*juvenile delinquency*

 *×××









ねぇ、どうしたら爪がもっと早く伸びる?


僕は深爪なんだ。
もっと綺麗な爪になりたい。




どうし君はそんなに綺麗なの?
 どうして?





君の爪をひとつ剥いで 僕におくれよ。
 真っ赤なネイルを僕にもつけて。




君の目から流れ落ちる涙はどうしてそんなに綺麗なの?
 君の目が輝いて見える。

僕の目は冷酷なんだ。
何でも見透かしてしまいそうな目なんだ。



君の目玉をひとつ千切って 僕におくれよ。
 そうしたら綺麗な涙を流せるだろう。








君を愛してる。
 だから、その心も魂も僕に少し分けてくれ。
 僕に君の血を流してくれ。



ねぇ、どうして君はそんなに怯えているの?
 僕が怖い?

僕は君を愛しているよ。
嗚呼、そうか。
 君も僕を愛しているんだね。
 だからそんな目で僕を見るのだろう。


君が愛しい。



僕が誰だって関係ないだろう。
 僕らは愛し合っているんだから。


君の所有物を全て僕の元へ。
 僕の鉄臭い匂いを付けてあげる。




僕は君を永遠に愛しているよ。











最期に君が片目から涙を流して僕に聞いた事。

 「 貴方は 誰? 」








僕?

 僕は×××。


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