天地の理　－　蓮華天珠の守　－

魂の記憶　－　わたしの過去世・娘への思い　前編　－

私は　白い雲に包まれて過去世へと退行した・・

セラピストが指を　パチン　と　ならすと

次の瞬間、熱い太陽が見えた・・

『熱い・・・。』　

・・・思わず声が出た。

『足のほうを見て下さい。どんなものを履いていますか？』

・・・セラピストが言った。

足は見えない・・（？）

・・足は水の中にあった。

ちょうど水面に顔を出したところのようだった。

セラピストの誘導で

陸にあがってみる。

青い海と砂浜・・

砂浜の奥にはジャングルが広がっている。

南国・・？

ここはどこだろう？

いつの時代なのだろう？

東南アジア・・・浅黒い顔？

『男だ・・・。』

どんな服、、？いや、布のようなものを腰に巻いているだけだ・・

顔を見てみる・・

・・非常に野生味溢れる顔・・・

・・これって、原始人なの・・・？　毛深いなぁ・・。

・・失礼だけど、ホームレスのおじさんみたいな感じだった。

『だれか周りに人はいますか？』

おそらく、母娘（？）が・・。

『よく顔を見てください。誰だか分かりますか？』

目の前にいるのは

幼い女の子（4～5歳？）とその母親・・？

幼い女の子を見つめると

とても懐かしくて涙が溢れてきた・・

今生の娘だ・・、、私はそう、確信した。

『懐かしい・・、懐かしい・・　とても、、とても、、』

・・そうか、過去世　の　自分は　この娘　の　父親　だったんだ・・・

その娘の母親は・・

今生の義母だ・・、今生の主人の母親だ・・

そして、過去世　の　自分の　妻　・・・

『それでは、この過去世の重要な場面まで行ってください。』

・・と、セラピストが話を先へ進めた。

すると、次に見えたのは

とても恐ろしい光景・・

洪水・・・？

いや、津波だ！！

みるみるうちに、人が呑まれていく・・・

娘も妻も波にさらわれていく・・

絶対に助けたかった・・

叫んでいる自分・・

しかし、助けてあげることはできなかった・・

自然の脅威・・・、自分はあまりにも無力だった・・

ひとり、自分だけが、生き残ってしまった・・・

涙は止まらない・・あとから、あとから流れ出てくる・・

催眠中、声を出して泣いてしまった。

けれど、後悔の念が・・激しい感情が止まらない・・

自分を責め続け・・

狂ったようにジャングルをさまよい続ける・・

『とても、苦しい・・ふらふらだ・・。』

・・最期は熱病で倒れ、そのまま、亡くなってしまったようだった・・。

『この過去世において学んだことは何ですか？』

・・セラピストが私に質問する・・

私は家庭というものをきちんと理解していなかった。

妻と私、　私と娘、　妻と娘、　そして、家族３人のつながり・・

自分は食べ物さえ、狩りをして調達してくれば

あとは自分の好きなことをしてきた。

別に娘にかまうわけでもなく

ましてや、妻の母親としての立場なんか考えたことも全く無かった。

仕事（家事）をこなし、娘の面倒をとてもよくみていた妻。

それを当たり前に思っていた自分・・

・・そうか、私は　妻として、母親として、やっていかなければいけない・・・。

家事をやり、子育てをする。

さらに、”夫、父親、だった、自分は仕事のみ”　と　考えていたから

仕事も持ち、

今生では　それを　全部　同時に　こなさなければ　いけないんだ・・・

きっと・・。

それって、課題なのか・・・・。

そう、理解した。

以上が、私が　７年位前に　初めて体験した　ヒプノセラピー　だ。

セラピストの方は全くの初対面で都内のＫ子さん　という　女性　だ。

そういえば、この過去世って

多分、ブログに書いた、あの　クレア・ボヤンス体験　で　言われた、　

沢山の死体に出くわした過去世

なんだな、、きっと。

このセラピーから大分たった　一昨年の夏・・

娘と二人で海外へ行った。

場所はシンガポールから高速フェリーで３０分くらいの

マレーシア　の　デサル　と　いうところ。

このとき、娘と私は　宿泊した　ホテル　で

民族衣装を借りて写真を撮った。

・・このときの娘は

とてもとても可愛らしかった。

もともと、タイ人風にお顔が濃いのだけれど、

特別、似合っていた。

・・その姿を見て涙を流す母・・。なんで、こんなに泣けるんだろう？

『日本人に見えないね』って、笑い泣きしながら言ったら、（←簡単な英会話）

着替えを手伝ってくれた　現地　の　方も

『ホントだ、マレーシアの女の子みたい・・』って言ってた。

・・7年前のヒプノ体験を思い出す。

・・もしかして、この辺りなのかな・・・

この夜は川辺でボートに乗って

沢山の蛍を見た。とても癒されました・・・。

この年の終わりに　あの　スマトラ沖地震　・・

津波が襲った・・。

つづく・・・

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