あまあまの館

あまあまの館



新しい情報が入った、彼は喜んで私の元に飛んできた。
それから沈んだ声で今日この町を出ると言った。
「そうか」
私は短くこたえる。
出発の時間を聞けば、もう時間ぎりぎりだ。
すぐにでもここを出て情報地へ行きたいのだろう。
「必ず駅に行く、さあ用意があるのだろう?」
私は平然なふりをする。
「あぁ・・・アルも待ってるし・・じゃあ後でな」
彼が去った後、ホークアイ中尉に一言つげ駅へと向かう。
まだ少し時間はある、私はゆっくりと歩いた。
本当は彼に行ってほしくはない。
一度出ればここに来るのはいつになるか分からないのだから。
抱きしめて引き止めたい。
ずっとここにいてほしい・・・と。
私は首を振る。
決して伝えられない言葉。
言えば彼を苦しめることになるだろう。
それだけはしたくない。
私は彼の思いの邪魔をしたくない。
「大佐ーー!!こっちこっち!」
どうやら知らぬ間に駅へとついたようだ。
「すまない・・遅れた」
「いや、オレも今来たんだ!!」
彼が私に向かって笑いかける。
どこか寂しそうに感じるのは私の思いこみだろうか。
「アルは先に座ってる・・・・時間あんまりないんだ。急な話しなのに
ありがとな・・・大佐」
「君のための時間を私はおしまないよ」
いつもと同じようにする会話。
時間が経つのがとても早い気がする。
「じゃあ・・・そろそろ・・行くな・・・」
「ああ・・・・気をつけてな」
私は彼が心配しないように笑顔でこたえる。
彼を不安な気持ちにはさせたくない。
今はまだ・・・私はこの気持ちにかたく鍵をかけよう。
「行って来い、2人で無事帰って来てくれよ」
「・・・行ってきます!!」
列車に乗った彼が見えなくなるまで私は笑って手を振った。
彼と弟が元の姿に戻るまで。
その時まで、私は君を笑顔で見送ることを誓おう。
君がすべてをなしとげた時、私はこの気持ちを伝えよう。
『ずっと傍にいてほしい』・・・と。


エドサイドも読んでみる


あとがき
めずらしくちょっとシリアス(?)にしてみました。バカップルですが一応
遠距離恋愛なので、こんなの書いてみたのですが。大佐だけだと片思いみたいで
かわいそう(笑)なのでエドも書くことにしました。読んでやろう!とおっしゃる方は上のエドサイド~をクリックしてください。


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