最初で最後の投げKISS



「信じてる」なんて意味  知らないまま  「信じてる」と言っていた あの頃。。。。。

それが恋だと思ってた。。。。。。。

明日には 終わるんじゃないかと 怯えながら

僕は 毎日 ありったけの気持ちをぶつけてたよね。

でも、あのコは優しい穏やかな瞳で  いつも僕を見つめていた。

そんなあのコに 少し物足りなくて  でもあのコが愛しくて

力一杯抱きしめたよ。。。。。





  僕の想いは恋   あのコの想いは愛

  真実(ほんとう)に愛してくれたよね?  僕にはそれが重荷だった。

  あたたかかったよ   可哀想なあのコ。

  あたたか過ぎたよ   可哀想なあのコ。



いつも微笑みを振りまいていたね   のぞき込んだあのコの瞳に

僕だけが映っていた。。。。。

吐き捨てた僕の言葉に   あのコの顔から笑顔が消えた日。

見開いた大きな瞳は  まっすぐに僕を捕らえて   ひとすじの雫が

頬をつたった。。。。。

秋の中に消えていくあのコの頭上(うえ)に  僕は透きとおる青空を見た

よ。。。。。

吸い込まれそうなほど  どこまでも広くて  鮮やかな青い空 

流れていく真っ白い雲。。。。。

それはあのコの瞳のようで、  胸が痛いくらいキレイだったよ。

目頭が熱くなって 上を向いて立ってた僕は   ぼやけた青空をずっと

見てた。。。。。

捧げよう・・・僕からあのコに贈る・・・・・  

           最初で最後の投げKISSを・・・・・・・・






  誰よりも信じてくれたよね?   僕にはそれが怖かった。

  あたたかかったよ   可哀想なあのコ。

  あたたか過ぎたよ   可哀想なあのコ。





真実(ほんとう)に愛してくれたよね?  いつも信じてくれたよね?


今ならそれがわかるのに・・・・・・・・!!





  あたたかかったよ   可哀想なあのコ。。。。。


  あたたか過ぎたよ   大好きだったあのコ。。。。。







1993・11月






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