村上春樹さん作品紹介第四弾。
書籍名:国境の南・太陽の西
著者名:村上春樹
出版社:講談社
奥さんが逃げ出す話ばかりが多い彼の作品中、異例の奥さんを裏切るお話です。
ナットキング・コールが歌う「国境の南」をいつも一緒に聞いていた初恋の人
島本さんのことが忘れられない主人公のハジメ。思春期に他の女性と付き合うも
ひどく傷つけるような事件を起こし、東京の大学へ。奥さんと結婚し、高度資本
主義経済社会で店を経営するも、なんとなく気持ちがすっきりしない。
そして島本さんとの再会。
「太陽の西」とはシベリアナヒステリアナという現象のこと。
私はシベリアナヒステリアナのことを良く考えます。
この作品を読むと皆さんも考えてしまうのでは?
「ねじまき鳥クロニクル」と同時にアメリカ滞在中に書かれた作品です。