すいすいフォンデュ

9人だけの「市」

★★★★★★ ★★★★欧州で最も小さな「市」がスイスにある。昔、大司教が住んだ館と城が今も残っている。かつては立派な裁判所もあり、れっきとした市として認められていたという。しかし、中世以来の「市」に住む住民はいまやたったの9人。いまは隣りのハイツェンベルクに所属する町だがスイス最小の自治体であることは間違いない。 スイス西部クール市から南に40キロにあるフュルステナウ(Fürstenau)は、数分で通り抜けられ、その間に全市民に出会うこともできるほどの小ささだ。★★★ ★★★★★
★★★★チャーミングな欧州最小の市 (80 Kbps) / (160 Kbps) シェークスピアのハムレットの舞台にでもなりそうなフュルステナウ。それもそのはず。ドイツ語で公爵を意味するフュルスト(Fürst)が語源となった地名からも伺えるように、フュルステナウは高貴で由緒のある「市」である。フュルステナウが市として公認されたのは、独自の裁判所が作られ、年2度、市場を立てることが認められた1354年という。 ロマンチックさに魅せられた市民  ひとりのジャーナリスト(筆者)が市を訪れたということで、フュルステナウの建築を紹介する公式ガイドを片手に、ハンス・ウェーバーさんがわざわざ家から出てきてくれた。  「世界でもあまり例のない珍しいものです」と美術品の修復を専門とする彼がアトリエで見せてくれたのは、昔の絵画だった。ウェーバーさんは綿棒をアルコールに浸し、絵画の汚れを取り除く。「ここに住むのはとてもロマンチックですよ」と市の歴史にすっかり溶け込んで生活する彼。美術品の修復を生業としているので、特に魅力のある場所だという。ウェーバーさんは現在ホテル兼レストランとなっているかつてのフュルステナウ城の壁に掛かっていたタピストリーの修復も手掛けた。 フュルステナウは小さいが、村ではなく市なのだと語気を強めるのはアンドレアス・カミナーダさん。 小さいものの城とかつての大司教の館があることも誇りの一つだ。 カミナーダさんと彼女のパートナーは城を改造したホテルを経営。 ホテルには古い調度品を新しいデザインで調和させた雰囲気たっぷりの6つの客室がある。 ホテル付きのレストランはグルメの舌を満足させる高級店だ。 ★★★

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