15歳、高校一年の春同級生に恋をした。
始まりは隣の席の彼の笑顔。友達作りの苦手な麗に凄く自然に話しかけてきた彼。
初めて人を好きになり、恋の仕方も知らないから、
麗の行動はとてもストレートだったと思う。
彼の居る部活のマネージャーになった。ずっと一緒にいたかったから・・
そしてある日麗から告白・・
『そういう気持ちはない』と見事粉砕されたけれど諦められず思い続けた3年間・・
大学は勿論違う。彼は医学の道へ・・麗は何の目的もなく他県の女子大学に・・
それでも彼を忘れられず、手紙を書く・・
ある日返事が来た。『今度実家に戻った時に会おう・・』
そして会ったその日に彼の気持ちを聞く・・
麗の気持ちを聞いた高一の時、ホントはとても気になる存在だったと・・
自分に自信が無く、断ってしまったけれど、その後は気まずくて
あまりいい対応が出来なかった事・・
大学生になり離れてもまだ自分を想ってくれていると知り、
嬉しくて返事を出したこと・・
そぅして、中距離恋愛が始まった・・
電話や手紙で愛情のやりとりをし、麗が帰省すると会って
デートしながらいつの間にか二年が過ぎた・・
その頃彼は勉強の為はるか北の果ての地に行くことになる。
遠距離恋愛の始まり・・
すぐには会えないもどかしさ・・電話も滞るほどの彼の勉強に対する熱心さ・・
麗はただただ寂しかった・・待ってることに疲れていた・・
想い始めて5年、付き合い始めて三年目の冬・・彼からの電話・・
一度帰るから、クリスマスイブは一緒に過ごそう・・
何故彼が急に帰ると言ったのか。それは麗の心を決めさせるためでした。
イブの待ち合わせ・・来るか来ないか 麗が決めなさい・・と。
『来れば今までどおり、遠距離恋愛・・来なければそれで終わりにしよう・・
でも来てくれるよね・・』
麗は行かなかった・・離れている寂しさに本当に疲れていたから・・
翌日電話がかかる。
『来ないんじゃないかと・・何となく予感してたよ
寂しい思いばかりさせてごめん』・・
そうして8年の想いは幕を閉じた・・
クリスマスイブ(山下達郎)を聞く時期になると思い出す。
後悔はしていない・・けれどまだ心が少し痛む・・
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初恋うた
初恋の 思い出語ればきりが無く
我が青春は彼一色
寂しさに 耐え切れずまた疲れ果て
自ら告げた さよならのイブ
忘れます 忘れなければ・・忘られず
想い出の場所 独りで歩く
イブ近く 思い出すのは楽しい日
辛い日々など無かったかのように
もう過去の 奇麗な記憶に戻します
二度と会うこと 無いと思えば・・
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想いを断ち切ったときに終わったはずの恋
思い出にはなりきれず、失くすことも出来ず
忘れるにはあまりにも幼い心に足跡が残る
時折ふと空を見る・・ぼんやりしてると蘇る
そんなときは迷わず風と遊んでみる
昔に帰りわたしは少女になる・・
奇麗な想い出ばかりじゃない。涙も何度流したか
けれど思い出すのは楽しいことばかり・・
わたしのゼロは15の春。初恋・恋あそび
こんなことでホッとするなら浸ればいい
愛を知らない 青春の一ページ・・
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【2004年6月15日の裏日記】
十代半ばのくせに何処か冷めてる・・
けど、普段の彼は凄く無邪気で子供だった。
そんなところに惹かれながら、初恋は始まった。
そんな彼が、たった数ヶ月でわたしの本質を見抜いていたのか
わたしの気持ちに答えられないと言った。
今の自分に麗の気持ちは受けきれないと・・
そんな気持ちに気づかず、けれど諦めきれず想い続けて3年。
もう一度だけ・・の賭けで想いを告げてみた。
『自信が無かった。重すぎると思ったけど、今なら・・』
・・と、麗の気持ちを受け入れてくれた。
三年目にして彼氏ゲット。
18から始まった交際は、そこからが初恋。
中学生でもしないような幼い付き合いが二年。
手を繋いで歩く。腕を組んで歩く。
口付けをする・・ぎゅっと抱きしめる。
それ以上は無い。
色んな想いを抱えながらも麗は・・
その後にやってきた遠距離というハンデに耐えられなかった。
待つことも愛情だとは、思えなかったその頃。
芽生えから随分過ぎていた。
セクシャルな関係は無く、終わりを迎えたその頃、
新たな出会いがあった。
初恋引きずりながらももしかしてこれがホントの恋?
・・などと、コレがバカの始まりだった。
初Hはその人と・・←世間知らずのバカ
けれどそんなのは本物のはずも無くあっけなく終息。
さてどうなるのか麗のその後・・
『追う恋より、追われる恋をせよ』・・と、
学生時代の恩師に言われた。
その言葉どおり追われる恋に委ねて結婚。
愛情は、いずれ生まれるのだろうと、少し投げやりもあった。
そんな二人が上手く行くはずも無く・・今に至る。
その今に至るまでの経過は・・
不信・恐怖・絶望・拒食・不眠・・
全て捨ててしまえれば・・
けれど麗には捨てられないもの、守りたい者が居る。
わたししか守れない・・わたしの娘。
この子のために暴走はせずに済んでいる。
もし存在しなければ・・今の麗は無いです。
けれど女心は時には一人歩きする。
わたしは母親である前に女なのです。
愛情までセーブするのは嫌。
二度目の恋をしても・・
走りすぎなければいんじゃないかなぁ・・
そんな気持ちは変ですか?
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こんなに好きでも届かないのかなぁ
あなたは何が一番大切?誰が大切?
せめて貴方まで市外局番無しの電話
せめて貴方まで一時間以内の距離で
呼ばれれば夜でも会える場所に居て
寂しくなったらすぐに泣き顔見せて
とにかくとにかく貴方の傍に居たい
一人で選んで 一人で遠くに行って
わたしはいつも置いてきぼりなのね
疲れちゃった・・だからサヨナラね
22歳の時の詩です
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会いたいなぁ・・って、近頃凄く思う
時を経れば経るほど懐かしさがこみ上げて
想い出ばかりが回りだす
携帯の無かった頃の付き合いは
親の聞き耳から隠れながらの家の電話で
勿論メールなんて無かったころだから
手紙のやりとりも頻繁にした
今でも捨てずに取ってある
時々読み返したりもする
若き頃の想い出に浸りながら
時と遊ぶ私が居る
いつかどこかで会えたなら
お互いどんな表情になるのだろう
彼は懐かしんで笑顔をくれるだろうか
わたしは平静を装って涙をこらえられるだろうか
何だか無性に・・会いたくてたまらない
【Fin】
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【平静・・】
遠い夜空に想いを馳せて
送っても祈っても届かぬ夢
あなたはわたしだけのあなたじゃない
あなたは自由でなくてはいけないの
そうわかっていても、そうさせてあげたいのに
心の中で生まれた小さな火が
ジェラシーという炎になってわたしを襲う
タスケテタスケテ・・と信号を送る
醜い女にさせないで・・
愛しいきもちだけで満たさせて・・
そんな叫びが飛び出さないように
愛しく 豊かな心でいられますように・・
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1/2の神話
眠れないのに夢を見る
眠れないから見れる夢
どちらも欲しいどちらも大切・・・
眠れる日々を取ったなら 今見る夢は消え行きます
今見る夢を取ったなら 私は一生眠れません
どちらが望み? どちらを取るの?
二つの狭間で揺れています
二分の一の真話です・・二分の一の神話です・・
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癒し・・
人は悩みがあるから成長する・・
失敗があるから成功を目指す・・
過去は過去・・でも未来のために役立ってます
辛い過去も・・悲しい過去も・・寂しい過去も・・
そこに愛する人がいればいい思い出として心のアルバムに・・
支えてくれる人がいるなら・・
それ自体が幸せ
それこそが幸せ・・
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わがまま
疲れてて 泣きたくなるよぅな毎日の中で
自由な時間をもらっても・・何していいのか分からないよ
只寂しいだけ・・只切ないだけ
そんなときに君を思い出す
どうしてるかな・・頑張ってるかな
何してるかな・・元気でいるかな
気分はどうかな・・病んでないかな
携帯を手にしてメッセージを打つ
・・・でも送信ボタンが凄く重い
送っていいのかな
忙しくないかな
うるさくないかな
今じゃなくても
愛しているから気遣うんだ
大切だから気になるんだ・・
メッセージは宙に浮く
心が痛い・・心が・・痛い
君がいつも自由ならいいのに
いつもわたしを思ってくれたら・・寂しくないのに
それを問うのが怖いんだ
確かめるのが・・怖いんだ
同じように・・愛してくれないかな?
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寂しくて 眠れぬ夜のお供にと
想い出ひとつ 抱きしめる
抱き寄せて 自ら綴る愛の歌
抱えきれない 恋心見せ
夢見てる あなたの優しさ一人占め
いいでしょ?だって夢だもの
笑顔にも 心のうちは見せないで
愛情無情と誰が言う・・
未完成 あなたの人生それに尽き
目指す心に曇り空
出来るから 諦めないで活きてよね
見据える未来に望みあり
あなたへの想いいっぱい届けたら
今度は見守る 勇気が欲しい
待ちわびて 信じて愛して恋心
あなただから・・優しくなれる・・
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寂しい心
いつもいつも寂しさとトモダチで
みんなみんな上辺だけのやさしさか
わたしはずっと独りぼっちなのか?
寂しげな心は、寂しげな人を好む
寂しさから離れたければ人を愛しなさい
悲しさを哀しみにしか変えられない心など捨てなさい
愛して欲しければ愛しなさい・・
無条件で・・愛しなさい・・
本当に愛する人には・・笑っていて欲しい
心から愛していたら・・元気が一番・・
殻に閉じこもるのではなく殻を封じ込めなさい
空の心に 命を吹き込みなさい・・
生きるのよ・・活きるのよ・・活かすのよ・・
それはわたししか出来ない・・
わたしがしなければいけない脱皮・・
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女性はシーツのようなもの・・
恋愛小説家の藤田宣永(よしなが)さんが女性をこう表現しています。
例えばシーツの上に、ある男性が乗ればその男性の形になる。
自由に自分の形に出来ても、そのシーツを手で破ることは困難なのだ。
恋をして染まることはしても、自分というものはしっかり持っている。
まぁ可愛くしたたかだと・・言っているのでしょうか?
チョッと気になることばですねー。
共感するところもありました。
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【呪 縛】
永い間包まれてきた
硬い固い堅い難い守りの殻
守られて 甘やかされたわたしの心は
意思を持たない人形の様・・
人形は傷つかない・・心が無いから
人形は動かない・・動かしてもらえるから・・
守られて守られて・・
そしていつしかわたしは意志を握りつぶした
受け身でいい・・待ってればいい・・
黙っていれば 悪いことなど起こらないのだから・・
それがわたしの呪縛・・
受けてきた呪縛・・
今、壁に当たり進めない自分がもどかしい
何も出来ない・・いえ 出来ないのではない
やろうとしないだけ・・殻を破って
呪縛を解いて・・意思を持つのが怖いだけ
勇気が好きだと、元気が欲しいと・・
口でいうのは簡単だ・・
出来ないで居る自分を捨てなさい
勇気を手に入れるの・・
元気は心でなるものなの!
愛も手に入れるの・・
欲しかったすべてを・・手に入れるの!
欲張れば欲張るほど奮起する
もっともっと欲しがればいい・・
もっともっと愛すればいい・・
変わるのよ・・
変わるのよ・・
変わりたいの・・
だから呪縛を解いて・・
・・・・
変わるのよ・・・
(2003年9月)