が、地味な今に適応するために、勝手に記憶を削除してるのでは、
と不安になったりします。(笑)


私のようなものでも、何とか行ってこれました☆
パリ行きの際は、ぜひ挑戦を。












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最終更新日  June 20, 2009 11:17:41 AM
コメント(14) | コメントを書く
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Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
慎之介64  さん
えっと、よくわかりませんが、ここが「怪人」が住んでるところですか?

「オペラ座の林真理子」って・・・ (笑
(June 20, 2009 09:33:01 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
慎之介64さん
>えっと、よくわかりませんが、ここが「怪人」が住んでるところですか?

はい、まさに!今も、怪人用の椅子が一箇所空席にしてあるんだとか。
たぶん今日の日記が、楽天に書ける私の最高の自慢話です。(笑)おつきあいいただきました。

>「オペラ座の林真理子」って・・・ (笑

林真理子もどき?でも、マダムこちらへとオペラ座でも案内されました。
もはや今後、二度と誰も私をマダムとは呼びますまいが。(笑) (June 20, 2009 10:33:02 PM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
うん☆
これは感動のおすそ分けをいただきました。
その場所に居たものでなければ見ることのできない、貴重な画像だと思います。
多分私なんぞ、一生見ることができないでしょう。

いやはや迫力の建物、そして私のような無知な人間からすると、不思議な大きな大きな鏡の演出。

そしてレオニダスさんの博学ぶりにも脱帽です。
(June 20, 2009 10:49:04 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
ちぇるしー*さん
>うん☆
>これは感動のおすそ分けをいただきました。
>その場所に居たものでなければ見ることのできない、貴重な画像だと思います。
>多分私なんぞ、一生見ることができないでしょう。

すみません。今回はホント、思いっきり自慢話☆です。私も、まさか自分が実際観てこれたなど、今でも信じられない気分です。
今は、ド現実に戻ったシンデレラ気分?迎えの馬車など永遠に来ないという(笑)

>いやはや迫力の建物、そして私のような無知な人間からすると、不思議な大きな大きな鏡の演出。

>そしてレオニダスさんの博学ぶりにも脱帽です。

ネットで拝見すると、バレエファンの方々が頻繁に「パリオペ行き」をなさってますよ。そんな時代なんですね。。。
私は、なんか今、観るべき物は観つ、、の心境で。
何事にもやる気がおきません。(笑)
ご出発はいつですか?忙しくなられますね♪
(June 20, 2009 11:54:50 PM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
ともも1115  さん
うわ~、さすがオペラ座! 趣のあるお席でご覧になったのですね。
わたしは8月にしか行ったことがないので観たことがないのです。
やはりシーズンに行くべきですね!
それにしても向こうの方は背も高くてドレスが映えますよね。ある音楽祭で巨人に囲まれた気分になったことを思い出しました。 (June 21, 2009 06:24:11 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
ともも1115さん
>うわ~、さすがオペラ座! 趣のあるお席でご覧になったのですね。

はい、この席は代理店でなく直接申し込むほうがいいと聞き、ネットで挑戦しました。座ってきました!オペラ座には悪かったですけど。(笑)

>わたしは8月にしか行ったことがないので観たことがないのです。
>やはりシーズンに行くべきですね!

私も、万が一もう一度パリに行けるなら、まずプログラムをチェックすると思います。(笑)
ぜひ~!
ルグリという有名なダンサーも見ることができて、本拠地はやはり凄いですね。

>それにしても向こうの方は背も高くてドレスが映えますよね。ある音楽祭で巨人に囲まれた気分になったことを思い出しました。

体の規格サイズが違いますよね。(笑)ドレスだと、よけい差が際立つような。。
でも、とももさんならあの雰囲気に決してひけをとらないと思います!
(June 21, 2009 10:58:43 PM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
京野なすけ  さん
すごい~
なんだか私も亡霊にでもなってレオニダスさんとご一緒してきたみたいな気持ちになります。
シャンデリアの輝きがすごいな~

あのお席の後ろの席からはどのくらい見えるのですか?
前の席に人が座ったら。

オペラ座の林真理子・・笑わせてもらいました^^;
どんなときも ユーモアを忘れないレオニダスさん
なんてね。


(June 22, 2009 08:58:14 AM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
toolbox2007  さん
レオ姐さんの興奮がグイグイ、伝わってくる素敵な日記をありがとう♪!
やはり音楽や文学その他諸々知識があるレオニダスさんだからその日あの場所を楽しまれたんだろうな…って。観る目があるレオニダスさんが羨ましい。
ヨーロッパの厚みみたいなものってこういう場に行くとヒシっと感じる気がするよ…
それにアートもある意味生活の一部といいますか。
チケット代、色んな事情あれど日本の高さは気軽にヒョイと行けるような値段じゃないよな、と思ったりするもん。オペラとか高いよねぇ??
ヨーロッパの照明って好き。ようやく慣れてから日本に戻ると蛍光灯に照らされまくって、ギャップあるんだよね(笑)
適度に落ち着いた闇があったほうが文化や愛が育つんじゃないか~と思ったりしてさ^_^ (June 22, 2009 12:27:32 PM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
また見たくなって再びお邪魔です~。

そしてオトナシク帰ろうと思ったのですが、挑戦記というタイトルに今頃ですが笑わせてもらいました。
何気に為替の動向にも気を配りつつ~の日々だったのですね。

オペラにしてもバレエにしても、私のような貧乏な田舎モンにはとてもとても近寄れない世界。

本場の空気を吸い、全身芸術に染まった瞬間は本当ならばとても言葉では表現できないのでしょうね。
レオニダスさんの感動の涙が想像できます。
挑戦した甲斐がありましたね。
その情熱、羨ましーな~。。。(*´ー`)

(June 22, 2009 03:47:08 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
京野なすけさん
>すごい~
>なんだか私も亡霊にでもなってレオニダスさんとご一緒してきたみたいな気持ちになります。
>シャンデリアの輝きがすごいな~

ほんと眩しい世界を経験し、帰って一週間くらい、現実に適応障害起こしてましたが(笑)もう、大丈夫です~♪

>あのお席の後ろの席からはどのくらい見えるのですか?
>前の席に人が座ったら。

バレエが始まったら、後ろは立ち上がって観ておられる方が多かったです。同じ部屋でも、後ろは値段が違うのよ。私は、パンフが前に置いてある席。
オケの前の席が一番高い値段で観やすいんですが、あえてここに座ってみたかったの。(笑)

>オペラ座の林真理子・・笑わせてもらいました^^;
>どんなときも ユーモアを忘れないレオニダスさん
>なんてね。

一生懸命がんばったつもりでも、写真をみると、ただの保護者席でした。(笑)
(June 22, 2009 04:25:57 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
toolbox2007さん
>レオ姐さんの興奮がグイグイ、伝わってくる素敵な日記をありがとう♪!
>やはり音楽や文学その他諸々知識があるレオニダスさんだからその日あの場所を楽しまれたんだろうな…って。観る目があるレオニダスさんが羨ましい。

熱くうざく語っております。m(__)m
観る目など特にバレエはまったく無く、難解なモダンバレエだったらきついなー、なんて当日まで不安でした。杞憂でしたが。

>ヨーロッパの厚みみたいなものってこういう場に行くとヒシっと感じる気がするよ…
>それにアートもある意味生活の一部といいますか。
>チケット代、色んな事情あれど日本の高さは気軽にヒョイと行けるような値段じゃないよな、と思ったりするもん。オペラとか高いよねぇ??

オペラは特に、S席など最近五万超えてるもんね。
やはり、芸術が根付くのって、オペラ座くらいの料金体系が本当のところじゃないかと。。
ステージと会場の盛り上がりが一体になるような劇場の独特の構造といい、休憩中のロビーあたりのなんともいえない雰囲気といい、ヨーロッパ文化の水準の違い、身にしみて感じました!

>ヨーロッパの照明って好き。ようやく慣れてから日本に戻ると蛍光灯に照らされまくって、ギャップあるんだよね(笑)
>適度に落ち着いた闇があったほうが文化や愛が育つんじゃないか~と思ったりしてさ^_^

そう、シャンデリアが煌々としてるわりに、隅々は暗くて、ほんと怪人がどこかにまぎれてても不思議無いような気がしたよ。(笑)幻想的というか、実にロマンティックというか。。
たった一回行った位で、わかったようなこと書けないよね。(笑)あーー、もう一度行きたい~~☆


(June 22, 2009 05:06:17 PM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
ちぇるしー*さん
>また見たくなって再びお邪魔です~。

>そしてオトナシク帰ろうと思ったのですが、挑戦記というタイトルに今頃ですが笑わせてもらいました。
>何気に為替の動向にも気を配りつつ~の日々だったのですね。

ユーロも、インフル騒ぎで諦めるかって頃は安く、旅行が近づくと高くなり、ほんとツキがなかったです。
今回めいっぱい観光し、買い物がほとんどできず、だいぶ残してきたのを、いい時円に替えたい、と思うとホラホラ、今安くなってます。(笑)


>オペラにしてもバレエにしても、私のような貧乏な田舎モンにはとてもとても近寄れない世界。

>本場の空気を吸い、全身芸術に染まった瞬間は本当ならばとても言葉では表現できないのでしょうね。
>レオニダスさんの感動の涙が想像できます。
>挑戦した甲斐がありましたね。
>その情熱、羨ましーな~。。。(*´ー`)

私こそ、貧乏も田舎モンも負けてませんが、まさに身の程をわきまえぬ挑戦、をしてきましたよ。
今回、五十才のお祝いって夫からもらったのは、旅行する許可だけで(笑)全部、パート貯金で行ってきましたよ。(自慢 笑)夫は、いくらでも持っていけって言ってくれる人ですが、老人四人、年頃の娘ふたりかかえて、一銭もうちのお金は使えなかった。(笑)

まあ、あのオペラ座の夜がある、と思ってこれからがんばります。この家が、これから私のパリです。(やけくそかい。。)
(June 22, 2009 05:19:53 PM)

Re:パリオペ挑戦記(06/19)  
京野なすけ  さん
レオニダスさん

↑のコメント・・「これから ここがパリ♪」
そうそう♪^^
思い出だけでお茶が何杯でも飲める、な~んて素晴らしい。まさにプルーストの世界(笑)
私が パソコンのこちらからパリの歌を歌って差し上げますわ、春野寿美礼ばりに(あはは)

プルーストといってもマドレーヌを浸すしか知らない
なすけより。 (June 23, 2009 09:22:16 AM)

Re[1]:パリオペ挑戦記(06/19)  
京野なすけさん
>レオニダスさん

>↑のコメント・・「これから ここがパリ♪」
>そうそう♪^^
>思い出だけでお茶が何杯でも飲める、な~んて素晴らしい。まさにプルーストの世界(笑)
>私が パソコンのこちらからパリの歌を歌って差し上げますわ、春野寿美礼ばりに(あはは)

>プルーストといってもマドレーヌを浸すしか知らない
>なすけより。

読まれてましたか。お恥ずかしい。(笑)
そう、はからずも私とオペラ座とプルーストって、そういう関係です。(笑)
ほんとは、一週間後、ムーティー指揮のオペラを観る予定だったのが、同行者の都合で日程が早まってしまいバレエに変えた、って事情があったんだけどね。
プルーストとは縁があったのかも。(笑)
台所にもトイレにも、パリ写真☆半年は、気分を持たせなきゃ!(笑)
(June 23, 2009 01:05:18 PM)

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