★Rick★のアメリカ生活

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Barbaraとの出会い


横須賀では、ベースの中にある託児所や自宅で子供を預かる人(ホームプロバイダー)に時間制で預けることができた。もちろん働く主婦のためにフルタイムで預けることもできるけどね。ここのベースにも託児所やホームプロバイダーはいるけれど、フルタイムのみで時間制で預けることはできないと判明。とってもショック!!私は専業主婦だから、フルタイムでKenを預ける必要もないし、また料金も高いので預けられない。1週間、120ドルから150ドルぐらいするんだよ。

 家も決まり、年が明けて、私たちは本格的にベース内のベビーシッターやオフベースのホームプロバイダーや託児所などを探すことにした。
 でも、何も手段がない。どうやって探せばいいんだろう・・・旦那は職場の人にいろいろ聞いたりしていたみたいだけど、みんな口を揃えて言う事は、「そんなに必要なら、必要なときに言ってくれれば見ててあげるわよ。」
 うーん、ちょっと違うんだなー。私は、平日昼間に、スーパーに行ったり、買い物に行ったり、ジムや習い事などなど、そういうときに預けたいんだけど・・・また夜や週末に旦那と食事に行ったり、映画を見たり、とそんな時にも預けたい。アメリカでは普通に行われてることなので、ベビーシッターは日本より見つけやすいと思っていたけど。なかなか見つけられないのよね。

 そんな時、アパートのメールボックスのところにベビーシッターの張り紙を発見!!私はさっそく電話番号を旦那に渡し、電話してもらった。旦那の感覚では、ベビーシッターは1時間4ドルか5ドルぐらい。しかーし!!予想をはるかに超え、1時間7ドルと言われた・・・・またまたショック・・・・私よりも旦那の方がショックが大きかったみたい。

 そうこうしているうちに、私は、インターネットで探せるかも!と思って探して見た。ベビーシッターのサイトは結構あって、郵便番号から近くのベビーシッターを探せるようにもなっていたのだけれど、やっぱりここは小さな田舎町。これも失敗に終わっちゃった。

 あるとき、メル友に「Yellow Page(電話帳)にたくさん載っている」と聞いて、でもYellow Pageってどうやって手に入れるんだろう・・・と思っているところにYellow Pageがアパートに届いた。早速見てみると、すごい!!いっぱい載ってる!!私はいろいろ見ながら考えた。

 やっぱり、託児所に時間制で預けられないなら、託児所に週3回とかフルタイムとかで預けるよりはプレスクールに通わせたいな、と思うようになってきた。ここアメリカでは幼稚園は5歳からで義務教育。その前に通える学校、プレスクールがある。プレスクールは、通常オムツの取れた3歳からっていうところが多いと聞いたけど、中には2歳から通えるところもあるらしい。
 私はまず、ベースに近いところの託児所やプレスクールを探して、3,4個ピックアップ。そして旦那が電話。やっぱり、託児所はフルタイムのところばかり・・・・週3回のコースがあるところもあったけど、料金はやっぱり高かったなー。結局、ベースからはちょっと遠いけど、0歳から受け入れ可能なプレスクールと、ベース近くの教会にある2歳から受け入れ可能なプレスクールを見つけた。早速私たちは、見学に。

 まずは教会から。
 教会のプレスクールは、料金も手ごろで、午前のみ、半日、1日とかいろいろ細かくコースが分かれていた。最初は、私も旦那もあまりいいイメージは無かったけれど、実際に見学して、すぐに気に入った。想像していた以上にきれいだったし、先生たちもいい感じ!旦那も私も、もう通わせる気満々。
 でも、2歳から可能だけど、トイレトレーニングは済んでいないとダメ。(トレーニングパンツは穿いていてもいいとのこと)ということで、私たちはトイレトレーニングを開始した。
 もう一つの少しベースから遠いところは、一応見学に行くつもりだったけれど、場所が今ひとつ分からず、見つけられなかったし、旦那ももう教会が気に入ってしまったので、探す気なし。ということで見学には行かなかった。

 それでも、やぱり今、預けられるところも必要。プレスクールが始まるまで、始まってもたまに夜や週末に預けられるところがやっぱり欲しい。

 同じ頃、メールボックスにフリーペーパーが入っていた。見てみると、売ります・買いますなどの情報や求人情報などなどがたくさん載っていた。その中に、ホームプロバイダーの欄も。そこにBarbara’s child care、平日、休日、低料金と書かれてあった。早速、旦那に電話してもらったら、1時間3ドル50セントで、昼間でも夜でも休日でもいつでも受け入れ可能とのこと。まさに私たちが探していた人!!でも、正直、不安もあった。そんな調子のいいことがあるのだろうか・・・安いし、フリーペーパーだし・・・・とりあえず、見学に行ってみることにした。

 なんと!!とーってもいい人。話し方もとっても穏やか。
 以前は、わりと大きく託児所を経営していて、17年のキャリアがある。体調を崩したか何かで、一時、託児所はクローズしたらしいのだけれど、今度は自宅で細々と(?)また子供を預かろうと思って、フリーペーパーに載せたらしい。だから、なんとKenが第1号!!
 私も旦那も即気に入って、旦那はその日の夜に早速預けたいと言い出した。私は、慣れるまで最初は1時間だけ預けてだんだん時間を長くしていった方がいいんじゃないの?と思ったんだけれど、Barbaraは、子供の扱いには自信がるから泣いたとしてもきちんとなだめることができるから大丈夫よ!なんて言ってくれた。だから、初日から夜6時から12時まで6時間も預けた。私たちの心配をよそに、Kenはとても心地よい6時間を過ごせたよう。横須賀では必ず泣いていて、泣き止まないと電話がかかってきたりもしたのに。
 成長したせいもあるのかもしれないけど、でもきっとBarbaraとの波長が合ったんだと思う。

 その後も週末にはKenをBarbaraのところに預けているけれど、やっぱりBarbaraは心からの子供好きって感じがする。いつもKenを迎えに行くと、たくさんの子供たちがBarbaraの家に集まっている。近所の子や親戚の子たちが。
 KenにもBarbaraの子供好きが伝わって、一緒に過ごす時間が心地よいのだと思う。本当にいい人と出会えてよかった。

 アメリカには、ホームプロバイダーの資格をとって子供を預かっている人がたくさんいる。Barbaraのように本当に子供好きの人もいれば、収入がいいのでそのためだけにやっている人もいる。そんな中で、本当に子供にあったプロバイダーを見つけるのは難しいと誰もが口を揃えて言っているけれど、私たちは、ラッキーだったとつくづく思う。

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